野球少女 【韓国映画】キャスト・あらすじ・評価・感想・レビュー

韓国映画野球少女

大ヒットドラマ「梨泰院クラス」でブレイクしたイ・ジュヨン主演。

天才野球少女がプロの世界を目指して奮闘する姿を描いた成長ドラマ!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

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目次

野球少女 【韓国映画】キャスト一覧

2020年6月18日韓国にて公開(日本公開日2021年3月5日)

上映時間:105分

監督・脚本:チェ・ユンテ

【チュ・スイン役】イ・ジュヨン
プロを目指す天才野球少女。

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【チェ・ジンテ役】イ・ジュニョク
プロになれなかった高校野球部コーチ。

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【シン・ヘスク役】ヨム・ヘラン
スインの母。

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【チュ・グィナム役】ソン・ヨンギュ
スインの父。

【イ・ジョンホ役】クァク・ドンヨン
スインのチームメイトで幼なじみ。

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【ハン・バングル役】チュ・ヘウン
スインの友達。

本作は、ドラマ「梨泰院クラス」で大ブレイクを果たしたイ・ジュヨンを主人公に、実在の選手をモデルとして製作された青春映画です。

モデルとなったのは、1997年に韓国で女性として初めて高校の野球部に所属し、その後韓国プロ野球主催の公式戦に先発登板したとされる(諸説あり)アン・ヒャンミ選手で、イ・ジュヨンが撮影前に約40日間訓練を重ね野球のシーンをこなしたそうです。

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野球少女 【韓国映画】あらすじ

高校の野球部唯一の女性であり、最高球速134kmを誇る天才野球少女チュ・スイン(イジュヨン)は、プロ球団で野球をすることを目指して長年特訓してきました。

その素晴らしい記録や珍しさから世間の認知度も高いスインでしたが、女子だという理由だけで正しい評価もされるトライアウト(プロテスト)に挑戦することさえできません。

その上、監督はもとより家族や友人たちからもプロを目指すことを反対されていたのです。

そんな中、野球部に新コーチ・ジンテ(イジュニョク)が赴任して来ます。

ジンテも当初はスインの夢をバカにしていたのですが、何を言われても諦めないスインの姿を見るうちに考えが変わり、次第に彼女の手助けをするようになり・・・。

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野球少女 【韓国映画】みどころ

本作は、天才野球少女として名を馳せた主人公スインが、周りからの反対をものともせずプロ野球選手になるために奮闘する様を描いた青春ドラマです。

チームメイトがプロ契約を結ぶ中、女性であるという理由からプロテストすら受けさせてもらえないスイン。

男性にも負けない実力と自信を備えているスインは、周りからの反対にもめげず黙々と練習に励みます。

しかし、監督からはプロではなく女子野球に転向することを勧められ、学校長からは別競技をやってみないかと言われる始末。

「女性がプロ野球選手とまともに戦えるはずがない。」

スインが野球をするところを見たこともない人たちがそんな心無い言葉を浴びせかけてきます。

しかし、それでも諦めない彼女の姿を見て、彼女に協力しようとする人々が現れはじめます。

彼女の両親が抱える複雑な想いや、プロになれなかったコーチの想いに、同じように夢を目指す友人の想いなど、多くの人々の想いを背負ってスインは突き進みます。

きむとま
女性だからという理由だけで何かを諦めることになったあなた、前例がないからと挑戦すらさせてもらえなかったあなたに送る、夢を見ることの大切さを再確認させてくれる心温まる作品です!

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野球少女 【韓国映画】感想・評価

野球でプロを目指す少女が主人公のスポ根ということで興味を引かれて見た作品でしたが、どうにも主人公の性格が好きになれませんでした。

韓国の規定としては女性もプロ野球選手になることができるものの、実際にはトライアウトすら受けさせてもらえず形だけの規定になっているようなんです。

それでも主人公はあくまでもプロの世界で戦いたいということで頑なに目標を変えません。あまりに態度が悪すぎる!

監督やコーチに対してもそうですし、父親の代わりにお金を稼いでいる母親に感謝もせず理解を示そうともしない。

基本的に自分のことしか考えてないんですよね。自分ことで精一杯な年ごろだとしても、個人競技じゃないんだからもっと協調性を身に付けるべき。

そもそも野球が続けられるならプロでなくてもいいという考えにならず、頑なにプロだけしか目指してない訳が明かされていないというのは勿体ないですよね。

そこがきちんと描かれていないから主人公が強情なだけ見えてしまうんです。

周りから反対ばかりされるから意地になってるだけなのかもしれませんし、自分はプロでも通用することを証明したいのかもしれませんが、そこが分からないことには主人公の気持ちが理解出来ませんから。

あとキャスティングの問題もあります。負けん気が強いヒロインのキャラクターはイ・ジュヨンのイメージに合っていると思いましたが、それにしても体格が華奢すぎでもっとスポーツマン体型の女優さんを起用出来なかったのかと思ってしまいました。

他の男性選手との違いを表現するには華奢な方が比べやすいですし、そんな小柄な女性がスゴい球を投げるからこそ驚きも大きくなるのかもしれません。

それでももう少しスポーツマンらしい人(稲村亜美くらいの体格なら納得)にして欲しかったですね。

とはいえ、本作にも良い部分はありました。それは主人公の家族についてです。

国家試験を受け続けるも落ちてばかりの父親と、そのせいで苦労している母親。

母親は夫と同じような困難な道を目指す娘のことが理解できず、夫への不満を娘にぶつけているように見えます。

そのことを夫から責められるシーンこそが本作で一番グッと来るシーンだと思いました。

そして、最初はプロを目指すという主人公のことを本気にしていなかったコーチも、次第に本気で取り組んでくれるようになります。

知り合いに頼んでプロのトライアウトを受けさせてもらったり、彼女に合ったナックルボールを覚えさせたりと、彼女にとってはじめての理解者になるんです。

他にも主人公の幼なじみや女友達などもの存在も重要で、正直彼らにもっとスポットを当てるべきだったと思いますね!

野球を続けて来た主人公と両親はどう向き合ってきたのか、プロになれなかったコーチはどんな人生を歩んできたのかなど、主人公の周りのキャラクターの背景を詳しく描くことで、もっと深いドラマ性を生み出せたんじゃないでしょうか?

実際、主人公がプロになるまでのドラマとしては大した驚きもないですし、プロ相手に投げ勝つシーンもそこまで盛り上がるものではありませんでした。

1打席勝負に勝ったからといって、その後主人公がプロで活躍するかどうかなんて分かりませんしね。

挑戦すること自体は素晴らしいですが、プロになれたスゴさを見せたいのならもっと派手な演出にしてもよかったですし、挑戦することの大切さを描くならもっと繊細な人間ドラマを見せて欲しかったです!

まとめ:この作品を通して伝えたいことはよく分かるのですが、主人公や関係者たちの背景があまり描かれておらず、その結果彼女たちの想いや行動理由が理解しにくくなっているんです。

主人公がとてもプロを目指している選手には見えない、投球フォームもイマイチなど、キャスティングも失敗だったと思います。

最後に

周りからいくら反対されようとも意思を曲げない強さだったり、生活するだけで精一杯で娘の夢を応援することが出来ないでいた母親の切ない想いなど、考えさせられたり涙する場面はいくつもありました。

しかし、それらいい場面はあくまでも脇役に過ぎず、メインは主人公がプロになれるかどうかなんです。

もちろん何らかの結果が出てこそ映画を締め括れるというものですが、それでももっと登場人物たちの心情や背景に重きを置いて欲しかったですね。

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