英国ドラマ「刑事ジョン・ルーサー」をシン・ハギュン主演で韓国リメイクしたクライムサスペンス。
悪い刑事と天才サイコパスという異色のコンビが検事となった凶悪殺人鬼に挑む!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
悪い刑事THE FACT【韓国ドラマ】キャスト一覧
韓国全32回(16話)
U-NEXT全22話
平均視聴率:6.97%
最高視聴率:10.6%
放送年度2018年12月から韓国で放送
演出:キム・デジン
「ホテルキング」
「王冠のポケット」など
イ・ドンヒョン
「偉大な誘惑者」など
脚本:ホ・ジョンウ/カン・イホン
【ウ・テソク役】シン・ハギュン
検挙率1位のベテラン刑事。連続殺人犯を捕まえる専門機関SNSのチーム長。犯人逮捕のためなら何でもやる”悪い刑事”。
【ウン・ソンジェ役】イ・ソル
社会部記者として働く天才サイコパス。
【チャン・ヒョンミン(チャン・ソンホ)役】キム・ゴヌ
検事。殺人鬼。13年前の連続殺人事件の犯人。
【チョン・チュンマン役】パク・ホサン
チョンイン地方警察庁広域捜査隊長。13年前の殺人事件の容疑者。
【チェ・ドンユン役】チャ・ソヌ(元B1A4バロ)
SNSチーム員。規則正しい性格だがテソクに憧れている。
【シン・ガヨン役】ペ・ダビン
SNSチーム員。安定した生活のために警察官になった。
【パン・ジドゥク役】ペ・ユラム
SNS 諮問委員。ITの専門家で興信所の元社長。
【キム・ヘジュン役】ホン・ウニ
テソクの妻で弁護士
本作は2010年からイギリスBBCで放送されているテレビドラマ 「刑事ジョン・ルーサー」を韓国でリメイクした作品。
主演は映画やドラマで活躍する演技派俳優シン・ハギュンさんと、本作がドラマデビュー作となる大型新人女優イ・ソルさん。
二人は2018年のMBC演技大賞において、最優秀演技賞(月火ミニシリーズ男優部門) と女性新人賞をそれぞれ獲得するなどその演技力が高い評価を集めました。
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悪い刑事THE FACT【韓国ドラマ】あらすじ
犯人逮捕のためならどんな手でも使い検挙率1位の座を保持している刑事ウ・テソク(シンハギュン)。そんな有能な彼にも、13年前に起きた連続殺人事件で犯人が分かりながらも取り逃がしたという苦い過去がありました。
犯人の名前はチャン・ソンホ(キムゴヌ)。
ある日、その男がチャン・ヒョンミンという名の検事となってテソクの前に現れたのです。
男は名前を変え検事となってからも殺人衝動を抑えることは出来ず、新たな猟奇犯罪に手を染めていました。そして、ヒョンミンの魔の手はテソクの周囲にも及ぶようになり、ついに同僚の家族に犠牲者が出てしまいます。
テソクはヒョンミンが犯人だという証拠をつかむのですが、二人がもみ合った際にヒョンミンが転落し意識不明となってしまったのです。
そんな中で新たな殺人事件が起き、テソクは被害者の娘である新聞記者のウン・ソンジェ(イソル)に疑いの目を向けるのですが・・・。
サイコパスとは?
本作で主人公の相棒となるヒロイン・ソンジェ(イソル)はサイコパスです。サイコパス=殺人犯かのようなイメージがあるかもしれませんが、そもそもサイコパスとは反社会的人格を持つ人物のことで、感情が欠如していたり自己中心的であったりします。
しかし、サイコパスは他人から魅力的であると見られたり、有能な人物として知られていることも多く、必ずしも犯罪を犯す訳ではなくあくまでも異常な人格を持つ人物であるということ。
※類似の言葉でソシオパスというものがありますが、サイコパスよりも衝動的で普通の生活を送れない傾向があるようです。
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悪い刑事THE FACT【韓国ドラマ】みどころ
本作はイギリスの人気ドラマを韓国でリメイクしたサイコサスペンスドラマです。
犯罪者よりも悪い刑事と、連続殺人鬼よりも危険なサイコパスが協力して犯罪捜査をするというのがネックの作品で、主人公である刑事やその相棒も犯罪を犯してもおかしくない雰囲気があるんです。
そんな本作はリメイク作品だけあって、これまでの韓国サスペンスとは違った脚本や演出が新鮮で、多くの韓国サスペンスドラマを見てきた人でも楽しめる内容となっています。
しかも、R18指定の作品なので刺激の強い内容になっていますし、韓国ドラマではお馴染みの恋愛要素がないのもサスペンス好きには嬉しいところ。
そして、相棒が被害者なのか加害者なのかも不明で、犯人との心理戦のみならずそちらにも気を配らなければならないというのもドキドキさせられます。
それでいてSNSチームのチームワークも良く、主演陣の演技力が高く、脇役のキャラクターも魅力的なのもポイント となります。
惨殺シーンなどもあるため観る人を選ぶ作品ですが、ストーリーのテンポもよく世界観にハマると一気見してしまうこと間違いなし!
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悪い刑事THE FACT【韓国ドラマ】感想・評価
近年は日韓共にお互いの国の作品をリメイクすることが頻繁に行われていますが、実は「SUITS/スーツ」や「グッドワイフ」「ミストレス」といった海外ドラマ作品が両国でリメイクされていたり、日本では「スニッファー」「ラストコップ」といったヨーロッパのドラマもリメイクされています。
それは韓国でも同様で、「CSI」に「 サバイバー」「アントラージュ」「THE MENTALIST/メンタリスト」なんかもリメイク(またはリメイク予定)されているんです。
そしてアメリカ以外の作品にもリメイクの波は押し寄せていて、本作と同じイギリスBBCの作品をリメイクした「ライフ・オン・マーズ」も高い評価を得ました。
正直私は知らなかったのですが、本作のオリジナルとなる「刑事ジョン・ルーサー」は世界中で高い評価を得た有名作品みたいですね。
悪人と対決するために悪い刑事や悪の気持ちが分かる人間が必要という設定が面白く(似たような設定のドラマもありますが)、そんな人物になった背景もちゃんと描かれているので犯罪捜査のみならずドラマとしても見応えがありました。
サスペンスとして変に懲りすぎていないのも好みで、近年流行りの特殊能力やタイムスリップを利用した作品でないのも良かったですね!
ただ、シン・ハギュンさんの独特な魅力が分からない人には苦手な作品かもしれませんね。
まとめ:ハードなサスペンスドラマが好きなら観るべき一本!
犯人が最初から分かっていながらも最後まで飽きずに見させる魅力がありました。
最後に
本作は第4回にして最高視聴率10.6%を記録しましたが、終盤の第27回では最低視聴率3.9%を記録するなど、韓国では思ったほどの盛り上がりを見せることは出来ませんでした。
その理由としては、イケメンが少なかったからなのか、恋愛要素がなかったからなのかは分かりませんが、前半と後半では毛色が変わってくるのも理由かもしれません。