ムービング【韓国ドラマ】キャストEX・感想・口コミ・評価レビュー

韓国ドラマムービング

リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン、イ・ジョンハ、コ・ユンジョン

主演による超能力アクション!

世界で最も視聴されたディズニープラスの韓国オリジナル作品として話題となった傑作エンタメドラマです。

キャストEX、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

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目次

ムービング【韓国ドラマ】キャスト

Disney+全20話

放送期間:2023年8月9日〜9月20日まで

Disney+で配信

演出:パク・インジェ/パク・ユンソ
「キングダム2」など

脚本・原作:カンプル

ムービングキャストEX

【チャン・ジュウォン役】リュ・スンリョン

韓国ドラマムービングキャストのリュスンリョンチキン屋店主
苦痛を感じない無限再生能力者

リュ・スンリョン:1970年生まれ。20年以上も続く人気公演NANTAの初期メンバーで、出演しながら演出も担当。34歳で映画デビューし、「王になった男」「7番房の奇跡」「キングダム」「エクストリームジョブ」など代表作多数。
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【イ・ミヒョン役】ハン・ヒョジュ

韓国ドラマムービングキャストのハンヒョジュトンカツ屋店主
五感に優れた元国家情報院要員

ハン・ヒョジュ:1987年生まれ。「華麗なる遺産」「トンイ」「W」などを代表作に持つ人気女優。品のある雰囲気で広告界でも引っ張りだこ。
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【キム・ドゥシク役】チョ・インソン

韓国ドラマムービングキャストのチョインソン飛行能力を持つ国家安全企画部最高のブラック要員
ミヒョンの夫

チョ・インソン:1981年生まれ。20代の頃からスター俳優として知られ、メディアへの露出が少ないことから同世代の俳優の中でも別格な印象。「バリでの出来事」「大丈夫、愛だ」などを代表作に持つ。
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【チョン・ゲド役】チャ・テヒョン

韓国ドラマムービングキャストのチャテヒョンバスの運転手
雷能力者

チャ・テヒョン:1976年生まれ。映画「猟奇的な彼女」の主人公を演じ、一躍有名に。バラエティでも活躍中の人気俳優。私生活では高1の時一目ぼれした女の子と付き合い、13年の交際期間を経て結婚。3児の父親でもある。
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【イ・ジェマン役】キム・ソンギュン

韓国ドラマムービングキャストのキムソンギュンスーパー店主
怪力と超スピード能力者

キム・ソンギュン:1980年生まれ。「応答せよシリーズ」「熱血司祭」「D.P. -脱走兵追跡官-」などドラマ、映画共に人気作に多数出演。多作で大小さまざまな役を務めている。

【フランク役】リュ・スンボム

ムービングキャストのリュスンボム超能力たちを狙う暗殺者

リュ・スンボム:1980年生まれ。主に映画界で活躍の俳優。ドラマ出演はムービングが19年ぶりとなる。(特別出演は13年前の「パスタ」)兄は映画監督のリュ・スンワン。妻はスロバキア人の画家。

【キム・ボンソク役】イ・ジョンハ

韓国ドラマムービングキャストのイジョンハミヒョンとボンソクの息子
飛行能力と五感能力を受け継いだ高校生

イ・ジョンハ:「それでも僕らは走り続ける」「わかっていても」を経て今回大抜擢された。事務所は俳優大手のナムアクターズで所属俳優にイジュンギ、パクウンビンなど人気俳優が多い。
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【チャン・ヒス役】コ・ユンジョン

韓国ドラマムービングキャストのコユンジョンジュウォンの娘
無限再生能力を持つ高校生

コ・ユンジョン:1996年生まれ。トレンド顔として美容整形外科医たちの話題の女優。「還魂2 光と影」で主演を演じ、女優としての格を上げた。
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【イ・ガンフン役】キム・ドフン

韓国ドラマムービングキャストのキムドフン学級委員長
親から怪力と超スピードの能力を受け継いでいる

キム・ドフン:1998年生まれ。「今日のウェブトゥーン」「法に則って愛せ」などに出演。デビュー作から比重の大きい役を務める期待の若手俳優。
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本作はカンプル作家の同名人気ウェブトゥーンを原作に、総制作費650億ウォンをかけ豪華キャストによりドラマ化したDisny+オリジナル作品です!

ムービング【韓国ドラマ】あらすじ

韓国ドラマムービング

ぽっちゃり体型で人当たりの良い高校生キム・ボンソク(イジョンハ)は、とんかつ屋を営む母と二人暮らし。

いつも重いカバンをいくつも背負い遅刻を繰り返していた彼には、気を抜くと身体が宙に浮いてしまうという秘密があった。

そんな彼は転校生のチャン・ヒス(コユンジョン)と出会ったことで、日常生活に変化が訪れる。

通学中のバスで出会ったことからすぐに打ち解けたボンソクとヒスだったが、彼女もまた周りには知られてはならない秘密を抱えていた。

彼女はどんな傷もすぐに回復する能力の持ち主で、それが原因で前の高校を退学させられたという過去があったのだ。

一方、ヒスのことが気になるクラス委員長のイ・ガンフン(キムドフン)にも、怪力と超スピード能力が備わっていた。

そんな中、巷ではボンソクのような超能力者たちを狙った連続襲撃事件が発生していた。

国家情報院により隠蔽されていたその事件にはアメリカから来た男・フランク(リュスンボム)が関わっており、ひっそりと暮らしているかつての超能力者がターゲットにされていた。

やがて、二人の親たちもターゲットにされるのだが…。

そんな二人の親たちがスパイとして活動していた時代には、超能力者たちで組織された特殊部隊が存在していた。

実はボンソクの両親やヒスの父親もその部隊に所属していて、あらゆる任務を密かに遂行していた。

しかし、ある事件をきっかけに国家安全企画部は解体され、部隊に所属していた超能力者たちも散り散りになってしまう。

ムービング【韓国ドラマ】感想・評価

間違いなく今季No.1クラスの傑作!!

ただの特殊能力アクションかと思いきや、ドラマパートも素晴らしいエンタメ作品でした。

映画「X-MEN」シリーズやドラマ「HEROES/ヒーローズ」といった超能力バトルものに、学園ドラマやロマンス、家族ドラマ要素を加えたエンタメ作品で、序盤は学園ドラマ要素が強く若手俳優たちの活躍がメインになっていますが、世界観を徐々に理解していくうちにアクション要素が増してきます。

親世代とその子供世代の超能力者たちがいるのですが、親世代は能力者として活動していた過去を隠して一般社会に溶け込んでおり、その能力を引き継いだ子供たちは能力を周りに知られないように暮らしています。

能力者はどのくらいいて過去に何をしていたのか?そんな能力者たちを狙う者の正体と目的は?主人公たちが通う高校に隠された秘密とは?など、謎が多数ちりばめられているのも面白いところで、序盤から超能力者としての苦悩が描かれたのは意外でしたが、そのおかげで大人のドラマとして楽しむことができました。

もっと超能力者同士のバトル中心なのかと思っていたので最初は地味に思いましたが、短いながらも毎話バトルシーンがあり、登場人物の誰も彼もが怪しく見えてくるのもうまい演出。明らかに怪しい高校の校長をはじて、教師や警備員、掃除のおばちゃんまで関係者かと疑いながら見るのは青春ドラマに刺激を与えていて、バトルシーンが無くとも能力を隠して暮らす大人とその子供たちのドラマとしてとても面白い作りになっているんです。

特にボンソクとヒスのピュアなロマンスが序盤の見どころで、ヒスのことを意識するとボンソクが浮いてしまう設定にもニヤニヤさせられましたし、ボンソクがこれからどう成長し、いつ覚醒するのかも注目でした。

韓国ドラマお決まりのイジメエピソードはやり過ぎ感が強く胸クソ悪かったですが、超能力者の孤独を描くのには必要だった過程で、その代わり癒しキャラのボンソクを見てほっこりしていました。

そんな青春ドラマの後は親たちの過去のエピソードが描かれるのですが、かなりいいところで過去編にシフトしテイストが変わってきます。内容自体はとても良いものですし物語の軸となるエピソードなんですが、いかんせんボンソクとヒスのその後が気になるため早く続きが見たい!と思ってしまいました。贅沢な悩みですかね。

それにしても、終盤からはじまる南北超能力者対決は、アクションシーンの連続で、銃撃、格闘、人間模様のどれを取ってみてもハイレベルでしたね!

しかし、北が悪で南が正義というような単純なものではなく、どちらも権力者たちに利用されている悲しい者たちというのは共通していました。それぞれに家族や国といった守りたいものがあり戦っているだけで、本当の意味での悪人は居ないというのが悲しいばかり…。彼らを操ってる者たちは安全な場所でふんぞり返っているんですから。

まとめ:全編超能力バトルかと思いきや、青春ドラマあり、スパイアクションあり、ヤクザとの抗争に大乱闘格闘シーンあり、南北の争いあり、ロマンスあり、家族ドラマありと、一見盛り込み過ぎに見えるのにちゃんと成立しているという類まれなる傑作エンタメ作品!

勧善懲悪なドラマではなく、押し付けなメッセージがあるわけでもないというのも好感が持てました。

最後に

見終わってみれば韓国版「HEROES」といったドラマでしたね。

主人公(ボンソク)が飛行能力者でありヒロイン(ヒス)が回復能力者というのは「HEROES」のピーター(兄の能力をコピーしたものですが)とクレアと同じでしたし、メインキャラクターが複数いてそれぞれにエピソードがあり、若手のキャラクターたちが徐々に覚醒していく展開も同様でした。

ーーー※ネタバレあり!ーーー

しかし本作には両親から能力を受け継いでいるという設定や、彼らが各国の諜報機関と関わりがありスパイとして活躍していた過去があったり、国によって次世代の能力者が育てられているという(「X-MEN」でいうところのウルヴァリンに近い)要素があるなど、単純な能力者同士の戦いだけでなく国の思惑が絡んでいるというのがポイントになっていました。

しかもアメリカだけでなく北朝鮮まで登場するので、国家間の情勢も絡んできたりと複雑な相関図になっているのも面白いところ。

そして青春ドラマ感の強い子供たちのパートからはじまり、親たちの過去を描くシリアスかつ大人のロマンスを描く展開にシフトしていくのも惹きつけられたところで、この展開が出来たのは複数の主演クラスがキャスティングされていたからこそだと思います。

とはいえ、序盤の展開の続きを気にしながらエピソードが再開するのを待たなければいけないので、贅沢を言えば現在と過去のパートを交互に描いてほしかったところ。

あとこれは好みが分かれるところかもしれませんが、超能力の種類がかなり限られていること!

飛行能力、再生、怪力、スピード、優れた五感などがメインで、同じ能力者が何人も登場します。

どちらが上かを競うような同じ能力者同士の戦いは面白いものの、超能力バトルとしては地味で(終盤に空気を圧縮して撃ち出す能力者が登場しますが、飛び道具は基本銃のみ!)、「X-MEN」のような派手さよりも「ウルヴァリン」のようなガチンコファイトが好きなら最高に感じると思います!

口コミやレビューを見ると軒並み高評価ばかりのようですが、低評価な人の意見をみるとドラマパートは好きだけどアクションシーンが長すぎて好きではないという意見が見られました。

アクション作品の中でも割りと刺激が強い方ですし、ハードボイルドな演出も多いので出血するのも普通。

その辺、苦手に感じる人がいても当然かもしれません。

しかし、ビームを出したり、自然を操ったりという派手な演出や、SF感満載のメカや人間っぽくないキャラクターが多数出演する作品は「X-MEN」シリーズやマーベル作品などで見飽きているので、本作のような常人を超えたレベルの肉弾戦にしたことで新選に映ったんだと思いますし、個人的にもこの方が好みでした!

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