あの傑作映画がテレビドラマになって帰ってきた!
チュウォン×オ・ヨンソ×イ・ジョンシン(CNBLUE)共演で贈るラブコメ時代劇です。
キャスト、あらすじ、みどころ、映画と比較しての感想を紹介します。
(トップ画像公式ページより)
猟奇的な彼女(ドラマ)キャスト一覧
全16話
最高視聴率12.0%
平均視聴率7.7%
放送年度2017年5月から韓国で放送
演出:オ・ジンソク
脚本:ユン・ヒョジェ
【キョン・ウ役】チュウォン
【へミョン王女役】オ・ヨンソ
【カン・ジュニョン役】イ・ジョンシン(CNBLUE)
【チョン・ダヨン役】キム・ユネ
【王フィジョン役】ソン・チャンミン
【チョン・ギジュン左議政役】チョン・ウンイン
【王妃パク氏(ダニョン)役】ユン・セア
【ヨンシン(王女付きの内官)役】リュ・ダム
【ビョル(王女付きの護衛武士)役】テミ
【キョン・ヒ(キョン・ウの妹)役】チョン・ダビン
本作は2001年に韓国で公開された映画をドラマ化した作品です。
これまでに日本や中国でのテレビドラマ化をはじめ、アメリカやインドでの映画化、そして2016年には韓国・中国合作の続編映画などがありましたが、2017年についに韓国でもテレビドラマ化されました。それも時代劇として!
まず初めに主人公役にチュウォンが確定していて、「彼女」役は公開オーディションで選ばれることに。
2次オーディションからはチュウォンも参加することもあり大きな注目を集めました。
その後TOP3まで絞られ、作品の主要なシーンをそれぞれに演じて優勝者を決めることに。
そして優勝者はキム・ジュヒョンに決定しました。
「第2のチョン・ジヒョンを発掘する!」との触れ込みもあり国民投票も行われた公開オーディションでしたが、結果は優勝したキム・ジュヒョンも降板することになり、撮影前から当初のオーディション内容の不手際や名の知れた人に票が集まるなど問題点が多かったようです。
その後、「彼女」役にはオ・ヨンソが選ばれることになりました。
キム・ジュヒョンの作品を見たことが無いので正確なことは言えないですが、「彼女」役を演じるには柔らかすぎる印象があり結果としてオ・ヨンソが適役だったのではないでしょうか。
ヒロインの選定を巡るゴタゴタもありましたが、チュウォンの初時代劇ということと、軍入隊前最後の作品ということもあり期待が集まりました。
猟奇的な彼女(ドラマ)あらすじ
キョン・ウ(チュウォン)は先ほど清から3年の留学を終えて朝鮮に帰ってきたばかり。彼は国の宝ともうたわれる秀才で、女性からの人気も絶大でした。
そんなキョン・ウの帰国を祝って開かれた宴の帰り道、今にも川に落ちそうな女性を発見します。
はじめは通り過ぎようとしたものの、仕方なく彼女を助けることに・・・
しかし泥酔している彼女はキョン・ウを変態だと勘違いしてしまうのです。
彼女に勘違いされプライドが傷ついたキョン・ウは、二度と関わるものかと憤慨するのですが、再び泥酔女と再会するとこになり二人の奇妙な関係が始まるのでした。
猟奇的な彼女(ドラマ)みどころ
映画と同様に、凶暴だけど魅力満載の彼女に何かと振り回されるキョン・ウは、映画とは違い秀才でモテモテのイケメンなのに、それでも彼女の前では形無しになってしまうというのが面白いです。
映画と同様の展開を期待すると肩透かしを食らいますが、二人のコミカルなやりとりはラブコメとして最高の出来となっています。チュウォンのお調子者っぷりや、オ・ヨンソのキュートさは最適な配役と言えますし、二人の相性も抜群だと思います。
「彼女」ことへミョン王女を陰から見守り、サポートする従事官役のイ・ジョンシンも寡黙な役柄ながらも見事な殺陣を披露するなど、キョン・ウとは違った魅力を見せてくれます。
このドラマはそういった二人のドタバタなやりとりや、キョン・ウのことを狙っているチョン・ダヨンとへミョン王女とのライバル関係というのもドラマオリジナルも注目ポイントです。
へミョン王女の正体も最初は明かされず、ダヨンやその取り巻きやキョン・ウの妹キョン・ヒにはただのおかしな女と思われているのも面白く、前半はこのコミカルな展開が見どころとなっています。
女王の周りに控える内官のヨンシンと護衛のテミは、毎回王女を見失い怒られるダメっぷりを披露していて、普通の韓国時代劇ではこういう役どころは堅苦しく有能な印象ですが、この2人からはコミカルな印象しかなく二人のコンビ芸のようなやりとりも見どころの一つです。
しかし、そういうコミカルなだけの作品ではなく、二人が関わることになる王女の指輪にまつわる話や、王女の実母(先の王妃)にかかわる事件などといったものや、韓国時代劇特有の王宮内の陰謀なども含まれています。
それが二人のラブコメと同時進行で展開されるのですが、この真逆ともいえる要素があることが作品の好き嫌いを分けるポイントと言えるでしょう。
恋愛ドラマに関しては正統派の展開となっているので、二人の行く末を見るだけでも十分に楽しめる作品だと思います。
猟奇的な彼女(ドラマ)感想と評価・評判
まとめ:主演二人の演技力や相性は評価されているものの、「猟奇的な彼女」として見ると物足りなさも感じるようです。ラブコメパートは面白いですが、時代劇としては目新しさもなくよくある展開のものでした。ただ普通の韓国時代劇作品と比べると見やすいとは思います。
最後に
映画「猟奇的な彼女」が大好きな私からすると、ところどころにオマージュや共通点が発見出来て楽しむことも出来ましたし、チュウォンとオ・ヨンソのキャラも良くて相性もよく、ラブコメとしてなかなかいいものだと思いましたが、時代劇としては面白みのない残念なものでした。
その理由として脇役に魅力ある人物が少なく、主人公の家族を始め女王のお付きや悪役にいたるまで見ていてイライラとさせるキャラがやたら多いんです。
主演の二人は凄く魅力的なのに、その他のキャラが薄い印象でした。