デュエル~愛しき者たち~
次世代No.1との呼び声も高い俳優ヤン・セジョンが一人三役を熱演し、実力派俳優チョン・ジェヨンと共演!
クローン人間と人間が繰り広げるヒューマン・サスペンス。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
デュエル【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:デュエル
全16話
平均視聴率:1.72%
最高視聴率:2.2%
放送年度2017年6月から韓国で放送(ケーブルテレビOCN)
演出:イ・ジョンジェ
脚本:キム・ユンジュ
【チャン・ドゥクチョン役】チョン・ジェヨン
刑事課強行犯係の班長。誘拐された娘スヨンを探すため独断行動し、自身も追われる身に。
【イ・ソンジュン/ソンフン役】ヤン・セジョン
記憶を失ったまま犯人として逮捕されるも、ドゥクチョンと共にスヨン探しに協力する。
/スヨンを誘拐した犯人。犯罪を繰り返しソンジュンに罪を着せるクローン人間。
【チェ・ジョヘ役】キム・ジョンウン
冷徹なエリート検事。ドゥクチョンとは因縁があり、逃亡した彼を追跡する。
【リュ・ミレ役】ソ・ウンス
ソンジュ日報の記者でソンジュンの協力者。母の遺品として万能細胞を手にする。
【チャン・スヨン役】イ・ナユン
白血病を患うドゥクチョンの娘。誘拐される。
【イ・ヒョンシク役】ユン・ギョンホ
ドゥクチョンの後輩刑事。ドゥクチョンのサポートをする。
【ナ・スホ役】チェ・ウン
ヒョンシクと共にドゥクチョンを支える後輩刑事。
【ナ・ソンイ役】イ・イェウン
ジョヘに憧れる検察捜査官。警察と合同で捜査を行う中でスホに興味を持つ。
【ク・ボンソク役】イ・ソンウク
ジョヘに忠実な検察捜査官。
【キム・イッコン役】キム・ギドゥ
ミレの先輩記者。ミレに好意を持っているため、ソンジュンらに協力する。
俳優ヤン・セジョンは、新人でありながら一人三役という難役に挑戦し、ベテラン二人にも比毛をとらない存在感を発揮しています。
OST情報
本作のOSTには、ドラマの雰囲気と合ったミステリアスな曲が使われています。
その詳細は不明ですが、ドラマへの没入感を掻き立てるものだと思います。
デュエル【韓国ドラマ】あらすじ
刑事課強行犯係の班長のドゥクチョン(チョンジェヨン)は、白血病を患う娘のスヨン(イナユン)と二人暮らしをしています。
ドゥクチョンは娘の治療費を用立てる代わりに、とある事件の捏造を担当検事であるチェ・ジョヘ(キムジョンウン)に持ちかけられますが、一度は断ります。
しかし、娘を治療する新薬には3億ものお金が必要で、悩んだ末にドゥクチョンは検事の提案を受け入れ、謎めいた事件を終わらせお金を手にしてしまいます。
そのお金により新薬治療がはじまり、スヨンとドゥクチョンは救急車で移動していたのですが、その最中スヨンが誘拐されてしまったのです!
誘拐犯の要求通りに奔走するドゥクチョンでしたが、犯人らしき男ソンジュン(ヤンセジョン)を見つけ捕まえようとした瞬間、その様子を見ている男の顔がソンジュンと瓜二つだと気付き・・・。
デュエル【韓国ドラマ】みどころ
これまでも様々なオリジナリティ溢れるドラマを製作してきたOCNですが、本作ではクローン人間を題材にした新感覚の”追走劇×スリラー”ドラマとなっています!
本作は、ハリウッド大作で題材にされるようなジャンルの作品で、韓国ドラマにしては少数派となる恋愛要素が無いのが特徴です。
それでいてSF、サスペンス、スリラーの要素がありながらもヒューマンドラマであるというのもポイントで、重苦しい展開が続きながらも夢中で見れるのは、誘拐された娘を必死に探す父親の姿が胸を打つからです。
そんな父親役を演じたチョン・ジェヨンの熱演は本作のみどころの一つとなります。
そんなチョンジェヨンと共にドラマの中心にいるのが、2016年にデビューしたばかりの新人とは思えないほどの素晴らしい演技力を見せてくれたヤン・セジョンです。
一人三役という難役をこなし、しかもそれがクローン人間というレアな役どころ。
善と悪、正反対のキャラクターを演じ分けたのはお見事としか言いようがありません。
彼の頑張りようがあってこそ、他の演技派俳優たちの演技力が活かされたのは間違いないでしょう。
ドラマのストーリーや斬新な設定も重要ですが、この二人の熱演があってこそのドラマなので是非とも注目して見てください!
そして、本作の悪役を演じたキム・ジョンウンも、とてもこれが悪役初挑戦とは思えないほどの怖さを披露していて、こちらの怪演からも目が離せません。
前述したように、本作の内容は重苦しい事件やエピソードの連続殺人犯となるのですが、ストーリーはテンポ良く進み、様々な謎も徐々に開示されていく展開になっていて、無駄が削ぎ落とされた潔さもサスペンス好きにはたまらない作品だと思います!
デュエル【韓国ドラマ】感想と評価・評判
このドラマを見る多くの人は、近年人気の若手ヤン・セジョン目当ての方が多いと思いますが、私としては断然チョン・ジェヨン目当てでした!
彼の出演映画のファンであったこともあり、初のドラマ出演作『ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー~』は大いに楽しんだのですが、まさか又すぐにテレビドラマに出演してくれるとは思っていなかったので本作には期待大でした。
テイストとしては『サークル ~繋がった二つの世界~』のような作品であり、韓国ドラマの中でも斬新かつスケールの大きな内容なんです。
ヤン・セジョンの一人三役を演じた演技力にも驚かされましたが、やはりこのドラマを引っ張り、説得力を持たせてくれたのはチョン・ジェヨンの存在が大きく、彼の娘を救いたい気持ちが強く伝わってきたからこそ、ヒューマンドラマとして成立したんだと思います。
分かりやすい構図のサスペンスや、ありきたりのラブコメやメロドラマに飽きた人には、本作のような先が読めない展開の作品をおすすめしたいです。
ただ、人によっては内容が重苦しくて見るのがしんどいと思うかもしれないところもあり、人によってその評価が大きく分かれる作品かもしれません。
ラストはちょっと切ないですが、総体的にはハッピーエンドと呼べるもので、重苦しいまま終わらなくて良かったですね。
まとめ:引き付けられるストーリー、出演陣の抜群の演技力、そしてハラハラドキドキの先の読めない展開に一度ハマると抜け出せません!
ただ、人によっては内容が重いと途中で断念する方もいるようで、好みがハッキリ分かれる作品かもしれません。
最後に
通常の韓国サスペンスだと、警察、検察、弁護士などを中心に、財閥や政治家、司法機関の不正などを描くか、連続殺人犯などを追うドラマが大半ですが、本作はクローン人間が出てくるだけでなく、誘拐や臓器売買なども次々と起こるテンポが良く先が読めない作品でした。
この手のジャンルの作品にはありがちな、中だるみや同じパターンの繰り返しを見せられることもなく、集中力が持続出来る作品でもあります。