今や演技ドルなくして韓国ドラマは語れません。
以前は、作品の話題に起用されたり、若手が多く出演する作品の中の一人、といった扱いだったようですし、視聴者も俳優とアイドルとは分けるべきだと思っていたそうなんです。
しかし、今や演技力も備えた上でアイドルとしてデビューする人が殆どの為、ドラマを見て存在を知り、いい俳優だなぁと思っていたら実は本業はアイドルと知り驚く!なんてことも普通になってきました。
私自身も普段はK-POPを聴かないのですが、ドラマを見てからファンになり、その人が所属するグループの音楽を聴いてみるなんてことも出てきました。
ということで今回は、演技ドルと呼ばれたり、かつてはアイドルとして活躍し女優に転身した方の中から、個人的に印象的だった方をピックアップしてみました。
演技力がすごいアイドル
ヘリ(Girl’s Day)
今や映画の主演やドラマでもヒロインを務めていますが、女優として注目されるようになったのはドラマ『応答せよ1988』からです。
このドラマで見せた、おバカだけど愛嬌があって感情表現も豊かな役は、アイドルとは思えない変顔を見せたり、演技とは思えない泣きっぷりや、激しいケンカに抜群の笑顔を見せ高い評価を得ました。
出演した俳優が皆大ブレイクしましたが、このドラマの大ヒットはヘリの功績が高いと思います。
チョン・ウンジ(Apink)
現役アイドルの中で演技力の高い女優を選ぶとするならこの人の名前がまず挙がるでしょう。
ヘリが注目されることになった応答せよシリーズの一作目『応答せよ1997』のヒロインに抜擢され、ドラマ自体もケーブル作品としては異例の人気と評価を得ました。
とある調査では最高の演技派アイドルとして2位と圧倒的大差をつけて1位を獲得しています。
『トロットの恋人』では歌唱力も発揮し、歌って踊って演技も出来ることを証明しました。
ユイ(元AFTERSCHOOL)
既にアイドルとしてより女優としてのイメージの方が強いユイは、もはや演技ドルと呼ぶのは失礼な位かもしれません。
それほどに女優歴も長く、出演本数も多いですし、出演作品にも恵まれているんです。
アイドルらしい美人で明るいの役柄も演じていましたが、近年はクールな役から不幸な役、未婚の妊婦にシングルマザーなどといった普通アイドルがやらなそうな役まで見事に演じ、それゆえ女優イメージの方が強いんだと思います。
IU アイユー(イ・ジウン)
この人をアイドルと呼んでいいのかどうかは微妙ですが、ソロ歌手としてアイドル的な人気があるのは確かです。
15歳でデビューした彼女は、歌唱力の評価は勿論のこと、女優としても才能を発揮しています。
出演本数は多くないのですが、話題作に出演し地味なキャラからクールなキャラまで色んな顔を見せてくれています。
作品の評価や視聴率が低いと演技が議論されたりしていますが、それは自身のイメージと役柄が合うかどうかというのもあると思います。
今後、代表作となる作品に巡りあえば、評価は更にあがるんじゃないでしょうか。
ぺ・スジ(元Miss A)
演技初挑戦時の演技力は、チョン・ウンジと比べると拙いものでしたが、作品ごとに着実に成長していくのを見られるという楽しさがありました。
それは演技に対する変な先入観が無かった為、吸収が早いとキム・スヒョンも評価しています。
実際、映画『建築学概論』の演技は高い評価を得ることになります。
他の演技ドルと比べると演技力はまだまだかもしれませんが、人を引き付ける魅力やカリスマ性は抜群なので、今後の更なる進化に期待したいですね。
ソリョン(AOA)
セクシーさが売りのグループにおいて、ソリョンは演技担当であり、モデルとしても活動しています。
デビューしてすぐに演技活動もスタートし、可愛い女子高生から吸血鬼まで演じ、K-POPに詳しくない人はアイドルだと知らない人もいるようです。
アクション映画にも出演し、演技ドルとして確実にキャリアを積んでいます。
このまま年を重ねていけば演技の幅も更に広がることでしょう。
ハン・スンヨン(元KARA)
日本ではKARAとしての可愛らしいイメージが強いですが、女優としては感情を爆発させる系の演技を見せてくれています。
それが発揮されているのが『青春時代』シリーズです。
作中でも可愛らしい役柄なんですが、男に依存しDVをされてもすがり付くという強烈なキャラを見事に演じて、これまでのアイドルイメージを払拭してくれました。
他にも、時代劇での悪役は予想以上に似合っていて、これもまた彼女の女優イメージを高めたと思います。
リュ・ファヨン(元T-ARA)
作品においてセクシーなキャラクターを演じることが多いようですが、メインキャストではなくても強い印象を残すタイプの女優さんです。
見た目そのままの役のこともあれば、明るさの裏に悲しみを悲しみを抱えた複雑な役や、クールで知的な役までと、他の演技ドルとは一線を画するキャラクターを演じられるのが魅力です。
因みにファヨンは双子で、姉のヒョヨンも元アイドル(男女共学&5dolls)の女優さんです。
実は元アイドル
ファン・ジョンウム(元Sugar)
グループは2004年に脱退しているので、殆どの人がアイドルというイメージがないかもしれません。
ファンジョンウムのイメージは、ラブコメで見せるコミカルな演技と、美女がするとは思えないほどの強烈な顔芸!
勿論シリアスな作品においてクールな役柄も演じるのですが、それも何の違和感もなくハマり、コメディエンヌとしても最高というのが凄いですよね。
美人な役柄ばかりでなく、ブサイクな役も躊躇なくこなすのも好感が持てます。
因みにこのグループには、同じく女優に転身したパク・スジンも所属していました。
ソ・ヒョンジン(元M.I.L.K)
30代の女優さんで、調べてみたら実は元アイドル!ということがよくありますが、この方のそんな中の一人ではないでしょうか。
10年以上前に女優に転身した為、アイドルのイメージが無いのも仕方ないですよね。
地味なヒロインから悪女、時代劇から食事系ドラマまでと作品を選ばない演技派で、近年の主演作は軒並みヒットしています。
20代にもヒット作や話題作に出演してはいましたが、30代になってからの方が絶好調のように思えます。
オ・ヨンソ(元LUV)
グループ自体が短命だったこともあり、この人が元アイドルだとはほとんど知られていないかもしれません。
そもそも日本ではグループ自体を知らないかもしれませんね。
そして、女優としてもなかなか日の目を見ず、長い間無名女優だったそうです。
しかし、『童顔美女』や『棚ぼたのあなた』で注目を集め、それ以降は人気女優の仲間入りを果たします。
美貌を活かしたクールな役から、そんな見た目からのギャップを活かしたコミカルなものまでと、モデル体型からは想像もつかない個性的なキャラを演じられるのが魅力です。
チョン・リョウォン(元Chakra)
グループ脱退後、女優として活躍してきたチョンリョウォンは、『私の名前はキム・サムスン』で一気に知られることになりました。
その後も数々の作品で主演し、ドラマのみならず映画にも多く出演する演技派女優です。
清純派のお嬢様や毒舌で個性的なヒロイン、難病を抱えていたり、引きこもりの役など、演じてきた役柄はかなり幅広いですね。
それでいてモデルとしても活躍していて、そのイメージはカッコいい女性なんです!
これといった固定イメージが無いのは、女優としては素晴らしいことだと思います。
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