韓国と北朝鮮のDMZ(非武装地帯)を舞台に軍人たちの活躍と謎の失踪事件を描いたアクションドラマ。
出演はチャン・ドンユン、クリスタル[f(x)]、ユン・バクイ・ヒョヌク、ヨン・ウジンなど。
キャストEX、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
サーチ 運命の分岐点【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全10話
平均視聴率:3.223%
最高視聴率:3.922%
放送期間:2020年10月17日~11月15日まで韓国OCNで放送
演出:イム・デウン
脚本:ク・モ
映画「最終兵器 ムスダン」(監督・脚本)
コ・ミョンジュ
【ヨン・ドンジン役】チャン・ドンユン
特任隊軍犬班の班長。兵長。
【ソン・イェリム役】チョン・スジョン(クリスタル[f(x)])
化学兵器防衛司令部特任隊中尉。ドンジンの元恋人。
【ソン・ミンギュ役】ユン・バク
特任隊チーム長。大尉。
【イ・ジュンソン役】イ・ヒョヌク
任隊の副チーム長。中尉。
【チュ・ムンチョル役】チ・ユンジェ
特任隊通信兵。下士。
【パク・ギヒョン役】イ・ハユル
特任隊スナイパー。中士。
【キム・ダジョン役】ムン・ジョンヒ
DMZ記念館の解説員。元特殊戦司令部対テロチーム長。
【イ・ヒョク役】ユ・ソンジュ
国会議員。国防委員長。次期大統領候補。
【ハン・デシク役】チェ・ドクムン
国防部国軍司令官。
【チョ・ミングク役】ヨン・ウジン
1997年の非武装地帯の作戦に投入された捜索隊中隊長。
映画「最終兵器 ムスダン」を手掛けたク・モ氏が脚本で参加したミリタリードラマ。
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サーチ 運命の分岐点【韓国ドラマ】あらすじ
1997年、韓国と北朝鮮のDMZ(非武装地帯)で、韓国へ亡命を図ろうとした母娘を切っ掛けにして銃撃戦が発生し、その結果多数の犠牲者が出ることになった。
それから23年後の2020年。
DMZでは謎の失踪事件が発生していた。その調査役として除隊間近のハンドラー・ドンジンが捜索隊に投入されることに。ドンジンが入った部隊には元恋人で中尉のイェリムもいて、気まずい思いをしつつも共に捜査することなる。しかし、失踪した兵士はすでに殺害されており、しかもその遺体から未知のウイルスが発見されてしまう。
その後、正体不明の相手からの襲撃を受け更なる犠牲者が出てしまい・・・。
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サーチ 運命の分岐点【韓国ドラマ】みどころ
本作は様々な映画やドラマなどでも登場するDMZ(非武装地帯)を舞台としたミステリアスなドラマです。
北朝鮮と韓国の関係性を踏まえつつ、軍人たちを主人公としたミリタリー要素とアクションに、さらに失踪事件を探るミステリーや、謎のウイルスの発見と未確認生物の存在というスリラー要素もあるなど、非常に盛り沢山な内容となっています。
そこに主人公のハンドラーと元恋人の士官との再会や、過去に同じ場所で起きた悲劇的な事件についても描かれ、様々な角度からハラハラドキドキさせられることになります。
果たして失踪事件と謎のウイルスにはどんな繋がりがあるのか?
そして謎の未確認生物の正体とは!?
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サーチ 運命の分岐点【韓国ドラマ】感想・評価
※ネタバレあり!
先の展開が読めない序盤のハラハラドキドキ加減は非常に好みですし、話が無駄に長くないのも良かったのですが、結局は本格的な作品のいいとこ取りでしかなく途中から物足りなく感じてしまいました。
早々にネタバレしてしまうと、謎の失踪事件を起こしていたのは未確認生物であり、謎のウイルスのせいでゾンビのようになってしまうというもの。
もちろんそこには人為的なものがあり、ただの失踪事件からパンデミックものに発展していくんです。
まぁ、近年の流行りではあるんですが、それが分かった時点で「またこのパターンね!」と興ざめしてしまい、その後の展開も大体予想できてしまったんです。
普段、ゾンビものやパンデミック系を見ていない方なら楽しめるのかもしれませんが、そういったジャンルが好きな人なら私と同様の反応になってしまうかもしれませんね!
主人公が軍用犬のハンドラーという設定はとても新鮮でしたが、その設定にした割にはキャラクターにそれが活かされておらず、肝心なところで犬がおいてけぼりになっているのも勿体無いと思いました。
映画チックなドラマという意味では他のサスペンスドラマとは一線を画すものになっていましたが、やはり本格的な作品と比べてしまうと薄味だったと言えるでしょう!
まとめ:ドラマとしては新鮮な内容と言えるでしょうが、ミリタリー、アクション、ミステリー、スリラー、ヒューマンドラマのどれをとっても中途半端だったと思います!
普段映画を見ない方にとっては新鮮に楽しめるのかもしれませんが、詳しい方にとっては物足りなく感じてしまうでしょう。
最後に
本作はOCNが出掛けている”OCNドラマチックプロジェクト”の一つなんですね!
普段映画を手掛けているスタッフがドラマを撮ったらどんな作品になるのかといったシリーズで、これまでに「トラップ」「他人は地獄だ」「番外捜査」が制作されています。
この中では「トラップ」はまぁまぁ好きでしたが、他は本作同様中途半端だと思っていて、それは映画という2時間の中で描けるものをわざわざドラマにしたことで濃度が薄まっているように感じたからです。
確かにドラマとしてはどの作品も新鮮に映るのですが、作品としては必要ない設定や無駄な展開が盛り込まれていて、それが面白さの邪魔をしているように見えるんです。
たまに映画の枠では描ききれなかったものをドラマとして長尺で描きたいという監督もいますが、だからといって長くしたことで面白くなくなったのでは本末転倒というもの。
これなら同じ予算をかけて映画にした方がもっとセットや衣装にお金を使えて、ストーリー的にもスッキリしたかもしれません!