キム・ヘス、チュ・ジフン主演。
金のためなら何でもやるハイエナ弁護士チョン・グムジャと、法曹界のエリートユン・ヒジェとの愛と戦いを描いたリーガルドラマです!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ハイエナ【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全16話
平均視聴率:11.1%
最高視聴率:14.6%
放送年度2020年2月21日から韓国で放送
演出:チャン・テユ
「銭の戦争」
「根の深い木〜世宗大王の誓い〜」
「星から来たあなた」など
脚本:キム・ルリ
「ミステリー刑事」など
【チョン・グムジャ役】キム・ヘス
法律事務所 忠 の弁護士。お金のためなら手段を選ばない。
【ユン・ヒジェ役】チュ・ジフン
ソン&キムのエース弁護士。祖父は前長官、父は現役部長判事、兄も現役判事という法曹界のエリート。
【ソン・ピルジュン役】イ・ギョンヨン
ソン&キム代表弁護士。キム・ビョンフンの長女と結婚し今の地位につく。ヒジェの父親の友人でもある。
【カ・ギヒョク役】チョン・ソクホ
ソン&キム弁護士。ヒジェの同期。
【シン・ユミ役】ファン・ボラ
ヒジェの高校の同級生。ヒジェがグムジャと知り合う切っ掛けを作る。
【イ・ジウン役】オ・ギョンファ
グムジャの有能な秘書。
【プ・ヒョンア役】パク・セジン
ソン&キム弁護士。
【キム・チャンウク役】ヒョン・ボンシク
ソン&キム パートナー弁護士。別名チャート博士。
【ナ・イジュン役】チョン・ジファン
ソン&キム新人弁護士。
【マ・ソック役】ソン・ヨンギュ
ソン&キム パートナー弁護士かつ運営委員の1人。ヒジェと対立している。
【キム・ミンジュ役】キム・ホジョン
ソン&キム代表弁護士。ソン&キムの前身となったキム・ビョンフン法律事務所を設立したキム・ビョフンの次女。
本作は大ヒットドラマ「星から来たあなた」を演出したチャン・テユ監督と、シナリオコンクールで優秀賞を獲得した新人キム・ルリ作家による作品です。
初回から10.3%と高視聴率でスタートした本作は、平均視聴率11.1%、最終回は14.6%という最高視聴率を記録して終了しました。
スポンサーリンク
ハイエナ【韓国ドラマ】あらすじ
運命的な出会いから恋人となったヒソンとエリート弁護士のユン・ヒジェ(チュジフン)。しかし、思わぬことから二人は破局することになります。
この時ヒジェは権力者の離婚問題案件を抱えていたのですが、ある日の法廷でヒソンが相手側の弁護士として登場したのです。
彼女はヒソンではなくチョン・グムジャ(キムヘス)という名の弁護士で、この裁判に勝利するためにヒジェに近付いていたのです。
金のためなら手段を選ばない選ばないチョン・グムジャと、法曹界のエリート ユン・ヒジェとの犬猿の仲はここから始まったのでした!
スポンサーリンク
ハイエナ【韓国ドラマ】みどころ
本作は、規格外の弁護士としてチョン・グムジャと、正統派エリート弁護士ユン・ヒジェとの戦いを描いたリーガルドラマです。
これまでの弁護士を主人公とした韓国ドラマは、最初から最後まで殺人事件を追ったり、主人公二人に関係する過去の事件の真相を探るといったものがほとんどでしたが、本作は「SUITS/スーツ」を代表としたスタイリッシュなリーガルドラマと、財閥支配をはじめとした韓国ならではの要素を取り入れた斬新な内容となっています。
扱う案件は、財閥後継者の離婚問題にはじまり、有名な音楽家と母親との不公平な契約に関する訴訟問題、個人情報保護法違反とブラック企業問題、金持ちの子供の喧嘩の仲裁や、企業買収とカルト教団の裏側にまつわる案件など多岐にわたります。
その他にも、財閥が絡んだ殺人事件やヒロイングムジャの生い立ち、ヒジェの家族がスキャンダルに巻き込まれるエピソードなどもあり、飽きが来ない展開となっています。
そこにグムジャとヒジェの恋愛模様や、キャラクター間のコミカルなやりとりなども加わり、シリアスさとコミカルさのバランスが取れているのも本作の特徴となります。
スポンサーリンク
ハイエナ【韓国ドラマ】感想・評価
よくあるタイプのリーガルドラマかとあまり期待していなかった本作ですが、第1話から予想以上の面白さでした!
はじめはいわゆる「SUITS/スーツ」的なスタイリッシュなドラマのような幕開けだったのですが、途中から「コンフィデンスマンJP」のようなサギ師ドラマのノリになったり、「リーガルハイ」ばりのぶっ飛んだ弁護士が出てきたりとコミカル要素満載になってくるんです。
かと思えばしっかりと韓国ドラマらしい要素もあってと、実にユニークなリーガルドラマに仕上がっていました。
クールに決めてたヒジェがグムジャにまんまと利用されてキャラが崩れていくのは面白いですし、その後きっちりと仕返しするのも笑えます。キム・ヘス演じるヒロインは、ジャージのセットアップにジャケットを合わせるという出で立ちで、そんな格好で弁護士だというのも斬新ですね。
ですが、チュ・ジフンの恋の相手としてはちょっと年上過ぎますし(一回り違う!)、男性目線からのヒロインとしてはあまり魅力は感じませんでした。ただ、グムジャの濃いキャラクターを考えるとキム・ヘスはピッタリで、恋人同士というよりバディのような関係なのも良かったです。
最高の法律事務所のエースであるヒジェに対して、基本助手と二人で対抗しているグムジャが勝つというのは痛快ではありますが、いかんせんグムジャは憎たらしいキャラクターなので、最初は勝ってもあまり嬉しく思えませんでした。
しかし、二人がコンビとして活躍するようになると印象が変わってきて、ヒジェがグムジャの追っかけをするようになるという展開も笑えましたし、子供のような嫉妬を見せるのもコントのようでした。
このようにスタイリッシュ、クール寄りな作品かと思えばそれも変わってきて、キャラクターによってクールにもなればコミカルにもなり、チームプレーの面白さや権力闘争なども適度に描かれていて、終始同じテイストで展開されないのは見飽きることなく魅力的でした。
それにしても、事務所の代表二人が対立しているのも「SUITS/スーツ」とそっくりでしたね。
確かにリーガルドラマとしてはユニークなキャラクターが多く面白いのですが、やっぱりグムジャというキャラクターやそれを演じたキム・ヘスが好みかどうかがネックとなります。
ストーリーや展開は面白くともキャラクターのクセが強すぎるというのは好みが分かれるとこりですかね!
まとめ:「SUITS/スーツ」のようなテイストと、韓国ドラマらしい荒唐無稽さを組み合わせたエンタメ・リーガルドラマ!
弁護士が刑事のような活躍をする犯罪捜査ものとは一線を画した韓国ドラマとしてはユニークな作品。
最後に
韓国のサスペンスは確かに面白いですが、あまりにも殺人事件ばかりを扱った作品が多過ぎて、現状どれもこれも似たり寄ったりになってしまっています。
特にドラマに関してはそこにラブロマンスも加わっていて、作品ごとの違いはキャストだけという程に感じます。
そんな中で本作は、少しアメリカのリーガルドラマ寄りとはいえ独自性があるのが良かったですね!本作の場合は様々なタイプの訴訟を扱っているので、エピソードごとのテイストの違いを楽しむことも出来ました。
二人の弁護士が悪と正義という単純なキャラクター分けがされていないのも良かったです!