ソ・ジソプ×キム・ジウォン共演で贈る映画のような恋愛ドラマ。済州島を舞台に繰り広げるピュア・ラブストーリーです!
超短編なので映画のような感覚で楽しめます。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ワン・サニーデイ キャスト・視聴率
原題:良い日
全2話
2015年公開のウェブドラマで、劇場用に編集され上映もされました。
演出:クォン・ヒョクチャン
脚本:イ・ミナ
【イベント制作会社の男役】ソ・ジソプ
【出版社の女役】キム・ジウォン
【イベント制作会社の社長役】イ・ジョンヒョク
【済州島でスレ違う男役】イ・ジョンヒョン(CNBLUE)
【島のタクシードライバー、島の警官、土産物屋の店主役など多数】キム・ヨンウン
本作はドラマ『シークレットガーデン』や『相続者たち』を手掛けたファ&ダムピクチャーズが制作した作品です。
韓国では前編・後編に分けて放送されたウェブドラマで、日本では劇場用に再編集され公開もされました。
OST情報
本作は、主人公の男が音楽のイベントを済州島で開くために下見に来てることもあり、アコースティックギターやピアノを中心としたシンプルで柔らかな曲が全編通して流れています。
どの曲も心地よく優しい気分になるヒーリング・ミュージックと言えます。
ワン・サニーデイ あらすじ
失恋を引きずっている男は、仕事と気分転換を兼ねて済州島にやって来ました。
島のタクシードライバーに紹介され泊まることになったのは小さなゲストハウス。
そこで朝目を覚ますと財布が盗まれていたのでした。
その後警察を訪ねると同じように盗難にあったという女性と出会います。
彼女は携帯を盗まれましたが財布は無事で、彼女に携帯を貸す変わりにコーヒーや食事をおごってもらうことに。
その後、彼女宛の電話を待つために一緒に島を回ることになります。
島で出会った名前も知らない男女が、美しい景色の中で繰り広げる物語が始まります。
ワン・サニーデイ みどころ
このドラマは、ほぼ主演二人で送るもので、ソ・ジソプさんとキム・ジウォンさんの魅力がいっぱい詰まった作品となっています。
テレビの恋愛ドラマのような過剰な演出や、恋のライバルも登場しませんが、前後編のこのドラマは、もはや一本の映画のような作品と言えます。
綺麗な景色の中で出会った男女。
男は寡黙で、感情を上手く言葉で表現出来ないタイプ。
女はおしゃべりで、考える前に口に出るタイプ。
そんな二人の感情の機微が丁寧に描かれ、時折クスッと笑うところもある素敵な物語。
ドラマティックな展開や感情の起伏もそんなにない作品ですが、見ていてじんわりと染み込むような癒される作品です。
済州島の美しい風景に、過去の恋を忘れようと物思いに更けるソ・ジソプさんが溶け込んでいるような印象もあり、そこに可憐なキム・ジウォンさんが登場することで新しく始まる何かを予見させます。
民宿のおばあちゃんや、島のあちこちで顔を出す髭のおじさんなど、脇役も皆いい味出してて、島全体が主人公二人を温かく見守ってくれていたのも良かったですね。
ワン・サニーデイ 感想と評価・評判
韓国のテレビドラマと映画は、日本のようなテレビドラマの映画化といったものが少ないことからも分かるように、全くの別物と言えます。
テレビドラマの主流は、明確な対立関係や奇跡的な巡り合わせ、分かりやすいライバルの登場、劇的な出来事や運命のイタズラなどを含んでこそ成立するもの。
逆に映画だと、勿論ベタなラブコメやドラマティックな作品もありますが、2時間程度で物語をまとめるためには色んな要素を入れすぎても収集がつかなくなるため、テレビドラマと比べるとシンプルにひとつのテーマを突き詰めるものが多くなります。
ではこのドラマはどうかというと、ウェブドラマというカテゴリーなこともあり、両方のいいとこを取ったような作品になってるんです。
映画のような美しい映像と、作品全体に漂う柔らかで優しい雰囲気があり、それでいて気軽に見れるというもの。
作品として確かに派手さはないですが、ドラマと捉えず映画のように見るならば十分に及第点をあげれる良作だと思います。
ソ・ジソプさん、キム・ジウォンさんのファンならば見ないと損ですよ!
最後に
ソ・ジソプさんとキム・ジウォンさんは年齢差が15歳もありますが、見ていて全く違和感を感じさせない見事な相性を発揮していました。
寡黙で恋に不器用な男と、明るくおしゃべりな女という組み合わせが良かったんでしょう。
済州島では雨が降ったり止んだりしていて、それが二人の感情の変化ともリンクしているようで素敵でした。
この作品を「地味だ」「新鮮味に欠ける」との意見もあるようですが、テンポのいい作品が好きな人や、驚きの展開がない作品が苦手な人にはお薦めできないかもしれませんね。