イム・シワン×少女時代ユナ×ホン・ジョンヒョン出演。
豪華キャストによって贈る、愛、友情、欲望が交差するラブロマンス時代劇!!
キャスト一覧やあらすじ、感想をまとめました。
王は愛する キャスト・視聴率
全40話(各30分)
2017年9月より韓国で放送
平均視聴率 6.6%
最高視聴率 8.1%
演出 キム・サンヒョブ
「トンイ」
「華麗なる誘惑」
「ママ」
脚本 ソン・ジナ
「シンイ~信義~」
「太王四神記」
「ヒーラー~最高の恋人~」
【ワン・ウォン役】イム・シワン
【ウン・サン役】イム・ユナ(少女時代)
【ワン・リン役】ホン・ジョンヒョン
【ワン・ダン役】パク・ファニ
【ワン・ジョン役】ユン・ジョンフン
【ソン・イン役】オ・ミンソク
【ムスク役】パク・ヨンウン
【ウォンの護衛チャンイ役】キ・ドフン
【オク・ブヨン/ムビ役】チュ・スヒョン
元(中国)の影響下にある高麗王室を舞台に繰り広げられる男女3人の美しくも切ない愛と、固く結ばれた友情を描いた作品です。
原作は「トキメキ☆成均館スキャンダル」、「太陽を抱く月」など多くのヒット作を生み出したパランメディアが出版する同名ベストセラー小説。
王は愛する あらすじ
高麗王の子として生まれたワン・ウォン(イム・シワン)は子供のころから父親から忌み嫌われ、孤独な世子として熾烈な環境下で育ちます。
しかしウォンには心から信頼するワン・リン(ホン・ジョンヒョン)という唯一無二の存在がいました。
リンも王家の生まれで、いつも護衛として誰よりも近くでウォンを支え行動を共にしていました。
そんな時、2人はある事件をきっかけに待女のふりをして生きる大商人の娘ウン・サン(ユナ/少女時代)に出会います。
男勝りの勝気で明るい性格にたちまち心を奪われる二人・・・・
お互いの身分も知らないまま、3人の友情は深まるも、共にサンに想いを寄せるウォンとリンの関係には亀裂が生じ始めます。
また次第に宮廷内で複雑化した権力争いも巻き込まれ、王位をめぐる闘争、混乱はより激白したものに。
すれ違う愛、友情、三角関係の結末は・・・?
王は愛する 撮影秘話
イムシワンにとって兵役前の最後の作品となった本作。
「太陽を抱く月」以来の時代劇で、6か月間の撮影中、時苦労したことについて
「演技やアクションの練習などいろいろと事前に準備をしましたが何よりも防寒対策を怠らないようにしました。」
ととても寒がりなことを明かしましたが、共演者のユナも寒いのは苦手だそうで、完璧な防寒対策はもちろん撮影が長引かないように声を掛け合いながらテキパキとこなしたそうです。
冬は極寒の韓国・・・。
時代衣装は薄着なものも多く、寒さ対策は重大なポイントなのかもしれませんね。
また、高麗人参などの健康食品を意識して摂るようにして、体力が落ちないように気を付けたんだとか。
人見知りだというホン・ジョンヒョンについて
「車が好きなジョンヒョンさんがドライブに誘ってくれて、時間があるときに食事をしたりコーヒーを飲んだりして親しくなれました。」
と語り、ユナについては
「以前からかわいい人だと思っていましたが、実際会っても思っていた以上にかわいい人でした。顔だけでなく性格も良く、優しい人でした」
と語っています。
この作品を選んだ理由については「ユナが出るから」と答えたり、兵役を間近に控えた制作発表の場では
「入隊は怖くありません。だってユナが面会に来てくれるから」
と答えたり・・何かとユナユナとアゲアゲでしたが、二人の間に熱愛説はありませんでした(涙)。
いかに親しい間柄だったのかがわかりますね。
他愛もない会話をしながら3人は打ち解けあい、ドラマの中だけでなく撮影中も仲良く過ごしていたそうです。
その後、スタッフと出演者が共に兵役中のイムシワンの面会にいったことがニュースとなりました。
ユナは中国史劇に出演したことがあり、韓国史劇と比較してどうかと聞かれ
「自分は中国ドラマで姫役を演じたが、衣装やアクセサリーなどの装飾品がとても華やかだった。王は愛するでは身分を隠した役だったので、華やかさはないかも」
と語っていました。
王は愛する 感想は?
高麗が舞台の時代劇で、時代背景や登場人物はやや複雑ですが、ロマンス中心で重苦しい雰囲気はあまりありません。
世子であるウォンは幼いころから天真爛漫であるもわがままというかんじではなく、君主としての素質が感じられる気高く品も良いのですが、どこか寂しさをにじませた表情などキャラクターに合ったイム・シワンの演技がとても素敵でした。
リンを演じたホン・ジョンヒョンも、控えめで心優しくも大切な人を守れる強さをもった魅力的な人物で、女性ファンを虜にするみどころシーンが満載でした。
そんな素敵すぎる2人から想われるサン演じるユナも美しいのですが、結局どっちが好きなのか態度が曖昧でもどかしい部分もありました。
2人の男性が魅力的過ぎて選べないのは仕方がないと思えるほどカッコいいウォンとリンでしたが、2人の友情もすごく美しかったのでサンのために揉めなければならないところは見ていても心が痛みました。
気になる結末は?ユナはどうする?
恋愛もののドラマは最終回につれてある程度パターンが読めたり、何通りかの結末を想像しながら見る方も多いと思うのですが、このドラマはまったく予想外の展開でビックリしてしまい終わった後もかなり引きずるような結末でした、というのが率直な感想です。
ウォン、リンどちらのキャラクターが好きかによっても納得できる結末かどうか賛否が分かれるかもしれません。
愛憎劇というほどドロドロとしたものではありませんが、切なくて胸が締め付けられるようなところもあり、重すぎず軽すぎないストーリーでビジュアルの良い3人を見るだけでも価値があるドラマではないかと思います。
最後に
韓国ドラマは撮影と放送が同期間にあるものが多く放送時の反応によって内容が変わったりすることも少なくありませんが、本作は完全事前制作ドラマでした。
事前制作ドラマは撮影前に共演者やスタッフと話し合える時間を十分持てるという利点があります。
また本来は結末まできちんと理解して演技ができるというという面でも良いとされるのですが、このドラマは台本をもらっても先を読んではいけなくて、今の状況や感情をしっかりと把握し演技することが求められたそうです。
最近では少しずつ増えてきている事前制作ドラマですが、内容をよく練り込むことができ完成度の高さがますます上がっていくことが期待されますね。