リュスンリョンは「王になった男」「7番房の奇跡」「バトル・オーシャン 海上決戦」などの作品で映画スターとなりました。
その後数年間ヒット作に恵まれませんでしたが、2019年は映画「エクストリームジョブ」とドラマ「キングダム」の人気により、第二の人気を享受しています。
プロフィールと来歴、映画とドラマ一覧、性格、妻や子供など家族について、インスタグラムをまとめました。
（トップ画像https://entertain.naver.com/より）
リュスンリョンのプロフィール
リュ・スンリョン 류승룡 (柳承龍)
1970年11月29日生まれ
忠淸南道舒川郡は父親の故郷で
ご自身はソウル出身
175㎝
B型
リュスンリョンは子供時代から俳優を夢見ていましたが、裕福ではなかったため中卒で就職するか、高校に進学してもいいものかとても悩んだそうです。
経済的な困難から傷つくことも多くあり、常にこの現実から逃げたい、脱出したいそんな気持ちでいました。
高校生のころ演劇部に入って演技に出会い、それらの悩みから解放され生きがいを感じて癒されたとか。
本格的に俳優を志すようになり、ソウル芸術大学演劇科へ進学。同期にはアンジェウク、チョンジェヨン、ファンジョンミン、シンドンヨプなど有名俳優が多数います。
大学時代は泣きと笑いについて研究し、1時間泣きっぱなし、笑いっぱなしというトレーニングが日課で、毎日続けたというエピソードがたびたび語られています。
NANTA初期メンバー
演劇で舞台俳優として歩みだし、1997年（27歳）からミュージカルNANTAの初期メンバーとして活動。
2020年現在も使われているNANTAポスター
左から二番目がリュスンリョン
最初の1年ほどはほとんどノーギャラで出演し続け、1日に12時間ずつ毎日練習しました。
NANTAは多くのメディアに取り上げられ話題となり、ブロードウェイを始め世界中を周るほど人気に！
リュスンリョンは演出も担当しており、出演者でありながら6チームを育てたそうです。
NANTAは言語のない演劇。リュスンリョンのまなざしはこの時に鍛えられたとご本人は語っています。
5年間NANTAに打ち込みましたが、周囲の反対を押し切りやめることに。
理由はスコットランドのエジンバラで見た「蚤のショー」。
蚤（のみ）は自分の体の70倍の高さ、約30センチも飛ぶことがでますが、カップの中に10分も入れておくとカップから出してもその高さまでしか飛ぶことができなくなるそうです。
「蚤のショー」はショットグラスからビールジョッキまで様々なカップに蚤を入れておき、カップから出したあと、音楽と共に蚤がそれぞれの高さで飛ぶ様子を見る、というものでした。
「人は成長と共に環境や周囲の視線、自尊心、怠惰などのカップに閉じ込められ、自らの能力を制限してしまう。ぶつかるだろうという恐怖を取り除くことができれば、自分の能力をもっと伸ばせるのではないか」
と、挑戦する道を選び、2002年NANTAをやめたのでした。
演劇から映画界へ
その後3年間は肉体労働をしながら演劇俳優をしていました。
以後、2004年（34才）映画「知ってる女」でスクリーンデビュー。
数々の映画に出演を重ね、主に男らしい強そうなイメージに合った脇役を務めるも無名時代は続きます。
転機となったのは2012年（42歳）映画「私の妻のすべて」。
男らしいルックスに反したコミカルな役で、新しい領域を開拓し、映画の興行も成功！
このイメージでいくつかのCFモデルにも抜擢され、映画界のラブコールを受ける人気俳優となりました。
そしてこれが「王になった男」「7番房の奇跡」「バトル・オーシャン 海上決戦」につながり、リュスンリョンは映画俳優としての地位を確立しました。
「王になった男」では2012年大鐘賞映画祭助演男優賞を受賞。
主演のイビョンホンとは同じ年で、友達のように親しくなったとか。
7番房の奇跡
続く2013年「7番房の奇跡」も観客動員数1000万人を突破し、2013年時点で2作連続1000万人を突破した唯一の俳優となりました。
2013年百想芸術大賞映画部門大賞と大鐘賞主演男優賞を受賞。
2013年はリュスンリョンにとって最高の年だったに違いありません。
映画は毎年出演している一方で、ドラマ出演は
2007年MBCドラマネット「朝鮮科学捜査隊別巡検」
2008年SBS「風の絵師」
2009年KBS「IRIS-アイリス-」
2010年MBC「個人の趣向」
2013年SBS「星から来たあなた」
のみでしたが、2019年ネットフリックスのドラマ「キングダム」が大ヒット！
2019年はこの他映画「エクストリームジョブ」がこの年の最高興行を記録。
リュスンリョンの俳優人生第2幕が開いたと言われています。
きむとま
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リュスンリョンの映画・ドラマ一覧
2004年スクリーンデビュー後、2020年初めまでで映画42本、ドラマ6本に出演しました。
これまで空白期を持ったことはなく、作品に出続けていますが、まとまった休みをとって長期旅行したりアフリカへは4回も行ったり、とオフの時にも何か甲斐を感じられるようにしているそうです。
映画代表作
| 2006 | 偉大なる系譜 | 174万人 |
| 2011 | 神弓KAMIYUMI | 747万人 |
| 2011 | 高地線 | 294万人 |
| 2012 | 王になった男 | 1231万人 |
| 2012 | 僕の妻のすべて | 459万人 |
| 2013 | 7番房の奇跡 | 1281万人 |
| 2014 | バトルオーシャン海上決戦 | 1760万人 |
| 2015 | 花、香る歌 | 31万人 |
| 2018 | サイコネキシス念力 | 98万人 |
| 2019 | エクストリームジョブ | 1626万人 |
※色がついている欄は観客動員数1000万人以上の作品
興行に成功したものがいくつもありますが、どの映画もこれほどヒットするとは思っていなかったそうです。
また、全然人気のなかった映画についても、それほど失敗するとも思っていなかったとか。
これらの経験から「自分の思い通りに行くものではない」とわかり、作品選びは
「もしこれが興行に成功しなかったとしても後悔はないか」
「わずかな観客でも満足してもらえるか」
「自分がやらねばという使命感があるか」
「その監督と共に作品を作りたいと思うか」
このようなことを考えて決めるとのことです。
ドラマ
映画に比べてドラマの出演数が極端に少ないです。
キングダム関連のインタビューで
「演劇は1つの作品をじっくり3か月かけてやる。映画は多少撮るのに時間がかかる。ドラマは急ぐのが重要。何度かドラマに出たけど、そのたびに俳優とスタッフはすごいなと思う。慣れないシステムの中で、パッと演技が出て来なくてはいけない。自分には難しい課題だ」
と話しています。
2007 朝鮮科学捜査隊別巡検
2008 風の絵師
2009 アイリス
2010 個人の趣向
2013 星から来たあなた
2019 キングダム
2020 キングダム2
2023 ムービング
2019年に始まったキングダムはシーズン2も撮り終え、「シーズン10まで続けば還暦までの雇用が保障される」とご本人が冗談を言っていました。
「キングダム」のキムウニ作家は必ずキャスティングしたい俳優の一人としてリュスンリョンを挙げました。
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リュスンリョンの性格は冷たい？
リュスンリョンは冷たい性格だ、とネットで騒がれたことがありました。
キムウォネ
（演技大賞キャプチャー）
というのも、NANTAの初期メンバーとして共に活動した俳優のキムウォネがバラエティ番組に出演した際に、NANTAの仲間とは今も親しいんですか？という質問をされ
「リュスンリョンは有名になった途端連絡もなくなって・・・」
「電話番号が変わっちゃって連絡できない」
という旨の発言をしました。
親しみあるイメージがあったためか、視聴者はその発言を大げさに受け取り「リュスンリョンは薄情だ」とネットで炎上することになったのです。
しかし、このことには裏事情がありました。
リュスンリョンは上述の通り、40代になるまで全国的には無名俳優でした。
いくつかの作品で注目を浴びてブレイクすると、演劇界やら映画界から個人的な電話がたくさん来るように。
「次の作品は一緒にやろうよ」などという連絡に対し、リュスンリョンが社交辞令で「今度ご一緒しましょう」というお返事をしたことが誤解を招き、作品の投資者に対して「リュスンリョンが出演する」などと宣伝されたりする事態に発展。
正式な立場で出演を約束したわけではなかったのに、単なる挨拶がそのように受け止められ、5年先のスケジュールまで勝手に決まってしまうほど混乱を招くことになったのでした。
そのことで事務所から電話番号を変えたほうがいい、と提案され連絡先を変えることにしたそうです。
リュスンリョンがキムウォネと連絡が途絶えてしまったのは、そういった経緯もあってのことでした。
キムウォネはバラエティだけにウケを狙っての発言だったのに、視聴者にそのように受け止められ悪い噂となってしまい、とても後悔したそうです。
リュスンリョンは大勢いるスタッフを名前で呼ぶというエピソードが知られています。
撮影中、寒い時期になるとスタッフたちへジャンパーをプレゼントするのに一人ずつ名前を書いて渡したりするのだとか。
また、自宅には夜遅いスケジュールで帰宅が難しい時のためのマネージャの部屋もあるとのこと。
周囲の方への配慮を忘れないとても優しいお人柄なのですね。
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リュスンリョンの妻との結婚・子供は？
リュスンリョンは35歳の時に結婚し、息子さんが2人います。
奥さんは結婚前にテレビレポーターをされていた方だとのことですが、奥さんもお子さんも写真やお名前は公開されていません。
奥さんとはリュスンリョンのNANTA時代に出会いました。
演劇俳優時代は舞台後、肉体労働のバイトをして生活しており、奥さんは
「経済的なことは自分がサポートするから、バイトはやめて演劇に集中したほうがいい」
と勧めてくれたんだそうです。奥さんはこの時から可能性を信じてくれていたんですね。
リュスンリョンが韓国年齢35歳（2004年）で結婚。
事務所の社長さんの話は
「リュスンリョンは練習と撮影を除くすべての時間を家族に注ぐ人だ。彼にとって家族とは親や妻子だけでなく、兄弟やその家族もすべて誰一人おろそかにせず取りまとめている」
と家族思いである人柄を語っています。
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本文訳：2012.1.1 もう8年前。
お子さんたちが新年のあいさつをしているところですね。
お子さんたちの生まれた年は不明ですが、この投稿から計算すると上のお子さんはもう高校を卒業したでしょうか？
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リュスンリョンのインスタグラム
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「 本文訳：1枚目・あらまあ！女優のオナラさんが奮発してくれた参鶏湯！
2枚目：今までこんな作家いなかった。彼女は作家なのか天使なのか。＃エクストリーム へ続き＃人生は美しい も一緒にすることになったペセヨン作家さんの温かい心でエネルギー充電完了
残りの撮影も頑張っていきます！」
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最後に
リュスンリョンが俳優を志した当時、俳優という仕事は社会的地位の低く、卑下されていた時代でした。
そんな中ご両親は反対もせず、いつも応援してくださったそうです。
奥さんの支えもあって、今日の成功があるわけで家族に格別な思いがあるようですね。
演技については
「どんなに準備して練習して頭で考えても、現場に入ってその時にしか感じられない瞬時の直感というのがあり、アドリブというのとは違うが、それをキャッチするために集中して五感をフルに回転させる。」
と話していたのが印象的です。
リュスンリョンは多くの新人俳優、演劇俳優たちの憧れ。
悩める若手俳優から質問を受ける番組がありましたが、ご自身の経験を生かした温かい言葉で答えていてるのがお人柄出るようでした。
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