ベストセラー作家・宮部みゆきの人気小説をドラマ化!
韓国の若手俳優たちが多数出演し、同級生転落死事件の真相を明らかにするための校内裁判を描いたヒューマン・ミステリードラマ。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ソロモンの偽証【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全12話
平均視聴率:1.19%
最高視聴率:1.73%
放送年度2016年12月から韓国で放送(JTBC)
演出:カン・イル
『太祖王建(ワンゴン)』『チョンウチ』
脚本:キム・ホス
〈生徒たち〉
【コ・ソヨン役】キム・ヒョンス
校内裁判の検事。裁判クラブメンバー。
【ハン・ジフン役】チャン・ドンユン
校内裁判の弁護人。他校の生徒。
【ペ・ジュニョン役】ソ・ジフン
校内裁判の弁護人補佐。裁判クラブメンバー。
【イ・ソウ役】ソ・ヨンジュ
原告。ジフンの友人。ある日遺体で発見され自殺と見なされる。
【イ・ジュリ役】シン・セフィ
告発状差出人。校内裁判の証人。
【チェ・ウヒョク役】ペク・チョルミン
被告。
【キム・ミンソク役】ウ・ギフン
校内裁判の裁判長。裁判クラブメンバー。
【イ・ユジン役】ソルビン
校内裁判の検事補佐。裁判クラブメンバー。ソヨンの友人。
【キム・スヒ役】キム・ソヒ
校内裁判の検事補佐。裁判クラブメンバー。ソヨンの友人。
【チェ・スンヒョン役】アン・スンギュン
校内裁判の弁護人補佐。裁判クラブメンバー。
〈大人たち〉
【キム先生役】シン・ウンジョン
裁判クラブの顧問。
【コ・サンジュン役】アン・ネサン
ソヨンの父。刑事。
【ハン・ギョンムン役】チェ・ジェヒョン
チョングク財団法務チーム長。ジフンの養父。
本作は日本で映画化もされた宮部みゆきの人気小説を連続ドラマ化した作品です。
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ソロモンの偽証【韓国ドラマ】あらすじ
雪に包まれたある朝、学校の花壇で死んでいるイ・ソウ(ソヨンジュ)が発見されます。
ソウは自殺だとして結論づけられるのですが、遺体の発見者である学級委員長コ・ソヨン(キムヒョンス)のもとに「ソウは自殺ではなく、不良のチェ・ウヒョクに殺害された」との告発状が送られてきたことから騒ぎとなります。
この告発状はマスコミにも届いていて更なる大騒動となるのですが、学校や大人たちはそれを揉み消そうとします。
そんな騒ぎの中で、放火や交通事故、暴行などの自見が次々と起き、ソヨンをはじめとする生徒たちや、ソウの友人であったハン・ジフン(チャンドンユン)もソウの自殺を疑うようになります。
そして、真相を明らかにするためにも生徒たちの手で校内裁判を開くことにするのですが・・・。
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ソロモンの偽証【韓国ドラマ】みどころ
本作は宮部みゆきの長編小説を韓国ドラマ化した作品です。
原作小説を踏襲しつつも、主人公たちを中学生から高校生にしていたり、1990年代から現代に舞台を移していたりといった変更点が見られます。
それによって韓国ドラマらしいSNSの活用が見られたりと、現代的なリアルなシーンを見ることが出来ます。
このような、韓国ならではのアレンジがしてあるので原作を読んでいたり、映画版を見ている形でも新鮮な気持ちで楽しむことが出来ます。
クラスメイトの死という衝撃的な事件を前にして、真相を明かそうとする生徒たちと、それらをひたすらに隠そうとする学校や大人たち、そしてこの事件を取り上げたいマスコミなど、三者三様の意見が飛び交うこととなります。
果たして、ソヨンは自殺なのか他殺なのか?
そしてこの事件によって明らかになる真実とは何なのか?
一人の生徒の死にまつわるミステリーと、事件を通して生徒たちも成長していくことになるというヒューマンドラマを合わせた作品です!
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ソロモンの偽証【韓国ドラマ】感想と評価・評判
私は原作も映画版見ておらず、この韓国ドラマ版をはじめに見たのですが、学園を舞台としたせいとたちによる推理ドラマなのかと思っていました。
しかし、事件の裏に隠された深い思いや、子供と大人や学園と社会との格差だったり、社外の闇なども描かれていて、とても面白く見ることが出来ました。
他の韓国ドラマでは、学園ものにしてはキャストの年齢層が高いといった違和感を感じることもあるのですが、本作は多くの新人を起用している為かそのようなことはなく、変なイメージがついていなかったのも良かったですね。
亡くなったソウは自殺なのか他殺なのかというところから始まる本作ですが、それを単純に警察に任せるのではなく生徒たちを中心として話し合う(裁判)というのが斬新で、最初は当然犯人探しとなるのですが徐々に真相が明らかになるにつれヒューマンドラマ作品になってくるのもいい裏切られ方でしたね!
本作は学園ドラマや、推理ドラマ、そして法廷ドラマやヒューマンドラマとしても魅力的な作品なんですが、裁判のあとの生徒たちの成長ぶりなどを見ると青春ドラマでもあったんだなと思わされました。
作品のテーマとしては現代社会の問題を描いた重いものなんですが、それでいて若者たちの明るい未来も想像出来る爽やかなラストだったと思います。
まとめ:原作を活かしつつ韓国ならではアレンジを加え分かりやすいドラマとなりました。
小説や映画版を見ていてもいなくても楽しめる良作です!
最後に
原作についても映画についても以前から知ってはいたのですが、作品の概容やイメージから私の好みではないと敬遠していた作品でした。
もちろん、このドラマ版が原作とは違っているのも分かっているんですが、これがとても見やすい作品になっていた為か原作や映画も見てみたいと思えるようになったんです。
どれを最初に見たかで作品のイメージも変わってくるのかもしれませんが、少なくとも本作はリメイク(映像化)作品として成功作だと思いますね!