「ロマンスは別冊付録」はイ・ジョンソク×イ・ナヨン共演で贈る、出版社を背景に本を作る人々の姿を描いたロマンティック・コメディ。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ロマンスは別冊付録 キャスト一覧
原題:ロマンスは別冊付録
Netflix全16話
平均視聴率:5.15%
最高視聴率:6.7%(最終回)
放送年度2019年1月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN )
演出:イ・ジョンヒョ
『ロマンスが必要2』
『魔女の恋愛』
脚本:チョン・ヒョンジョン
『ロマンスが必要』シリーズ
【チャ・ウノ役】イ・ジョンソク
図書出版キョルの編集長兼人気小説家。文芸創作科兼任教授でもある。32歳。何においても完璧な男だがダニだけには振り回される。ダニの年下の友人。
【カン・ダニ役】イ・ナヨン
バツイチのシングルマザー。37歳。高スペックを誇るものの、長年主婦をしていた為に再就職出来ずにいる。ウノの年上の友人。
【ソン・ヘリン役】チョン・ユジン
図書出版キョル コンテンツ開発部編集チーム 代理。29歳。氷の魔女との異名を持つ新入社員にとっては恐怖の先輩。
【チ・ソジュン役】ウィ・ハジュン
フリーランスの装丁家。実力者。29歳。ダニに興味を示す。
【ホン・ドンミン役】オ・ウシク
ダニの元夫。40歳。結婚12年目で浮気により離婚したが、謝罪もなく慰謝料も払っていない。
【キム・ジェミン役】キム・テウ
図書出版キョル代表。44歳。10年前に妻を亡くしてから出版社を創立し、韓国出版業界の5本の指に入るほどの会社に成長させた。娘を溺愛している。
【コ・ユソン役】キム・ユミ
取締役。40歳独身。創立メンバーの一人。トゲトゲ魔女。家やお金はあっても、恋人や友達はいない。
【ホン・ジホン役】チョ・ハンチョル
コンテンツ開発部編集チーム チーム長。45歳。創立メンバーの1人。別れた妻に未練あり。
【ソ・ヨンア役】キム・ソニョ
コンテンツ開発部マーケティングチーム チーム長。37歳。創立メンバーの1人。ワーキングママ。
【パク・フン役】カン・ギドゥン
コンテンツ開発部マーケティングチーム新入社員。27歳。誰とでも直ぐに親しくなる社内の情報通。
【オ・ジユル役】パク・ギュヨン
コンテンツ開発部編集チーム新入社員。27歳。江南不動産財閥の一人娘でマザコン。
今作の主役イ・ジョンソクさんにとってはこれがはじめてのロマンティック・コメディだそうで(これまではサスペンスとロマンスが入り混じった作品が多かった)入隊前最後のドラマ作品でもあります。
そしてイ・ナヨンさんは本作が9年ぶりのドラマは出演となります。
実はイ・ジョンソクさんは以前よりイ・ナヨンさんを「理想のタイプ」だと公言していて、このことから二人の共演は注目を集めました。
近年、韓国ドラマでは年上女性と年下男性とのカップルを主人公としたドラマが数多く作られており、本作でも10才差カップルが大きな話題となりました。
OST情報
本作のOSTには、「JANABI/私は見ることができなかった話」「ROTHY/RAINBOW」「ロイ・キム/ALL I DO」「MOTTE/I PLAY」などなど、その他にも多くの歌唱曲が使われています。
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ロマンスは別冊付録あらすじ
カン・ダニ(イナヨン)とチャ・ウノ(イジョンソク)は姉と弟のような関係の友人。
ダニは愛する人と結婚しかわいい娘にも恵まれ、ウノは人気作家で編集長そして教授も掛け持つハイスペックイケメンとして順風満帆な生活を送っていた・・・はずでしたが、実はダニが離婚して家も仕事もお金も無いことを知り、二人の関係も徐々に変化していくことになります。
そんなダニがウノの家に押し掛けた事から不本意な同居生活がはじまり、しかもウノの勤める図書出版キョルへ入社して来て仕事仲間にもなることに。
次第に二人はお互いを意識し始めるのですが、そんな二人の前にチ・ソジュン(ウィハジュン)という男まで現れて、ダニは二人の年下男子のせいで久々の胸の高鳴りを思い出すことになります。
同時に現代女性ならではの問題もリアルに描いています。
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ロマンスは別冊付録みどころ
本作は、現代を生きるアラフォー女性の恋と仕事をリアルに描いたドラマです。
韓国ドラマお決まりの、うるさい母親や強烈な悪役などは登場せず、いい人だらけのドラマとなっています!
そして、近年の人気ドラマで多く見られる”年上年下カップル”も本作のみどころの1つで、イケメン高スペック男子と色々な経験を積んだ訳あり女性との恋愛というのも女性からのウケがいい設定です。
これまでは特殊な設定の役柄を演じることが多かったイ・ジョンソクさんが、正統派のラブコメディに挑戦しているのもファン必見ですし、今作でイ・ナヨンさんが演じる「経歴断絶女性(キョンダンニョ)」も多くの女性からの共感を得れるものとなっています。
女性にとって夢のような憧れの恋愛を描くと共に、年下男性二人との三角関係でもある本作は、同時に本を愛する人たちや出版業界をリアルに描いた作品でもあります。
そして、本作に多く登場する女性たちの”働き続ける難しさ”を描いているのも現代的といえます。
その他にも、近年の作品には欠かせない要素となった”ブロマンス”も当然盛り込まれていますので、こちらからも目が離せません!
「経歴断絶女性とは?」
学歴も経歴もあるのに結婚、出産、育児により社会的キャリアが途絶えてしまった女性のこと。
韓国の今のアラフォー世代に多いんだとか。
ロマンスは別冊付録感想と評価・評判
正直なところ、恋愛ドラマにおいてヒロインが不幸な目にあったり、恋愛に関して悪どいことをする人物が登場する作品は苦手です。
たとえそれが主人公の愛情の裏返しであったり、悪人がのちのちいい人に変貌を遂げるとしても、そういった極端なことを持ち込まないと面白いドラマに出来ないのは見せ方が下手だからだと思ってしまうんです。
もちろん、それらの演出が違和感無いものであったり、ドラマのテイストとマッチしていれば面白く見れるんですが、かなりの割合で無理があるというのが実情です。
これは恋愛ドラマに限らず、なんらかの落差を見せることで作品を盛り上げるテクニックなんですが、こと韓国ドラマにおいてはこのパターンが多過ぎて、いい加減見飽きてしまった!というのが本音ですかね。
そんな中で本作は、冒頭はドン底の状況にいるヒロインを見せられ悲しい気持ちになりながらも、その他の作品と比べると全体的に優しい雰囲気のドラマだったのが好みでした!
ドラマのテーマの一つとして、女性が社会で働き続けることの難しさも描きつつ、その描き方が大袈裟になりすぎてなく上手く表現出来ていたと思いましたね。
本作と同じ脚本家による『ロマンスが必要』シリーズは、恋愛に特化したドラマとして好きでしたが、それよりももっと柔らかくて素敵なドラマでした。
とはいえ、最後までイライラせずに見れる作品である分、山場が少なく物足りないと思う人もいるかもしれませんね。
癒し系ドラマが見たいと思ってる人にはオススメしたい作品です。
韓国ドラマではお馴染みの騒々しい親たちや、憎たらしいライバルを見たくない人にはもってこいの作品です。
最後に
イ・ナヨンさんは何年かのブランクがあったので昔のイメージしかなかったのですが、アラフォーになってもとても魅力的な女優さんだと思いました!
イ・ジョンソクさんの出演作には名作が多いものの、個人的にはあまり好きではない俳優さんなんですが、本作では完璧男を演じていながらもこれまでほど嫌に感じませんでした。
それは、これまでのキャラクターが特殊過ぎたのもあるんでしょうが、本作のキャラクターが彼のイメージに合っていたからだと思います。
俳優さんのイメージは、やはり作品によって左右されるものですね。