2019年ノーベル化学賞を日本人の吉野彰氏が受賞しました。
そのことを受けて、韓国の反応をまとめました。
韓国のマスコミは2019年の化学賞受賞者が決まったことを受けて、日本人である吉野彰氏についても紹介しています。
「日本国籍のノーベル賞受賞者は今回が27回目。これまで日本は物理学賞11人、生理医学賞5人、化学賞7人を輩出している。吉野氏は京都大大学院卒業後、1972年に世界1位のリチウムイオン電池メーカーである旭化成に入社した。吉野氏は学界ではなく産業界出身という点も注目される。ノーベル化学賞は通常学界出身一色だからだ。大阪大学で博士号を取得したのも、企業の現場での経験キャリアを積んだしばらく後の2005年だった。」https://www.yna.co.kr
「ノーベル賞を待ちかねている韓国が、近年多方面で日本との技術格差を狭めているが、隙間が確かに存在するという現れだ。韓国は1990年代から政府の基礎科学研究支援が開始されたため、技術やノウハウの蓄積が短いことは事実だ。特定の分野の研究を数十年間継続している日本の環境も私たちとしてはうらやましい部分だ。」http://www.etnews.com
「吉野彰氏受賞のニュースは韓国産業界がしなければならない克日の長さはまだ遠い厳しい現実を再び悟らせてくれた痛恨のニュースであった。」http://biz.chosun.com
「2000年代入ってこそ基礎科学の本格的な投資を開始した韓国は、ナノテクノロジー、遺伝子工学などの特定の技術が伸びてくると、その分野にだけ資金や人材がどっと押し寄せ、基礎分野は無視するという悪循環が繰り返されている。偏り現象が定期的に科学界をさらう韓国と違い、日本の研究者は、生涯をかけてテーマを深く掘り下げ、根を深く広くしたものである。ベヨンチャン漢陽化学工学科教授は”政府や企業の支援が長くても4〜5年しかない韓国が日本のような素材大国になるのは夢のようなことだ”と語った。」http://biz.chosun.com
記事の下に書かれたネチズン達のコメントは、自国を振り返るものばかり。
・あら?「韓民族は世界で最も優秀な民族」と洗脳教育を受けたけど・・・なぜ韓国系(韓国だけでなく先進国へ移民した人々、韓国系の子孫を含む)は全くいないのですか?
(good 734 bad114)
・私たちは大きな家、大きな車、整形、不正世界最高。世界で最も即物的、物質を追求する民族性。人類をリードする価値のある哲学や科学分野に関心がない。劣等感を克服しようと去勢炸裂。過去に助けてもらったのに、お金を稼いだら手のひら返す。感性を理性より重視し、契約を無視する野蛮人。
(good 66 bad1)
・ノーベル文書偽造賞があれば受賞できるんだけど・・・
(good 73 bad3)
・チョグク事件をみてみてよ。論文が不正だらけだっていうのにノーベル賞?とんでもないだろ?
(good 339 bad76)
2019年10月現在、韓国は チョ・グク法務部長官への不正問題で連日マスコミをにぎわせており、国民は政府や大統領への不信感でいっぱいです。
2019年夏の熱狂的反日を考えると、日本人のノーベル賞受賞はひがみでいっぱいかと思いきや、こういった背景から自国に対する自虐的なコメントであふれています。
なかには「正直うらやましい」と素直なコメントもありました。
韓国人のツイッター和訳
노벨화학상
요시노아키라
(쿄토대, 아사히카세이)
리튬이온전지 개발
일본 노벨상 27번째 !
민간기업에서 기초연구를 해서 얻은 쾌거!
삼성은 언제 노벨상을 수행하게 될지…
인류를 위한 연구개발과
상식을 파괴하는 획기적인 연구!
리튬이온전지는 스마트폰과 전기자동차의 기술발전에 기여했다. pic.twitter.com/Uc8b0qSt52— Changwoo Kim (@ChangwooKim19) October 9, 2019
ノーベル化学賞吉野彰(京都大 旭化成)日本のノーベル賞第27回目!民間企業で基礎研究をして得た快挙!サムスンはいつノーベル賞を取ることができるのか・・・人類のための研究開発と常識を破壊する画期的な研究!リチウムイオン電池はスマートフォンと電気自動車の技術発展に寄与した。
노벨화학상 수상 소식 日조간 일제히 1면톱 제재 | 다음뉴스 https://t.co/e3OnvljuGJ 부럽군 이학자가 걸어온 연구환경을 한국과학계에 비추어보면 우리나라는 최소30년이상은 노벨상에서 타기에는 힘들듯 한국인연구자를 외국연구소에 보내서연구해서 노벨상을 받는방법이 가장빠를듯
— c.n.y (@chony323) October 10, 2019
ノーベル化学賞受賞のニュース日本の朝刊一斉一面トップ
うらやましい。理学者が歩んでき研究環境を韓国科学界に照らしてみると、韓国は少なくとも30年以上はノーベル賞を取るのは難しそう。韓国人研究者を外国の研究所に送って研究させ、ノーベル賞を取るのが一番早いかも
韓国人がノーベル賞を取れないのはなぜ?
日本人が受賞するたびに韓国では「なぜ我が国は受賞できないのか」という記事が出てきます。
韓国の知恵袋のようなところで
「韓国人がノーベル賞を取れない理由はなんですかね?」
という質問が2019年今年もありました。
韓国人どなたかの回答
理由は簡単。
1 嘘がうまいから。
2 名誉を大事にしないから
3 研究をしないから
4 能力が不足してるから
ノーベル賞は控えめな人に与える賞。歴代受賞者をみてください。どの人も謙虚であることがわかります。
マスコミの反応は?
マスコミも我が国が受賞できない理由を記事にしています。
2019年日本人受賞から一夜明けて「私たちはいつノーベル科学賞を輩出できるか」という記事がありました。
「要約:日本はまたノーベル賞を輩出した。率直に言ってうらやましい。私たちはいつになるのか?基礎科学分野が弱いこと。
一つの分野を掘り下げて受賞が可能になる。昨日発表された化学賞受賞者には97歳の人もいた。
年齢は関係ないという意味だ。私たちはあまりにも早く現場を去る。70~80歳の学者は見当たらない。
大学教授も65歳になると定年退職。少なくとも科学者に定年はあってはならない。」http://www.seouleconews.com
なぜ我が国の科学者はノーベル賞を取れないのか?2019.10.11
「日本初のノーベル賞受賞者は1949年に物理学賞を取った湯川秀樹だった。彼は国内組ですべての学位を日本で受け、受賞作である「中間子」の論文を発表した1935年まで留学経験がなかった。
研究論文はすべて日本国内で書かれ、研究のためのほとんどの知識を日本で得た。
海外留学しなくても日本国内だけで十分な研究を行うことができるほどすでに日本は20世紀初めに世界水準の研究環境があったということである。
つまり日本は20世紀の科学者のための研究環境が構築されており、その成果が21世紀に繋がっているとういことだ。
毎年ノーベル賞が発表されると韓国の様々な機関とメディアでは一斉に韓国科学教育と研究条件について批判が出る。
なぜ韓国の科学者はノーベル賞を受賞できないのだろう?
韓国が基礎科学研究支援を始めたのは1990年代で30年も経っていない。
純粋な国内組ノーベル賞受賞者を輩出するためには今後も多くの時間と努力が必要だ。」http://www.eduinnews.co.kr
また、ソウルと地方の学力水準の差が激しい韓国では、日本では地方大学出身者が受賞しているという点もとても関心深いようです。
「日本のノーベル賞受賞者は東京大学と京都大学出身者が多いが、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏は名古屋大学出身で、ノーベル化学賞受賞者24人を輩出した11つの日本の大学は日本全域に分布している。」http://www.eduinnews.co.kr
最後に
日本人受賞に嫉妬というより、もう差は歴然で比較にもならないという感じですので素直に「うらやましい」とマスコミも書いています。
現在、韓国はチョグク報道一色ですので、例年に比べてノーベル賞のニュースは扱いが小さい気がしました。
韓国人受賞者がいない理由について、投資資金が足りないとか研究にかける時間が短いというマスコミの意見が多いのですが、韓国在住日本人筆者は教育に問題があると思っています。体験からまとめた考察はこちら

昨年2018年の時の韓国の反応はこちら↓
