「ミセン」イム・シワン×「トッケビ」イ・ドンウク主演!!WEB漫画を忠実に実写化し韓国中を震撼させた恐怖の話題作!
キャスト、あらすじ、視聴率、感想などをまとめました。
(トップ画像https://m.post.naver.com/より)
他人は地獄だ【韓国ドラマ】キャスト一覧
全10回
2019年8月より韓国で放送
平均視聴率 2.78%
最高視聴率 3.9%
脚本:チョン・イド
「君を守りたい~SAVE ME」
演出:イ・チャンヒ
映画「タチャ」 映画「消えた夜」
【ユン・ジョンウ役】イム・シワン
【ソ・ムンジョ役】イ・ドンウク
【オム・ボクスン役】イ・ジョンウン
【ユ・ギヒョク役】イ・ヒョヌク
【ピョン・ドゥクジョン役/ピョン・ジョンファン役】パク・ジョンファン
【ホン・ナムボク役】イ・ジュンオク
【アン・ヒジュン役】ヒョン・ボンシク
【ソ・ジョンファ役】アン・ウンジン
【ミン・ジウン役】キム・ジウン
本作は累計8憶ビューを記録したWEB漫画の実写版。
かなり気味の悪い内容であるもコアなファンたちの間ではキャスティングにも注目が集まり、放送後にも漫画のタッチを忠実に再現したシンクロ率の高さが話題になりました。
一方で、あまりに過激な内容であることからもともと15歳以上観覧可で放送されていたものが最終回では19歳以下閲覧不可に引き上げられるまでになりました。
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他人は地獄だ【韓国ドラマ】あらすじ
先輩の会社でインターンとして働くことになったジョンウ(イム・シワン)はソウルに上京しました。
住まいに選んだのは、トイレやシャワーも共同の古びたコシウォンでしたが、節約してお金を貯めることを思いしばらくはそこに身を置くことに決めました。
生活を始めてみると、次々と奇妙なことが起こります。
コシウォンに住む住人が皆、どこか変で、やがて殺人が行われているのではという疑いも・・・。
いつも不気味な笑顔を浮かべるムンジョ(イ・ドンウク)や大家のボクスン(イ・ジョンウン)をはじめ正体のわからない住人たちとの生活で徐々に精神がおかしくなっていくジョンウンが地獄のような体験をすることに・・・!?
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イムシワンインタビューまとめ
イムシワンの兵役後の復帰作には多くのドラマオファーがあったことでしょう。
その中で本作を選んだ理由が気になります。
「以前にウェブ漫画を読んだこともあり、作品については認知していたのですが軍隊の先輩にもしドラマ化されたら主人公に合うかもしれないと言われていて、偶然にも出演のオファーが入ってきて迷いなく決めました。」
周囲からそのようにみられていたなんて、運命的ですね!
また別のインタビューでは10話という少々短い話数だったことも、負担を感じずに務めることができるため、選択した理由の一つだとも話していました。
演技から離れていただけに、久しぶりの撮影現場はどうだったでしょうか?
「兵役期間中の約2年間のブランクがあり演技に対する勘が鈍ってしまったかもしれないので、取り戻さないといけないという目標を持ってやりました。」
繊細な心理を演じ分け、ブランクの懸念を吹き飛ばし見事な俳優復帰を果たしました。
監督は俳優を信じ、台本は参考程度で自由な雰囲気で演じさせてくれたそうです。
「現場の雰囲気はいつも良かったです。共演者や監督と笑いが絶えずよく話ながら撮影をしました。内容が暗いジャンルだったので漫画を読み返して意識をし直したりしました」
とのことで、俳優たちの自然な演技でイムシワンは「演劇をしているようだった」と話していました。
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他人は地獄だ【韓国ドラマ】感想
このドラマを見終えてもう数か月がたつのですが、いまだに作品の持つ不気味さや心が重くなるような悲痛さが思い出されます。
ホラーは苦手なので、普段だと絶対に見ないジャンルだったのですが、イム・シワンの除隊後の復帰作であり、イ・ドンウクとのコラボも気になり見始めました。
目を背けたくなるような残忍なシーンや、鳥肌がたつぐらい恐怖を感じるシーンも多くもう、やめよう、でも見たい・・・という毎回葛藤しながら結局、最後まで見てしまいました。
漫画の実写化というと、その世界観やクォリティーを保つ難しさからどうしても恋愛ものやラブコメ系でないと無理ではないかという概念を見事に打ち砕く作品になったのではないかと思います。
全体的に陰気で、湿っぽさをかんじる雰囲気もよく表現されています。
何より、役者さんたちの演技が素晴らしすぎて怖さが倍増でした。
歯医者でありながら残忍な殺人鬼役のイ・ドンウクは人間離れしたビジュアルの美しさで気味悪い笑顔も見とれてしまうほど綺麗でした。
そしてイム・シワンの関わる人々によって徐々に変化していく様も、表情やしぐさでひとつひとつ丁寧に演じられて作り込まれた演技が圧巻でした。
その他コシウォンの住人を演じる方々もそれぞれ甲乙つけがたい怪奇なキャラクターで完璧に演じられています。
ホラーが好きでない方にはお薦めし難い作品ではありますが、万人受けを狙った当たり障りのないドラマでは決して見ることのできない攻めた内容だと思うので覚悟を決めて視聴していただけたらなと思います。
最後に
本作で登場するコシウォンは元々、受験生が勉強部屋として利用する簡易宿泊施設でベッドと机だけが基本的にあるのみというような空間です。
韓国にはよくある施設で、値段も手ごろなため留学生やバックパッカーの外国人が使用したりもしています。
そんなコシウォンが今回は負のイメージを植え付けられてしまうような描き方であることが残念ではありますね。
韓国内にある闇の部分であったり、社会に対する反発や怒り、どうしようもない生き辛さのようなものが垣間見えなんとも胸が締め付けられるような感覚を覚えました。
一見、狂気に満ちた非現実的に思える世界観が実は紙一重で誰にでも起こりうる現実なのではないかと思わせてしまうそんな恐怖が襲ってきました。