運勢ロマンス|キャスト・感想・視聴率・評価・あらすじまとめ!

 

運勢ロマンス韓国ドラマ

ラブコメには欠かせない女優ファン・ジョンウムと若手大注目株リュ・ジュンヨルが共演した話題作。

占い依存女子とオクテな天才理系男子が繰り広げる開運ラブコメディです。

キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

運勢ロマンスキャスト一覧

全16話

最高視聴率12.3%
平均視聴率7.8%

放送年度(2016年5月から韓国で放送)
演出:キム・ギョンヒ
脚本:チェ・ユンギョ

【シム・ボニ役】ファン・ジョンウム

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【ハン・ソリ役】イ・チョンア

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【導師(ク・シン)役】キム・ジョング

原作は、韓国で人気のWeb漫画。今後、舞台化や映画化も控えているファンに圧倒的支持を受けた作品です。

 

運勢ロマンス OST情報

人気俳優が多く集まったことでも話題とありましたが、サウンドトラックにおいても話題に上ったのがJYJのジュンスさんの参加です。

これまでに参加した作品は「太陽の末裔」「優しい男」「六龍が飛ぶ」などで、ジュンスさんが歌った作品は大きな人気を得てきました。

この点においても注目したい作品といえるでしょう。

 

 

運勢ロマンス あらすじとみどころ

ソフトウェア会社に勤めるボニ(ファン・ジョンウム)は、社長がギャンブルにハマったせいで給料が支払われず家賃を滞納、さらに長期入院中の妹の入院費も払えずバイトを掛け持ちする日々を送っていた。そんなある日、占い師から「寅年の男と一夜を共にしなければ妹は死ぬ」と告げられたボニ。一方、IQ200の頭脳を持つジェジェファクトリーの社長スホは、クールすぎる性格が災いし部下に裏切られてしまう。窮地に陥ったスホ(リュ・ジュンヨル)の目に留まったのはボニが企画したゲーム“イフ”だった。“イフ”の権利が欲しいスホはボニに近づくが、ボニは、以前ジェジェファクトリーの入社試験中に妹が交通事故に遭ったこともあり、そこで働くことをためらっていた。しかしスホが寅年男だと知り、態度を一変! スホに契約恋愛を提案し、猛アタックを開始する!
http://c7fan.com/korean/unsei-romance.html

一件普通のラブコメに見えて。実はこれまでのドラマとは違う面がたくさんあるのがこのドラマ。

主人公のキャラクターが正反対なところもそうですし、イケメンや金持ちは出てきても財閥ほどの別格ではない点もそう。

ヒロインが貧乏で、そのヒロインに好意を持つ男は優秀でお金もあるというのは普通ですが、貧乏なヒロインの方から格上の相手に契約恋愛を持ちかけるのも珍しいと思います。

ボニとスホにしても、ボニは信心深く占いに頼りまくる非科学的な人間で、スホは理系男子の鏡の様な理論と合理性を大事にするタイプ。恋愛においても行動派なボニに対して、スホは奥手で面白みがないタイプです。

普通のパターンなら金持ちの男が何故か貧乏なヒロインに惹かれてグイグイくる、というのが定番だと思いますがこれが逆で、肉食女子に狙われた草食男子の様であり面白いです。

こんなにも正反対の二人がどうなっていくのかが見どころなのですが、案外グイグイ来ない恋のライバルたちも韓国ドラマらしくなく珍しいです。

そして、そのライバルたちの方が主人公たちよりイケメンで美女に描かれているのもなかなかないパターン。

この作品はボニの占いに対する依存ぶりが大きく関係した内容で、前半は「虎年男」だからだという理由だけでスホに猛アタックしていくコメディ要素が強いものですが、後半はその依存度が高まりすぎて病んでいくボニが痛々しく、内容もシリアスなものになっていきます。

ボニは恋愛をするということ以前に、どうしても「虎年男」を捕まえなくてはいけないという強迫観念のようなものが先立ち、そんな中に過剰に恋のバトルを組み込めなかったのかもしれません。そして、スホも心に傷を持っていますし、ライバルたちにもそれぞれに問題を抱えています。

前半はコミカルで後半はシリアス、この展開にラブコメドラマとして失速してしまった感はありますが、運命や占いというものに頼り過ぎてはいけない、自分の行動次第で未来は変わっていくんだよということを言いたい後半だった気がします。

このドラマは、ファン・ジョンウムの安定のコメディエンヌぶりが見ものですが、いわゆるラブコメに登場するイケメンタイプとは違ったスホ役がリュ・ジュンヨルにとてもマッチしていたと思います。

最初はクールな社長役だと思っていたのに、一旦ボニのことを気にしだすとそのキャラが崩れていくのも面白く、自分の感情が恋なのかどうかもわからずネットで調べるシーンなども最高ですよ。

既存のラブコメの登場人物像とは一線を画すこのドラマの登場人物たちにご注目あれ。

 

 

運勢ロマンス 感想と評価・評判

植物状態の妹を助けるために占いに依存し、完全にいいなりに行動するヒロインとは、これまでに見たことのないタイプのヒロインだ。このことだけ聞くと地味で暗い感じの女なのかと思いきや、明るくかわいいおしゃれ女子。普通に振る舞っていればモテそうな気がするが、占いで言われたことにたいして必死過ぎて怖い。笑って怒って泣いてと、ファンジョンウムの顔芸は流石だ。
物語の設定やキャラクターに癖はあるが、主人公とヒロインはお互いに心に病みを抱えていて、どこか惹かれ合うものがある。だけど、ヒロインは占いに固執しすぎてまともに物事を考えられず・・・という内容。そんな暗いストーリーをコメディタッチで描き、イケメンではないリュ・ジュンヨルの魅力も引き出された作品だ。多くの人が後半のシリアスが嫌なようだが、コミカルなままじゃ問題解決できなかったろう。
ファン・ジョンウムのコミカル演技は流石にうまいが、リュ・ジュンヨルのあまり表情の変化が見えないのも想像以上に良かった。普段から無表情に近い役柄だけに、見てるこちら側が表情に注意を払ってみることになり少しの変化でも感情の揺れが見えてくる。普段何もしない夫がたまに手伝いをすると好ポイントのようなものか。
メインキャラたちが、これまでにはないタイプだったので展開においても予想外に進行するのかと思ってたらやはりきた。「一年後」パターン。
絶対ラスト周辺で、何年か経過させてくる。時間がたったからそろそろ和解してもいいだろう、復縁してもいいだろうパターンは逃げの様で嫌いだ。これまでの問題も、1年もたてば解決するでしょ的な乗りで締めくくるのはやめてくれ。別れるのも元に戻るのもいいけど、その感に何があったのかを少しは映像で見せてほしい。
理系の天才で地位もお金もあっても、恋愛に対しては疎くて自分の気持ちすらわからないスホは、これまでにあまり見ないタイプの主人公象で新鮮だった。そんな奥手タイプだからちょっとしたことでも、真剣に悩み理論づけて考えようとする様が可笑しくて。イケメンタイプではないのに、ハマる女性が多いのもわかるような気がする。
まとめ:トリッキーなヒロインと、クールだけど奥手な主人公が、運勢とか理論とかでは測れないものがあるということを示してくれた恋愛物語。コメディパートとシリアスパートのギャップが強く後半失速したとの意見もありますが、普通の惚れた腫れたのラブコメにはない心の傷を癒す物語でもありました。

最後に

これは、本当に珍しいタイプのラブコメでした。ラブコメといっても色んなタイプがあるなぁと改めて思いました。

イ・スヒョクさん演じるゴヌクはイケメンでいいやつ、これまでのスヒョクさんの演じた役柄とはイメージが違いますが意外としっくり。

この人物が普通のラブコメの主人公らしくて、ボニもスホも主人公らしくないのが特徴です。

ファン・ジョンウムさんは不思議な女優さんで、普通にしてたら美人で可愛らしいのに、役柄ではブサイクでダサい女にも見える。このボニはあまり可愛くも見えず占い依存症というヤバ目のキャラクター。

時折可愛い一面も見せますが、貧乏だけど可愛らしくお金持ちに見初められる的なタイプでは決してありません。

一方のスホも社長で天才ですが、いつもカジュアルな短パン姿でカッコいいとは言えないタイプ。そんな二人をメインに据えた時点で、珍しいドラマだと言えるでしょう。

そんなおかしな設定のコメディドラマですが、だんだんシリアス度合いが高まってきます。

それが嫌だという人もいるようですし、実際盛り下がったともいえますが、ヒロインと主人公が傷を克服するためには必要だったと思います。

ストーリーの好みは人それぞれですが、キャラクターにおいては魅力満載の作品だったと思います。

この作品を見てリュ・ジュンヨルさんのファンになった人が多いのもわかる気がします。

 

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