ユー・レイズ・ミー・アップ【韓国ドラマ】キャスト・感想は面白い?

 

韓国ドラマユーレイズミーアップ

ユン・シユン、EXIDのハニ、パク・ギウン共演によるオリジナルウェブドラマ。

公務員を目指す30代の就職浪人生が医師となった初恋の相手と再会し、かつての自信を取り戻し成長していく様を描いた愛と癒やしのドラマ!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

ユー・レイズ・ミー・アップキャスト一覧

ABEMA全8話

放送期間:2021.8.31〜韓国で配信スタート

演出:キム・ジャンハン
「ブラームスが好きですか」など

脚本:モ・ジヘ

【ト・ヨンシク役】ユン・シユン
公務員を目指す6年目の就職浪人生。

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【イ・ルダ役】アン・ヒヨン(EXIDハニ)
泌尿器科医。

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【ト・ジヒョク役】パク・ギウン
精神科医。ルダの彼氏。

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【ジェニファー(キム兵長)役】キム・ソルジン
占い師。ヨンシクの友人。

 

【チャン院長役】チェ・デフン
ルダとジヒョクの先輩医師。

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【イ・ルリ役】イ・ジウォン
ルダの妹。

 

韓国の動画配信サービスwavveのオリジナルウェブドラマです。

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ユー・レイズ・ミー・アップあらすじ

公務員試験に挑むも落ち続け、現在就職浪人6年目となるド・ヨンシク(ユンシユン)。

高校時代は優秀で将来も有望視されていたヨンシクだが、現在は心を病み卑屈な考え方ばかりするようになっていた。

一方、泌尿器科医のイ・ルダ(EXIDハニ)はイケメンで裕福な精神科医ド・ジヒョク(パクギウン)と付き合っているものの、ジヒョクの傲慢な言動に嫌気が差し別れを決意することに。

そんなある日、ヨンシクは自分がEDであると気づき、勇気を出して泌尿器科を訪ねる。

すると、自分を担当する医師が高校時代の初恋相手ルダだったのだ。

まさかの場所での再会に驚き逃げ出してしまったヨンシクだが・・・。

 

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ユー・レイズ・ミー・アップみどころ

大人になり初恋の相手と再会した就職浪人生の恋と成長を描いた作品。

EDであることに悩み落ち込んだ主人公が泌尿器科を訪ねると、そこで出会ったのは医師となった初恋の相手だった!?

まるでコントのような設定の本作ですが、序盤こそコミカルなところもあるもののメインとなるのは笑いやお色気ではなく再起と成長のドラマ!

かつては優秀だった主人公は、度重なる不幸により心を病み自信を失ってしまいます。

そして心を落ち着かせるためのピンク色のアイテムが必要不可欠となり、周りからは好奇の目で見られるようになってしまうんです。

そんな、私達の身の回りでも起こりうる病気を描くことで、見るものの共感を集め主人公を応援したくなる。そんなメッセージ性と癒しのドラマになっています。

韓国ドラマとしては珍しい情けない男が主人公というのが特徴の作品で、そんな主人公の再起を信じるヒロインと主人公の優しさを知る親友の協力により、どのようにしてかつての輝きを取り戻すのか?

そしてヒロインは、裕福でイケメンだけど自信過剰なところが鼻につく恋人と、現在は病に苦しんでいるものの心の優しい主人公のどちらを選ぶのか!?

 

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ユー・レイズ・ミー・アップ感想・評価

韓国ドラマとしてはかなり挑戦的なテーマを扱った作品。

心に傷を持った主人公というのはいくらでもいますが、本作の主人公のように弱さがダダ漏れな人物はなかなかいませんし、そんなタイプを主人公にしようと決めたのもかなり珍しいと思いますね!

うだつの上がらない男と優秀なヒロインという関係性は一昔前はよくある設定でしたが、近年はハイスペックな男と貧しいヒロインという設定がテンプレート化していることもあり新鮮に映りましたね。

主人公が元カノとのトラウマや自分への自信のなさから心因性のEDになったというのも珍しい設定ですし、現実問題としてはありえることとはいえデリケートな問題をロマンスもので扱うのは珍しいですよね!

とはいえ、初恋の相手との再会という定番の設定や、かつては人気者だった人物が家庭の問題や様々な要因から落ちぶれてしまったというキャラクターはよくあるものなので、あまりシリアスに寄りすぎていません。

ですが、主人公のキャラクターがキャラクターだけに序盤は本当に辛気臭く、それをコミカルにするのではなく見ていていたたまれなくなるように描いているのはどうなのかと最初は義門に感じていました。

最初から最後まで泣いてばかりいますからね!

学生時代は優秀だったのに社会に出ると成功せずにくすぶっているという人はたまにいますが、その中でもトップクラスにイケてないのが本作の主人公。

男性目線から見ると主人公に対して情けないと思う反面どこか同情してしまうところもあり、序盤ヒロインの態度には腹が立ちました。

とはいえ、主人公との昔を思い出してドキドキしたり、治療の為にセクシーアピールしようとするヒロインは面白かったんですけど。

ヒロインの恋人である精神科医はイヤミな自信家で、最初はヒロインに対しても態度がデカく、ステキなディナーとプレゼントさえ渡しておけば彼女は喜ぶと勘違いしているような男でした。

ところがヒロインの初恋の相手である主人公が現れたことで急に態度を変えアピールをしだす。

患者である主人公よりもヒロインとの関係を優先したり、嫉妬からか医師失格な発言を何度もしてるのにも呆れてしまいました。

それにしても初恋相手との再会場所が泌尿器科の施術室で、しかも患者と医師という立場でとは!?

再会の場面史上一番気まずいかもしれません!

その上、初恋相手の彼氏である精神科医が担当医となり二人して主人公を診ることになるんですから、私なら絶対逃げてしまう状況です!!

そんなコントのような面白設定のドラマなんですが、思ったほどコミカルな演出はされておらず、ロマンスと医療ドラマ、そしてヒーリングドラマが合わさった「大丈夫、愛だ」系のドラマになっていて、感動する要素も多分に含まれています。

しかし、序盤の主人公の姿にはイライラさせられ、精神的な病気があるとはいえあまりにもネガティブすぎたり、冷静に対応できないことから更に荒立てたりすることが多く、なかなかロマンスの相手役には思えませんでした。

韓国ドラマの特徴とはいえ過剰過ぎる演出も多く、例えば主人公がピンク好きなのを不審がるとか、見た目や行動で勝手に人物像を作り上げるとか、そういったものが重なって犯人扱いするだとか(警察もマスコミも近所の住人も酷い!)、周りと少しでも違うと叩こうとしたり変な人だと決めつけるような演出が多いんですよね。これは見ていて気分が悪くなりました。。。

周りと違うというだけで袋叩きにする韓国社会の問題をこういった形で描いたのかもしれませんが、それにしても酷すぎる!

警察の職質を受けただけで逃げ出す主人公も悪いですが、それだけで容疑者と決めつけて家を包囲し、マスコミも何も確かめずに報道するなんて度が過ぎます!!

ただ、そんな演出もあってか情けないと思っていた主人公のことを応援したくもなるんですよね。

ここまで周りの反応が過剰だと、主人公のナイーブさよりも周りの方が異常だと思えてきますし、そんな主人公を理解し受け入れない社会の問題だと考えるようになるんです。

確かに強くないと生き残ってはいけないのが現状ですが、精神的な弱さを持っている人を嘲笑って叩くのではなく、手助けして立ち直らせたり、共に手を取って歩くのが健全な社会ですよね。

ですが、そんなイライラと不満があるからこそ終盤が盛り上がるんですね!

病気ではあるけれど、かつての優しさや面影が垣間見える主人公が気になるヒロインと、未だに好きだったヒロインとの再会を喜ぶも、今の情けない姿は見せたくない主人公。

そんな二人が、見た目を変えるとか仕事で成長するとかいう分かりやすい成長を経て結ばれるのでなく、心を落ち着かせるとか周りと比べるのを止めるといった内面の成長を見せることで距離が縮まっていくんですよね。

この一見地味だけど現実味のある変化こそが本作の持ち味で、どこかドラマ「ホグの愛」と近いものがあると感じました。

本作には夢見るような華やかな展開は無いものの、現代人に向けたメッセージ性も詰まった優しい恋愛ドラマでした。

 

まとめ:韓国ドラマでよくある理想の恋愛を描くのではなく、人と比較する必要のない小さな幸せを描いた現実的な恋愛ドラマ!

最初は卑屈で臆病で常に泣いてばかりいる主人公にイライラさせられますが、そんな誰もが持つ弱さを主人公に投影することでいつの間にか見るものの心を癒やしてくれる。派手さはないけれど素敵な結末でした。

 

最後に

最初は主人公の情けなさにイライラさせられっぱなしだったのですが、よく考えるとこれまで見てきた主人公達の方が現実離れしていただけで、本来この情けなさこそがリアルなんですよね!

確かにロマンスとしては物足りないところがあったり、主人公として憧れるような存在ではないのですが、この主人公にはパッと見では分からない優しさや自分を犠牲にして他人を守れる強さがあり、今はただそんな素晴しさが奥に引っ込んでいるだけ。

 

#以下、ネタバレあり!

 

そんな主人公の良さを理解しているのはヒロインとジェニファーの二人で、ヒロインに関しては最初誤解はあったものの基本的には主人公のカッコ良さと再起を信じているんです。このヒロイン好きだわぁ!

普通、昔のイメージを引きずってガッカリしそうなもんですけど、そんなガッカリ感さえ上書きする素晴らしさが主人公にあったということ。

そして頑張った主人公にもファンができます。

それは、主人公の頑張りをテレビを通して見ていた屈強な男性で、彼もまた本当に好きなものと見た目とのギャップに悩まされていたんです。

男ならこうじゃなきゃいけない、女だからこうしろ、そんな社会からの価値観の押しつけにウンザリしてた人にとっては、主人公の勇気ある発言は衝撃だったんです。

自分に自信がなく、お金も仕事もない主人公でも知らないうちに誰かを救っていた。

その素晴らしさに気付く人は少なくてもゼロではないんだ。

ラストにして何故この情けない男を主人公にしたのかが分かった瞬間でした。

ただ、やっと主人公の成長が見えてきたところでもう終板というドラマの短さはどうにかならなかったのか?!

これから主人公の成長した姿が見れるんだと期待していたのにもう終わりだなんて・・・勿体ない。。。

とはいえ主人公のキャラクターは、韓国ドラマではお決まりの完璧イケメンでも、何か一つ秀でたタイプでも無かったというのはある意味革新的でした。

確かにあまりの情けなさにイライラさせられましたが、この弱い主人公だからこそ感情移入したり応援したくなるんですよね。

過剰なほど弱く描かれてはいますが、この主人公は誰もが持つ弱さを反映させたキャラクターなんですから!

それにしてもユン・シユンさんは思い切りましたね。

いわゆる「モテキ」的なダメ主人公を韓国ドラマで見れるのは珍しく、そんな役柄を引き受けたユン・シユンさんも素晴らしいと思います!!

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