チョン・イル×東方神起ユンホ×コ・ソンヒ共演で贈る、超大型ファンタジー・ロマンス時代劇!
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
【夜警日誌】キャスト・視聴率
原題:夜警屋日誌
全24話
U-NEXT全33話
平均視聴率:11.02%
最高視聴率:13.3%
放送年度2014年8月から韓国で放送
演出:イ・ジュファン/ユン・ジフン
脚本:ユ・ドンユン/バン・ジヨン/キム・ソニ
【イ・リン、月光大君役】チョン・イル
【トハ役】コ・ソンヒ
【カン・ムソク役】ユンホ(東方神起)
【パク・スリョン役】ソ・イェジ
【チョ・サンホン役】ユン・テヨン
【キサン君(王)役】キム・フンス
【サダム役】キム・ソンオ
【恵宗(ヘジョン)役】チェ・ウォニョン
【中殿ミン氏役】ソン・イウ
【チョンス大妃役】ソ・イスク
【パク・スジョン(領議政)役】イ・ジェヨン
本作は、「朱蒙〔チュモン〕」の演出家と、「レディプレジデント~大物」の脚本家による作品です。
『黄金を抱く月』や『シンデレラと4人の騎士』のチョン・イルと、東方神起のユンホが初共演した作品として話題となった作品です。
OST情報
本作のOSTには、東方神起のチャンミンが歌う「愛するその話ができなくて」をはじめ、G.O.Dのキム・テウによる「あなただから」や、EDENによる「A NEW HOPE」や「COME TO ME」がありドラマを盛り上げます。
【夜警日誌】あらすじ
本作は、架空の朝鮮時代を舞台に、鬼神を退治する夜警隊の活躍を描いたファンタジー・ロマンス時代劇となります。
ある日、人間界を支配しようと龍神族のサダム(キムソンオ)が動き始めます。
それまで平和であった朝鮮の都・漢陽が突如隕石の落下に見舞われたのです。
それにより宮殿の結界が破れ、鬼神たちがヘジョン王の息子イ・リン王子(チョンイル)に襲いかかりました。
そのせいで王子は原因不明の病に苦しむこととなり、王子を助けるため「千年花」と呼ばれる薬草を探しにヘジョン王は白頭山に向かいました。
しかしヘジョン王は、サダムの邪術によって暴君に変貌してしまい・・・。
【夜警日誌】みどころ
本作は、韓国時代劇というカテゴリーではありながら、その内容はファンタジードラマと呼べるものとなっています。
まず架空の朝鮮時代が舞台であることや、龍神族、鬼神などが登場し、VFX技術をフル活用した大迫力のアクションシーンが展開されています。
そして登場人物たちは皆個性的で、主人公を演じるチョン・イルと武官役のユンホのカリスマ性は必見です。
そこにヒロイン二人が絡み、ブロマンスや男女4人の恋愛模様が複雑に展開されていきます。
脇役にも個性派と呼ばれる俳優さんたちが多く起用されていて、敵役はもちろんのこと、鬼神三人衆と呼ばれる幽霊たちもいい味を出しています。
この三人の癖が強く、ところどころで笑わせてくれるんです。
この三人とリン王子との特別な縁が徐々に明らかになっていくのも、本作の重要要素となります。
このように本作は、様々なタイプの要素がミックスされたフュージョン時代劇となっていて、普段韓国時代劇を敬遠される方でも楽しめるエンターテイメント作品なんです。
【夜警日誌】感想と評価・評判
このドラマ、概要だけ見るとすごく面白そうなんですが、実に残念な作品でした。
まずキャラクターについてですが、男性キャストは魅力的な人が多く見た目的にも迫力あるものなんですが、それに対して女性キャストは演技力がどうこうというよりは、キャラクター設定自体がイライラさせられるんです。
何かある度にすぐに敵に捕まっては迷惑を掛けまくり、そんなに邪魔ばかりするんならもう引っ込んでてくれ!と願うほどでした。
こういう物語の場合、ヒロインが敵に捕まり助けに行くという流れは定番ではあるんですが、それが何度も続くとただのお荷物としか思えませんよね。
そして肝心のVFXも作り込みが足りず興醒めするもので、このレベルしか作れないなら最初から無しにしてくれた方が良かったくらいです。
物語の設定自体は期待させるものだったのに対して、色んな要素を詰め込み過ぎたせいかグダグダ感があり、最終的にもよく分からないことになっています。
最初の方が面白かった分尻すぼみ感も強く、キャラクター単体で見ると魅力的だっただけにとても勿体ないと思っていました。
しかし、VFXのレベルや物語の展開はイマイチで結果、残念な作品になってしまいました。
最後に
ドラマはもちろんのこと、映画でも中途半端なCGやVFX を使うのは作品にとってマイナスでしかありませんね。
本作をはじめ、中国の大作ドラマなどでも多用されていますが、世界観やキャラクターなどの設定自体は魅力的なのに、変なCGのお陰で台無しになってるものをよく見かけます。
これらの技術を使う場合は徹底的にやるか、必要最小限に抑えるかのどちらかだと思うんですよね。
それは、ワイヤーアクションなどでも同様で、多用しすぎるとアクション自体に冷めてしまいます。
同じファンタジードラマでも『トッケビ』では、ここぞという時だけに利用しているため、そのシーンが際立って見えていたと思います。