韓国歴代5位の平均視聴率38.6%を記録!ユン・シユン×チュウォン共演で贈る製パン界を舞台にした国民的ドラマです。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
【製パン王キムタック】キャスト・視聴率
全30話
平均視聴率:38.6%
瞬間最高視聴率:58.1%
放送年度2010年6月から韓国で放送
演出:イ・ジョンソプ
脚本:カン・ウンギョン
【キム・タック役】ユン・シユン
【ク・マジュン役】チュウォン
【シン・ユギョン役】ユジン
【ヤン・ミスン役】イ・ヨンア
【ク・イルチュン役】チョン・グァンリョル
【ソ・インスク役】チョン・インファ
【製パン王キムタック】ドラマ紹介
本作は平均視聴率38.6%、瞬間最高視聴率58.1%を記録した大ヒットドラマです。
この平均視聴率は韓国歴代5位という大記録なんです!
さらにその年の賞レースで数々の賞を獲得しています。
そんな大ヒット作を手掛けたのは『快刀ホン・ギルドン』や『栄光のジェイン』のイ・ジョンソプ監督と、『ホテリアー』や『タルジャの春』などのカン・ウンギョン脚本家というヒットメーカーがタッグを組んでいます。
OST情報
本作はOSTの評価も高かった作品です。
参加アーティストはイ・スンチョルをはじめ、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、パダ、V.O.S、KCMや、ユン・シユンやイ・ヨンアと俳優の歌唱曲もあります。
【製パン王キムタック】あらすじ
すべてはコソン食品の後継者問題からはじまります。
コソン食品の会長ク・イルチュンの妻インスクは、後継ぎが産まれず姑から冷遇されていました。
そんな中、使用人ミスンがイルチュンの子どもを身籠ったことが判明し、激怒したインスクは秘書との間に男児をもうけます。
ミスンはインスクを恐れ身を隠すことにふるのですが、そうして生まれたのがタック(ユンシユン)です。
その後タックが小学生の時に自分の素性について聞かされコソンの家に引き取られることになるのですが、母ミスンはインスクに拉致されてしまうのです。
それから12年たち、タックは家を飛び出して母を探していました。
そんな中で出会ったのが製パン界の生きる伝説と呼ばれるパルボン先生でした。
一方、インスクの息子マジュン(チュウォン)も修行のためパルボン先生に弟子入りしていました。
これによって異母兄弟が同じ先生の元で学ぶこととなり、パン作りをはじめ様々な問題で対立するようになるのです。
【製パン王キムタック】みどころ
本作には出演者たちが「シナリオが面白いから出演を決めた!」と口を揃えて言うほどの素晴らしい脚本があります。
確かに名門一家の複雑な人間関係や出生の秘密、異母兄弟に男女間の恋愛模様など韓国ドラマ定番の要素がたっぷりと入っているのですが、この手のドラマだと主人公が女性になるところが定番のところ、本作では男性というのも特徴です。
そして主人公たちがパン作りを通して競いあっていく「料理ドラマ」のテイストや、それに対して大人たちは後継者争いでしのぎを削るなど大きく二つの戦いが描かれています。
一方でヒロイン二人との四角関係や、親子愛に師弟愛なども描かれ、更には異母兄弟にしてライバルである二人が修行を重ねることで友情が芽生えていくというのも珍しいところです。
ドラマの舞台が70~80年代ということもあり日本人が見てもどこか懐かしく感じたり、今の時代では受け入れられないことでも、この時代ならありえるかなと思ってしまいます。
そして登場人物が悪役であってもどこか感情移入出来るというのもポイントで、それゆえ幅広い層に受け入れられることとなりました。
【製パン王キムタック】感想・評価
まず最初に言っておきたいのは、私は韓国ドラマ定番のドロドロした展開や複雑な人間関係も苦手です。
このドラマも視聴率も評価も高いものの、そういったテイストがある作品なので敬遠していたんです。
しかし、いざ見始めてみると確かにそういった設定はあるものの主人公が男なことや、ライバル相手ともパン作りに真剣に取り組むことで関係性が変化してきたりと胸が熱くなる展開がたっぷりあったので、それがこのドラマの魅力なんだ!と辛くなりすぎることなく見れたんです。
もしヒロインが同じ立場だと、どうしても可哀想という気持ちやイライラ感情が高まって途中で見れなくなるんですよね。
そして30話という長さとテンポが早いのも重要で、これが50話以上ある枠のドラマでだったらダラダラし過ぎて見れなかったでしょう。
長い間イライラが続ず、人間関係にも早い変化が見られるというのは私には有難いことでしたね!
あと、ヒロインの設定がお決まりを覆すものだったのは新鮮でしたね。
詳細は書きませんが恋愛模様が想像通りに運ばないというのは、見ていて飽きが来ませんでした。
同様にラストの展開も「どうせこうなるんでしょ」では終わらなかったというのも良かったと思います。
とはいえ、この手のジャンルはやはり苦手なので何度も見ようとは思いませんが、普段こういった作品が苦手な人でも十分楽しめる見やすさがあると思います!
まとめ:韓国ドラマ定番の設定でありながら、パン作り対決やそれによっての人間的成長も描き、胸を熱くさせる感動のドラマに仕上げました。何かに一生懸命に取り組むというのはやっぱり素敵ですね!
最後に
チュウォンといえば正義の側の主人公というイメージだったので、この作品での悪役は意外でした。
デビュー作にして2番手というのは凄いですし、ただの憎まれ役では終わらないというのもいい役に恵まれたなぁと思いました。