コ・ヒョンジョン×クォン・サンウ主演!
韓国初の女性大統領を目指すヒロインと、彼女を支える検事の姿を描くラブロマンスです。
キャスト、視聴率、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.com/より)
レディプレジデント~大物 キャスト・視聴率
原題:大物(テルム)
全30話
平均視聴率:24.4%
最高視聴率:30.3%
放送年度2010年10月から韓国で放送
演出:オ・ジョンロク/キム・チョルギュ
脚本:ファン・ウンギョン/ユ・ドンユン
【ソ・ヘリム役】コ・ヒョンジョン
【ハ・ドヤ役】クォン・サンウ
【カン・テサン役】チャ・インピョ
【チャ・セジン役】イ・スギョン
【チョ・ベホ役】パク・クニョン
【ペク・ソンミン役】イ・スンジェ
【キム・ミョンファン役】チェ・イルファ
【コン・ソンジョ役】イ・ジェヨン
【ソン・ボンシク役】アン・ソクファン
【ハ・ポンド役】イム・ヒョンシク
【ユン・ミョンジャ役】イ・ジュシル
【パク・ドンハ役】キム・ジェビン
【ワン・チュンギ役】チャン・ヨンナム
【キム・ジス役】ソ・ジヨン
【ミン女史役】ソン・オクスク
本作は『ニューハート』『シティーハンター in Seoul』『D-DAY』などのファン・ウンギョン脚本家と、骨太の時代劇を得意とするユ・ドンユン脚本家による共同作品です。
高視聴率を獲得すると共に、2010年のSBS演技大賞では7部門を受賞することになりました。
OST情報
本作のOSTは名曲「Gummy/死んでも愛してる」や、「KCM/Missing You」に、「PSY/My World」、「K.will/The Sun」,「KARA(ギュリ、ジヨン)/My Love」など豪華アーティストが参加したものとなっています。
レディプレジデント~大物~あらすじ
高校生のハ・ドヤ(クォンサンウ)は、ひょんなことからアナウンサー試験を受けに行くソ・ヘリム(コヒョンジョン)と知り合います。
その後、自分が起こした喧嘩の為に父が地元の議員から屈辱的な仕打ちをされ、彼らを見返すためにもこれまでの不良を卒業し検事を目指すことになります。
10年後、一方のヘリムはアナウンサーとなり結婚もし子供も授かりと幸せな日々を送っていましたが、夫が取材先のアフガニスタンにおいてテロリストに拉致され、帰らぬ人となってしまうのです。
このことで国に対して酷く失望したヘリムでしたが、放送局でも助けてもらえず、その上解雇されてしまいます。
故郷に帰って来たヘリムは、そこへ左遷されて来たドヤと再会することになり・・・。
レディプレジデント~大物~みどころ
二人が出会ったのは独身の時ですが、ほんの僅かの時間だけ。
それでも印象に残っていて長らく想っていたハ・ドヤは苦労の末検事となります。
ソ・ヘリムはアナウンサーになり、結婚し、旦那と死別し、”普通のおばさん”となった年上のヒロインです。
韓国の恋愛ドラマにありがちな初恋相手(ドヤにとっては初恋っぽいですが)同士の話ではなく、子持ちの未亡人との話というのが新しいですね!
ヘリムの方はドヤのことを弟のようにしか思っておらず、子持ちであるということもあり当初はまったく恋愛対象だと考えてもなく、それでも何かとヘリムを支えるドヤの姿は見ていて微笑ましく、そしてなかなか進展しない関係にもやきもきさせられます。
そんなロマンチックなラブストーリーもありつつ、紆余曲折を経て政治家となるヘリムと、熱血検事となりヘリムと共に悪と戦うドラマチックな成長物語もありと、政治を描きながらも非常にエンターテインメント性の高い作品となっています。
魅力的な脇役も敵味方含めて多く登場し、当初敵対していた相手がヘリムの味方になってくれたり、長年邪魔し続けたりと、人間ドラマとしてもみどころ一杯の作品なんです。
このドラマは、笑い、涙、アクション、ロマンスもあり、政治家としてどんどん活躍していく展開も痛快で、政治に興味がなくとも誰でも楽しめるドラマになっていると思います!
レディプレジデント~大物~感想と評価・評判
ミニシリーズよりは長い話数に政治ドラマというジャンルで、キャスト的にもあまり惹かれるものが無かったのですが、一話目からの想像以上に劇的な展開にすぐに夢中になってしまいました。
恋愛ドラマとしては、年下の熱血君が長年一途に思いを寄せてくれ、女性目線で見ると羨ましい限りでしょうし、そんなドヤの姿は男から見てもカッコいいもの。
なかなか二人の仲は進展はしませんが、深くて強い結び付きが感じられ濃密なものとなっています。
政治ドラマとしては、ヘリムが政治家になることを目指すきっかけや、それを利用とする政治家たち、ヘリムのことをよく思わない人たちとの対立などを描き、ドヤやその他の人たちに助けられながら政治家となり、そして成長していく過程がとてもドラマチック。
政治のことを何も知らない”普通のおばさん”がその世界に飛び込むドラマなので、難しい知識がなくても十分楽しめる内容になっていますし、政治の現状や韓国という国の問題なども描かれていて勉強にもなるんです!
憎たらしい悪役や、その腰巾着、敵か味方か分からないライバルだったり、最初は対立してたのにのちに心強い見方となるキャラなどもいて、良い悪い含めて登場人物がみんな魅力的なのも嬉しいですね。
最後に
あくまでもドラマであるので、こんな劇的な過程を経て政治家になった人などいないでしょうし、正義感を持って政治の世界に入ったとしてもその中で埋もれていくのが普通なのかもしれません。
そんな悲しい現実があるからこそ、こういう夢物語が作られ多くの人に受け入れられたんだと思います!
今の政治や政治家に対しての皮肉でもあり、こんなリーダーが登場して欲しいという国民の願望を描いたのかもしれませんね!