アイドルグループWEiのキム・ヨハンと、Netflixドラマ「今、私たちの学校は…」のチョ・イヒョン主演による「学校」シリーズ第8弾!
大学受験とは違う道を選んだ高校生たちの友情、恋愛、成長などを描いた青春ドラマ。
キャスト、あらすじ、感想、キャスト降板理由などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
トキメク☆君との未来図【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:学校2021
U-NEXT全16話
平均視聴率:1.73%
最高視聴率:2.8%
放送期間:2021年11月24日~2022年1月13日まで韓国KBSで放送
演出:キム・ミンテ
「浮気したら死ぬ」など
脚本:トン・ヒソン/チョン・アラ
【コン・ギジュン役】キム・ヨハン(WEi)
怪我のため夢を諦めた元テコンドー選手。
【チン・ジウォン役】チョ・イヒョン
大工になることを目指すギジュンの幼馴染み。
【チョン・ヨンジュ役】チュ・ヨンウ
ギジュンと確執のある転校生。
【カン·ソヨン役】ファン・ボルムビョル
学年一位の優等生。クール。
【イ·ガンフン役】チョン・ソクホ
元建築士の新任教師。
【チ·ホソン役】キム・ガンミン
クラスのムードメイカー。ギジュンの親友。
【ソン·チェリン役】キム・ギュソン
ギジュンのクラスの担任。
【イ·ハンス役】キム・ミンサン
教務部長。
【ク・ミヒ役】イ・ジハ
サンリムグループの会長でヌルジ高校の理事長。
【コン·ヨンス役】パク・イナン(インファン)
ギジュンの祖父。
韓国でスターの登竜門と呼ばれる「学校」シリーズ。その第8弾となるのが本作です。
原題は「学校2021」。当初「学校2020」のタイトルで2020年に放送予定でしたが、制作会社のトラブルなどでうまくいかず、タイトルを2021と改めた経緯があります。
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トキメク☆君との未来図 降板理由
このドラマはプロデューサーが何度も変わったり、台本が数えきれないほど修正されたり、とてもバタバタした現場だったようです。
さらにキャスティングが大変難航したことで、のちに話題になりました。
アンソヒョン
https://entertain.naver.com/
当初、ヒロイン役として5歳のころから子役として活動し、ポンジュノ監督映画「オクジャ」の主人公を務めたアンソヒョンがキャスティングされていました。
アンソヒョンは2004年生まれで、この時点で高校1年生。
まだ分別のつかない娘を守ろうとする親心でしょうか・・・
父親がドラマ制作にさまざま要求し続け、その水位が高まるにつれて、もう一緒にできないと制作側から降板させられてしまいました。
「まだ若い女優のメンタルに考慮し、降板の理由を明らかにせず静かに事を終えようとしたが、アンソヒョンの父親による憶測や虚偽事実流布によりこのように公式立場を発表する」
と制作会社が立場を明らかにしています。
アンソヒョン側は
「制作会社が何度も変わり、その1年の間、映画やドラマなどのオファーを断っていた。新しい制作会社は父親がありえない条件を提示したためキャスティングをキャンセルした、というが事実とは異なる。残念ながら他の作品で最善を尽くしたい」
とコメントしました。
アンソヒョンご自身はSNSで
「大人たちはなぜ約束を守らないのでしょうか」
とコメントしていました。(現在はこのドラマ関連すべて削除)
その後、キムセロンにオファーするも結局チョイヒョンに決定しました。
学校2020→学校2021
2020年11月、制作会社と作家、監督を交代し「学校2021」として制作することと決めました。
すべてを入れ替え、タイトルも変えて新たに出発しようとしていましたが・・・
キムヨンデ
http://www.celuvmedia.com/
主演を務めるはずだったキムヨンデも降板しています。
事務所のコメント
「2020年3月からいままで、私たちは最善を尽くして一緒にやりたかったが、いくつかの解決できない問題により、2021年6月21日に制作会社に契約解除の通知をすることになった」https://www.wowkorea.jp/
事務所の話によると、当初の契約では2020年8月には放送予定でしたが制作会社の事情により撮影が行われなかったとか。
KBS側でも「学校2020」は編成しないという発表があったのに、制作会社は「学校2020は来年8月に放送できるよう進められている」といい、ちぐはぐな回答から、制作会社を信用できなくなったとのこと。
制作会社の内部で問題があったようで、結局「学校2020」が予定通りに進行せず、契約してしまった俳優たちはかなり振り回されたようです。
キムヨンデは2022年上半期に予定されてるドラマへのオファーも断って、この作品を優先していたとか。
結局、降板という形でキムヨンデはこの作品を辞退しました。
代わりにチュヨンウがキャスティングされています。
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トキメク☆君との未来図【韓国ドラマ】あらすじ
幼馴染みのギジュン(キムヨハン)とジウォン(チョイヒョン)は、同じ高校へ進学するも過去のある事件により長らく疎遠になっていた。
足の怪我が理由で幼い頃から続けてきたテコンドー選手の夢を断たれたギジュンは、お金の問題により祖父と暮らしている家を引っ越さなければならなくなる。
そして、お金を稼ぐためにアルバイトをしたり、これまで真面目にやってこなかった授業にも取り組むようになるのだがなかなか上手くいかないでいた。
一方、母親からの反対もありながらも大工になることを夢見るジウォンは、アルバイト先でギジュンと出会ったり、授業に取り組むギジュンと関わる内に昔のような親密さを取り戻していく。
そんな中、ギジュンと過去に関わりのあったヨンジュ(チュヨンウ)が転校生としてクラスに転入してくる。
かつて二人はテコンドー選手として金メダルを目指してきた仲だったのだが、ある事件を切っ掛けに二人の間には深い溝が出来てしまっていて・・・。
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トキメク☆君との未来図【韓国ドラマ】みどころ
本作は高校生たちの成長と挫折、友情や恋愛などを描いた学園青春ドラマです。
舞台は普通の進学校ではなく科学技術高等学校という技術系の学校で、学生たちは建築デザイン科の生徒たち。
そこで建築士や大工などを目指して専門技術を学んでいます。そのためよくある学園ドラマとは違ったエピソードが繰り広げられるのが本作ならではの特徴の一つとなっています。
とはいえ、学園ドラマドラマならではの友情ドラマや恋愛、友人や家族との確執、そして将来への不安などといったものも描かれており、さらに学校や社会、大人たちの不正などに直面し挫折を味わったり、それに立ち向かっていくことを描いているのもみどころとなります。
人気若手俳優たちのロマンスの行方や、家族との涙の別れなど、アイドルファンのみならず幅広い層が楽しめるドラマです!
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トキメク☆君との未来図【韓国ドラマ】感想・評価
これまでの学校シリーズや、他の高校生青春ものと比べると地味目かもしれませんが、そのやり過ぎてない感が逆に好みだった作品!
普通に大学受験を控えた高校生たちの物語よりも幅があって面白かったですし、単純に金持ちや権力者の子供という扱いではなく生徒たちがそれぞれに事情を抱えていて、怪我でスポーツが出来なくなったもの、親の希望に添えないもの、有能だが施設出身のもの、アイドルになれなかったものなど、他にも学校や社会、大人たちに傷つけられる子供たちが沢山登場します。
貧しいヒロインとそんな彼女のことが好きなタイプの違うイケメン二人、という王道の設定の学園ドラマもいいかもしれませんが、展開的には多少地味でも本作のようなキャラクターの方が感情移入しやすくて良かったですね。
主人公二人の相性は言うまでもなくいいですし、ヨンジュとソヨンのクールなツンデレカップルというのも同じくらい見応えがあり、人によってはこちら推しかもしれません!
それに学生たちによる陰湿なイジメなどがなかったのも個人的には見やすい要因でしたね。
ところが、学校の理事長をはじめ、その腰巾着的な教務部長や、権力者たちに群がる汚い大人たちがまぁ嫌なこと!
学生たちの中でも確かに仲間はずれや嫌がらせなどはありますが、それよりも何倍も酷いことを教育者や社会がやってるんですから、そこはやり過ぎかと。この辺りがもっとマイルド、もしくは分量が少なければもっといいドラマに思えたんですけど!
まとめ:青春ドラマパートについては凄く良くできた好みの作品だと思ったのですが、それに学校や学校を運営する大企業の闇体質というものが同時に描かれ、その配分も大きかったのが余計でしたね。
進学すること以外の道を描いた学生たちの青春ドラマとしてだけでも充分だと思うんですけどねぇ。。。
最後に
学生たちの青春ドラマとしてなかなかに楽しめた作品だったのですが、理事長の不正や社会の汚い部分を校内に持ち込みすぎたのは余計だったと思います。
終盤なんて生徒たちと学校を運営する企業との争いがメインになっていて、それを学園ドラマの何割も使って描くのは本当に必要だったのか?
そんな不正について描くのにかなりの時間を取っていた割には、最後にはあっさりと解決してしまったのも不満が残りました。
他の学園ものでも教師と生徒が対立することはよくある事とはいえ流石にここまでの規模でなく、もう少し控え目でも良かったのでは?
ただでさえ、友人との確執や友情、恋愛、将来への不安や家族ドラマまであるのに、大々的な不正などなくても十分見応えはあったと思うんですけど、こういったやり過ぎ感が強いのが韓国ドラマの失敗例だと思います。
あと、邦題がイマイチという問題もどうにかならないものか・・・。