キム・ナムギル、ソン・イェジン主演による大ヒットアクション・アドベンチャー!
観客動員数866万人を突破した韓国版「パイレーツ・オブ・カリビアン」とも呼ばれる人気シリーズの第1弾。
キャスト、あらすじ、感想レビューなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
パイレーツ【韓国映画】キャスト一覧
原題:海賊:海へ行った山賊
2014年8月6日韓国にて公開
観客動員数:約866万人
上映時間:130分
監督:イ・ソックン
「ダンシング・クイーン」
「ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆」など
脚本:チョン・インソル
【チャン・サジョン役】キム・ナムギル
山賊の頭領。
【ヨウォル役】ソン・イェジン
女海賊。
【ソマ役】イ・ギョンヨン
海賊頭。
【チョルボン役】ユ・ヘジン
元海賊の山賊。
【モ・フンガプ役】キム・テウ
水軍長。
【ハン・サンジル役】オ・ダルス
明国への使臣。
【坊主役】パク・チョルミン
山賊。
【フンミョ役】ソルリ
美女海賊。
【チャムボク役】イ・イギョン
青年海賊。
Netflixにて配信中の映画「パイレーツ 失われた王家の秘宝」。
こちらはパイレーツシリーズの第2弾であり、シリーズ第1弾となるのが本作!
2014年度第2位となる観客動員数(約866万人)を記録した大ヒット作です。
この2作品は登場人物、ストーリーともに関連性はないのですが、時代背景や作品のテイスト、山賊、海賊、軍隊の三つ巴である点などは共通しており、エンターテインメント性抜群の海洋アクション・アドベンチャーというのも同様です。
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パイレーツ【韓国映画】あらすじ
朝鮮の宗主国であった明の皇帝から贈られた建国の証「国璽(国印」を運んでいた使節船がクジラと衝突し、大切な国印がクジラに飲み込まれてしまうという重大事件が発生!
その行方を巡り一攫千金を狙った者たちが海へと引き寄せられてきます。
見たこともない海へ乗り出す山賊、海のすべてを知り尽くした海賊、そして国印を取り戻さなければ死罪となってしまう国軍。
それぞれの野望と謀略が複雑に絡み合った宝探しの行方や如何に!?
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パイレーツ【韓国映画】みどころ
本作は国印消失という歴史的事実をモチーフにして描かれた韓国初の海洋アクション・アドベンチャーです。
10年間国印が失われていたという史実と、その国印がクジラに飲み込まれてしまうというファンタジーのような展開を掛け合わし、そこに山賊、海賊、国軍が入り乱れて争奪戦を繰り広げるというエンタメ作品です。
キム・ナムギル、ソン・イェジンといった大物俳優がイメージチェンジを計り注目を集めた他、多くの有名俳優たちが個性的なキャラクターに扮して映画は大ヒットとなりました。
山賊が海でクジラ探しをするこというユニークな設定と、海賊たちの内乱と追放、追放された元船長の復讐、山賊の頭と因縁のある軍人に、その軍人が率いる水軍、水軍に脅迫される海賊など、国印を巡る争いと共に、複雑に絡み合った人間関係が魅力のドラマに作品でもあります。
それでいて山賊たちによるコミカルなやり取りや、山賊と女海賊とのロマンス、ワイヤーを多用した船上でのアクションに、町中を大水車が転がり破壊していくド派手な展開など、みどころ満載の内容となっています。
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パイレーツ【韓国映画】感想・評価
清純派のソン・イェジンとは違った顔がみれるファン必見の映画!
続編である「~失われた王家の秘宝」はエンタメに振り切った印象がありましたが、シリーズ第1弾となる本作はハリウッド的エンタメ要素と韓国映画ならではの要素の両方を盛り込んだ作品になっていました。
こちらも基本的には「パイレーツ・オブ・カリビアン」を韓国で焼き直したような内容で、主人公のコミカルなキャラクターや三つ巴になる状況など、作品の設定としてはかなり近いものがあります。
ただ、楽しい映画であることは間違いないものの、そんなあっさりと海の上で敵と遭遇したり、おんなじクジラをそう簡単に再発見出来ないでしょとか、終盤でぶっこんできたヒロインとクジラの友情(?)みたいなの何だよ!など突っ込みどころは多く、そもそも船上でのシーンが雑(波をかぶったり、揺れたりのシーンが無いので嘘くさい)なのも引っ掛かりました。
こういった問題点は山ほどあるものの幅広い客層が見る作品と考えれば、細かいことは気にしない方が正解なのかもしれません。
ソン・イェジンのアクションも予想以上に良かったですし、キム・ナムギルもジャック・スパロー的で見事でした。
そして脇役が超豪華なのも見ていて楽しいですし、特にユ・ヘジンが大活躍だったのは嬉しかったですね。
とはいえ、ファミリー向けとしては正直盛り込みすぎで、伏線を回収しきれてなかったり、登場人物が多くてごちゃごちゃしているところもあり、もっとシンプルでも良かったと思いました。そういった意味では続編の方がバランスはいいかもしれません!
まとめ:韓国では珍しいファミリー向け映画の良作ではありますが、同時に色々と詰め込みすぎて突っ込みどころ満載の作品でもありました。
とはいえ、他の韓国映画と比べると重苦しいメッセージ性やエグい描写などが無いので、幅広い客層が楽しめると思います!
最後に
韓国映画を家族と楽しもうと思うなら、一番お薦めなのが本作と続編になると思います。
勿論、本シリーズ以外にもエンターテインメント作品はいくつもあるのですが、それはらゾンビ映画だったり、地獄巡りがテーマだったり、演出が過激な暴力映画だったり、犯罪ものだったりするので、子供からお年寄りまで楽しめるタイプの作品は意外と少ないんです。
個人的にはその過激さが大好きではあるんですが、これらはテレビで放送出来そうにないですよね。。。
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