「Vagabond/バガボンド」のイ・スンギ×「KCIA 南山の部長たち」のイ・ヒジュンが初共演した本格サスペンススリラー!
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
マウス~ある殺人者の系譜~キャスト一覧
U-NEXT全44話(スピンオフ「マウス:プレデター」全4話を含む)
平均視聴率:5.512%
最高視聴率:6.672%
放送期間:2021年3月3日から2021年5月19日まで韓国tvNで放送
演出:チェ・ジュンベ
「ここに来て抱きしめて」など
脚本:チェ・ラン
「一枝梅〜イルジメ〜」
「ブラック~恋する死神~」
「神様がくれた14日間」など
【チョン・バルム役】イ・スンギ
派出所警官。ムチと共にサイコパスを追う。
【コ・ムチ役】イ・ヒジュン
刑事。両親を殺したサイコパスに復讐するため刑事となる。
【オ・ボンイ役】パク・ジュヒョン
女子高生。バルムを兄のように慕う。
【チェ・ホンジュ役】キョン・スジン
殺人事件検証番組プロデューサー。
【ソン・ヨハン役】クォン・ファウン
ムジン病院レジデント。
【ハン・ソジュン役】アン・ジェウク
天才脳神経外科医。
【シン・サン役】ピオ(Block B)
ムチの後輩刑事。
【ダニエル・リー役】チョ・ジェユン
遺伝学博士であり、犯罪学者。
【パク・ドゥソク役】アン・ネサン
証拠保管チームのチーム長。
国民的俳優イ・スンギさんと、映画ドラマと幅広く活躍する実力派イ・ヒジュンさんが初共演した話題作!
※U-NEXT配信版では、事件をプレデター視点から描いたスピンオフ「マウス:プレデター」が30話と31話の間に挟まれています。
「Vagabond/バガボンド」では体当たりのアクションを披露したイ・スンギさんですが、本作では町の派出所の警官として登場し、ひょんなことからサイコパスが起こした連続殺人事件を追いかけることに。
そんな町のお巡りさんとタッグを組むことになる検挙率1位の狂暴な刑事を演じるのは、「青い海の伝説」といったドラマから「1987、ある闘いの真実」「KCIA 南山の部長たち」といった大作映画出演で知られるイ・ヒジュンさん。両親を殺したサイコパスに復讐するために刑事になった人物です。
脇を固めるのは名バイプレイヤーのチョ・ジェユンさん、アン・ネサンさん、大ベテラン女優キム・ヨンオクさん他、子供時代を演じている子役たちも近年のドラマには欠かせない売れっ子たちばかりです。
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マウス~ある殺人者の系譜~あらすじ
かつて、殺害後に頭部だけを持ち去る”ヘッドハンター殺人”という残虐な事件が韓国全土を震撼させていた。
事件の生き残りである少年の証言により天才医師ハン・ソジュン(アンジェウク)が逮捕されるも、同時期にサイコパス遺伝子の存在に関する法案が国会で審議され否決されていた。
あれから25年、奇跡的に生き残った少年コ・ムチは、両親を殺したソジュンへの復讐心を抱いたまま刑事となっていた。
検挙率は1位だが、暴行や不法逮捕など問題行動も多いムチ(イヒジュン)は、いまだにソジュンへの刑が執行されないことに苛立っていた。
そんな中、プレデター(捕食者)と呼ばれる殺人鬼による連続殺人事件が発生し世を賑わすことになる。
ムチは派出所勤務の真面目な巡警チョン・バルム(イスンギ)と共に事件の捜査をすることになるのだが、一方でソジュンの遺伝子を受け継いだ子供の存在が明らかになり・・・。
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マウス~ある殺人者の系譜~みどころ
これぞ韓国サスペンス!
サイコパス遺伝子は存在するのか!?という禁断のテーマを扱った衝撃のクライム・サスペンスドラマ。
連続殺人犯がサイコパスであるというのは特に珍しいものではありませんが、本作では犯人が逮捕されてから25年の時を経て同様の殺人事件が起きたことで、”殺人を犯すサスペンス遺伝子は存在するのか?”という疑問が浮かび上がってくるんです。
「サイコパスの子供は同じくサイコパスとなるのか?」
賛否両論必死の禁断のテーマを扱いながらも、サイコパスの中でも1%しかいないとされる凶悪な怪物”プレデター”を巡って緻密なサスペンスドラマが展開されます。
実力派俳優たちによる感動の人間ドラマにも注目です!
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マウス~ある殺人者の系譜~感想・口コミ
韓国のサスペンスドラマといえば、残虐・スリリング・本格的というイメージがあるかと思いますが、本作はそんな韓国サスペンスドラマのイメージをさらにスケールアップさせたような作品!
正体不明の凶悪な殺人鬼、そんな殺人鬼に人生を狂わされた刑事たちの激アツな追走劇、そして殺人を犯すサイコパスとは遺伝子による問題なのか?というテーマなど、サスペンス好きなら見逃せない問題作なんです。
被害者の首を持ち去る殺人鬼、子供や動物に対しての残虐な行為など、見る人によっては嫌悪感を抱くような内容でありながら、それでも怖いもの見たさで目が離せなくなり、気付けば見続けてしまっていた!そんな中毒性のあるドラマだと思います。
本作は韓国サスペンス好きなら間違いなく刺さる作品です。
特に印象的だったのが登場人物が多く、しかもサイコパスだと疑われる(?)人が何人も出てくるということ。
「ひょっとしてこの人がヘッドハンターの子供なのか?」
「この人も何か怪しい!ひょっとしてサイコパス!?」
など、ただ誰がプレデターなのかを疑うだけでなく、その人の人となりを疑うことにもなるので、ただ刺激的だけでなくミステリーとしても見応え抜群なんです。
その反面、登場人物が多すぎで誰が誰だか分からなくなるとか、話が複雑で付いていけないと感じる方もいるかもしれませんが、それはそういうジャンルの作品だとして考慮していただければと。
まとめ:刺激的なサスペンスと、二転三転する衝撃の展開が好きなら必見の作品!
サイコパスとは遺伝子の問題によるものなのか?という問題提示や感動要素もあり、「ボイス」系のドラマが好きならハマること間違いなし!!
最終回感想は?
ーーー※以下、ネタバレあり!ーーーー
最終回というか終盤の展開ですが、遺伝子を統制することで犯罪者が生まれない世界を作ろうとする”OZ”という組織が黒幕だったというのは正直好みではありませんでしたね!
だってSFっぽいじゃないですか?
タイトルがマウスというだけあって、最初から実験動物を匂わせてはいたのですが、そんな現実味の無い展開にするよりもサイコパスとしての”性”に苦しむ様を描くことに注力した方がもっと感情移入できたかと。
最後に
初回から好みの展開が続くドラマでしたが、韓国ドラマあるあるとはいえ全体的にモザイクが多すぎたのは残念でしたね。
韓国ドラマは日本のそれよりも刺激的な表現が多い傾向にあるのですが、刃物にもモザイクがかかってしまうのは疑問でしかありません!
折角スリリングなシーンを撮影しながらも、凶器すら見せてくれないというのはちょっと萎えてしまいます。
本作でもそのような場面が多かったのは勿体ない限りです。