応答せよ1994感想・評価・キャスト一覧!シリーズ最高傑作?

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「応答せよ」シリーズの第二弾。前作1997では当時のアイドルファンの物語を描いたように、今作ではバスケスターに熱狂したヒロインを中心に描かれています。

前作同様に現在(2013年)と過去(1994年)を行き来しヒロインの夫を探す基本軸がありながら、舞台は釜山からソウルへ移り、主人公たちの設定も大学生になっています。

続編は成功しないというジンクスを打ち破り、大成功した笑いと感動の恋愛ドラマ。

キャスト、あらすじ、感想をまとめました。(トップ画像公式ページより)

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目次

応答せよ1994 キャスト・視聴率

全21話

放送年度(2013年10月から韓国で放送)

最高視聴率 14.3%

監督:シン・ウォンホ
脚本:イ・ウジョン

【ソン・ナジョン役】Ara

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【チルボン役】ユ・ヨンソク

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【チョ・ユンジン役】ドヒ(Tiny-G)

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【スレギ役】チョンウ

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【ソン・ドンイル役】ソン・ドンイル

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作品紹介

前作「応答せよ1997」において大成功をおさめ、この「応答せよ1994」の製作の話が出てくると多くの人は疑問を抱いたそうです。

それは続編は成功しないという俗説のせいでしたが、放送5週にして前作の最高視聴率を更新するなどその不安を一掃する結果となりました。

主演のAraはデビューから10年で「四捨五入」位しか代表作が無く、チョンウもそれほど影響力を持つ俳優ではなかったそうで、このキャスティングにも疑問の声がありましたが二人ともこの作品以降大ブレイクすることに。

他のメンバーでもバロやドヒも今作で演技デビューとなり、一気にブレイクする切っ掛けとなりました。

ユ・ヨンソクは前作においてもオファーがあったそうですが、その時は釜山の方言が使えないとのことで出演を見送ったそうです。

学生キャストの中で一番有名だったのは映画「悪いやつら」で注目を集めたキム・ソンギュンですが、一回り以上も年下のメンバーもいる中、老け顔役のサムチョンポで更に知名度が上がることになりました。

前作に引き続き、ソン・ドンイル、イ・イルファが同姓同名の別人として下宿を営む夫婦を演じており、この2人を見るだけで「応答せよ」が帰ってきたと思わせます。

このお馴染みコンビが巻き起こす笑いや感動は更にパワーアップしていて、イルファの作るご飯が尋常じゃない量なのもお決まりの笑いどころとなっています。

応答せよ1994 あらすじ

1994年、ナジョンの両親が経営する「新村下宿」に6人の若者が集まってくる。

彼女にとって実の兄のような幼馴染のオッパ、スレギ。大学進学を機に地方からやって来たお調子者のヘテ、レスリー・チャンに似ているというサムチョンポ、寡黙な青年ピングレ、アイドルの熱狂的なおっかけユンジン。

そしてピングレのいとこでソウルに暮らす大学野球界期待の星チルボン。彼らがともに過ごした8年間の日々。

そして2013年、ナジョンの新居に再びあの6人が集まってくる。

その中には、現在ナジョンの夫となった男性も―。果たして、彼女のハートを射止めたのは!?

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応答せよ1994 みどころ

「応答せよ」シリーズ第二弾となる本作は、舞台を釜山からソウルへ移し、前作でもお馴染みのソン・ドンイル&イ・イルファが営む下宿屋に住む若者たちが主役の青春物語です。

前作ではヒロインの旦那様候補は徐々に限られて2人となりましたが、今回は5人!

恋愛話に割かれる時間も大幅に多くなっており最後まで誰と結ばれたのか分からなくなっています。

そして、今回はヒロインの旦那様候補は皆あだ名で呼ばれており、キム~と下の名前が分からないまま進んでいきます。つまり皆キムさんだという、日本人にはピンとこない韓国人あるあるです。

メインキャストは同じ下宿屋に暮らしている為、物語は下宿屋を中心に回っていて、常にどこかしらでイベントが生じているのも見どころです。なかなか下宿屋にたどり着けないサムチョンポや、ヘテとピングレの同室生活など細かい笑いどころが多く、その分キャラクターの魅力が濃密に描かれているのも嬉しいところ。そしてみんな地方から集まってきた若者なので、方言でのやりとりや地元自慢など小ネタも満載です。

前作ではヒロインがアイドルの追っかけをしていましたが、今回はバスケのスター選手の追っかけをしており、ユンジンも歌手の追っかけをしているなど似た要素もあります。そんな二人が恋をするとどうなるのかも見どころの一つではないでしょうか。

そして、今作には就活や兵役といった前作にはなかったエピソードも盛り込まれ、大学時代、就職活動、社会人と皆が下宿から巣立つ過程が描かれており、シリアスさが増した場面や、恋愛もより濃密に描かれています。爽やかさが漂っていた前作と比べると、かなり生々しい大人の恋愛が見れるのも特徴です。

前回同様、本作にも多くの名ゼリフや名ナレーションが存在します。恋愛や、人生について語ったこれらが、ドラマをぎゅっと引き締める役割としているのです。

もう一つ注目して欲しいのは「応答せよ1997」のメンバーも登場すること。つまり同じ世界観のドラマだということです。

釜山からソウルへ出てきている1997メンバーたちと、1994メンバーが会うなんてファンは大興奮でしょう。

つまり同姓同名のソン・ドンイル2人が鉢合わせるなんてことや、スレギが釜山の病院へ行った時に・・・なんて話も。

前作よりも話数も内容も大幅にパワーアップした作品は、このドラマ単体で見ても十分楽しめる笑いと感動溢れる傑作恋愛ドラマです。

応答せよ1994 感想と評価・評判


正直1997の時のような新鮮さと衝撃はないのかもしれない。それは続編の持つ弱点であり、長所でもある。前作が気に入ってみる人、話題作の続編だから今回から見始める人とさまざまだ。その期待に十二分に答えて見せたのがこのドラマだともう。応答シリーズで人気が高いのは、やはり第一弾の1997だったり、最新作で視聴率も20%を超えた1988なのだが、個人的には恋愛ドラマとして一番濃密だった本作1994を押したい。
ヒロインは前作よりAraの方が可愛いいし、ドヒもいいと思うが、男メンバーはお笑い要素では上回っているがソ・イングクの圧勝だと思う。だが、ストーリーは今回の方が好みだし、前作よりも大人な内容にしてくれたのも正解だと思う。そして、物語に入り込めばスレギもいつのまにかいい男に見えてきて男は中身だと痛感した次第。
失礼かもしれないが、このシリーズはキャストを見た目やその時の話題の人物で埋めていないのがまず素晴らしいと思う。才能はあるのに注目されてなかったり、役に恵まれてなかったり、新人だが才能を感じた人物を起用する。それはケーブルチャンネルだからできたのかは分からないが、作品後みんなブレイクしているのは驚きだ。話題作であり、奇抜な演出をした作品なんだけど、実は芯がしっかりしてるからこそ傑作になったんだと思う。
ナジョンが誰と結ばれるのかがメインだが、それ以外にもたくさんカップルが出来たり、新たな出会いがあったりと恋愛ドラマとして明らかに前作より成長してる。この恥ずかしいほどの真っすぐな恋愛を真面目に描くと照れ臭いから、笑いで胡麻化しました!という気がしてたまらない。ほっこりする家族の話もすばらしく、地上波ドラマのようなありきたりのものじゃもう物足りない。
こんなに傑作ドラマなのに1997,1988と比べると人気が落ちるようで不思議でならない。青春と初恋に特化した1997、家族と幼馴染に特化した1988は勿論素晴らしいが、大人の恋愛をきちんと描いた本作がもっと評価されてもいいと思う。個人的には一番好きなのにな。

まとめ:前作1997と比べると物語に深みが増し、キャラクターのサイドストーリーも充実しています。ヒロインのお婿様探しという同じテーマはありますが、そこはなくともドラマとして非常に優秀な作品でした。特に恋愛ドラマは、三角関係があったり別れがあったりと大人な展開になり、奇抜な展開や笑いが無くとも成立するほどです。しかし、その苦しくて泣いてしまうほどの恋愛ドラマに、家族ドラマや笑いのエピソードが盛り込まれることで、この物語は更に完璧なものへと進化しているのだと感じました。

最後に

個人的には「応答せよ」シリーズ3つのうち、この1994が一番好きです。

シリーズ中一番初めに見たというのもありますが、騒がしい下宿でのバカ話や、おかしな下宿人たちなどが繰り広げる笑いと、ホロっと来る家族ドラマ、そして号泣したくなるほどの恋愛ドラマが見事にまとまっているからです。

日本で見るときは、地上波だったとか、ケーブルチャンネルだとか気にせず見ていますが、このような作品ケーブルチャンネル作品がきちんと評価されて異例のシリーズ化されるなんて、やっぱりお決まりのドラマに飽き飽きしている人が多いんだと思いました。

ベタであること、定番であること、予想通りに物語が進むことが悪いわけではありせん。そればかりだったり、それ以外のものが作られないことが悪いんです。

人生や、恋愛、家族の形が色々とあるように、ドラマや映画も多種多様でなければ面白くないですよ。

この作品のように、一見若者受けを狙ったり、斬新なことを取り入れてチャラく見えてしまうドラマであっても、実のところは真摯に恋や家族や友情を描いているのです。

話題を集め、間口を広げることで、いいドラマも見てもらう。本当に素晴らしいことだと思います。「応答せよ」シリーズは3作とも大傑作です。是非見てください。

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