ヨ・ジング、ムン・ガヨン主演による感情共有サスペンスラブコメディ!
18年前に失踪した妹を探す主人公と何故か感情がリンクしたヒロインとのロマンスと失踪事件の真相を描く。
キャスト、あらすじ、感想、最終回についてをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
リンク【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:リンク:食べて愛しなさい、しびれるように(Link: Eat, Love, Kill)
Disney+全16話
放送期間:2022年6月6日~7月26日まで韓国tvNで放送
Disney+でもストリーミング
平均視聴率:2.1%
最高視聴率:3.1%
演出:ホン・ジョンチャン
「マイ・シークレットホテル」
「ディア・マイ・フレンズ」
「彼女の私生活」「未成年裁判」など
脚本:クォン・ギヨン
「君を覚えている」「あやしいパートナー」など
【ウン・ゲフン役】ヨ・ジング
チファ洋食レストランのシェフ。
【ノ・ダヒョン役】ムン・ガヨン
チファ洋食レストランの見習い。
ドラマ「幻の王女チャミョンゴ」「名家<ミョンガ>」で共演経験があり、2人とも子役出身というヨ・ジングとムン・ガヨン主演作品。
2人が共演するのは13年ぶりです!
本作のOSTには、SEVENTEEN スングァンや(G)I-DLE ミンニなどが参加。
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リンク【韓国ドラマ】あらすじ
人気レストランの売れっ子シェフ・ゲフン(ヨジング)には、双子の妹と感情がリンクするというテレパシーのような能力があった。
しかし、18年前に妹が失踪してからは、そんな能力も失われていたのだが、ある日突然そのリンク能力が蘇る。
一方、男運に恵まれずに会社を辞め、偽りの生活が母親にバレて実家に戻ることになったダヒョン(ムンガヨン)は、あるストーカー被害に悩まされていた。
偶然が重なりダヒョンと関わるうちにストーカーと疑われてしまったゲフンは、謎だったリンク相手がダヒョンということに気が付き、ダヒョンこそが失踪している双子の妹ではないかと疑い始める。
そんな中、ダヒョンがストーカーから襲われ気を失ってしまう。
しかも、気がつくとそこには血を流して倒れているストーカー犯がいて‥‥。
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リンク【韓国ドラマ】みどころ
双子にあるとされる不思議なリンク能力(テレパシー)を題材としたサスペンスラブコメディ。
18年前に失踪した妹を探し地元に戻ってきた主人公と、男運の無さから実家に戻ることになったヒロインがリンク能力により惹かれ合うようになるというラブロマンスであり、ストーカー犯に関わる事件や妹失踪事件の真相を探るサスペンス/ミステリードラマ。
ヒロインが妹じゃないかと近づきリンク能力により感情の起伏が激しくなる主人公と、そんな主人公をストーカーと勘違いするも徐々に惹かれ合っていくヒロインとのロマンス展開や、ストーカー犯に対する犯行を家族揃って隠蔽しようとするヒロインの家族のシニカルかつコミカルなやりとりなどがみどころで、怪しい人揃いのチファ洞の住人たちのキャラクターも注目ポイントとなります。
さらに、ヒロインの過去やそれと関わる家族の秘密、過去に何かしらのしこりを残している警察官たちや住人たちのドラマも見逃せません。
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リンク【韓国ドラマ】感想・評価
ラブコメなのかサスペンスなのかミステリーなのか‥‥。
初回から町ぐるみの犯罪なのか!?というスリラー感が漂っていて、いきなりストーカーに襲われたり、街の住人たちが誰も彼も怪しいなど、閉鎖的な農村を舞台としたスリラーものなのか?と思わせるような不思議な展開でした。
かと思えば、殺人事件が起きた割には当事者が冷静だったり(普通もっとヒステリックになったり凶行に走りそうなもの!)、酔わせて証拠を消そうとしたり、バレバレの監視をして逆に怪しまれたりとノリがコントのようだったりと、結局どんなドラマなのかイマイチ分からないんですよね。
ラブコメとサスペンスが同居しているのは韓国ではお決まりですが、その2つを別軸で描くのではなくサスペンスをわざとコミカルにしてみたり、その中にミステリー的匂わせ要素を散りばめたり、さらにロマンス要素も配したりとごちゃまぜ感が強い!
これがシュールなブラックコメディ的に作用しているのではなく、チグハグに感じてしまうのが見ていてモヤモヤするところでしたし、大したことが起きてもいないのに上手く出し惜しみしているような演出になっているのも引っ掛かりました。
これが上手く作用すれば「続きが気になる!」となるのですが、使用時期テンポが悪いとしか思えず、その狙ったかのような演出もわざとらしく感じてしまいました。
特に「何か怪しいよね!?」と思わせる様な言動の人物が多く、ミスリードを誘うような演じになっているのが狙いすぎというか、そのしつこい展開が中盤近くまで続くのがキツかったですね。
人間関係が掴めてくるとそこは緩和されてきますが、この「何が起こるか分からない!?」という掴みの部分は初回だけでよく、ラブコメとして見れば面白くても他の要素がそれを邪魔しているんですよね‥‥。
まとめ:いつまでたってもオープンしない店にイライラさせられるだけでなく、狙いすぎてチグハグになってしまった演出にもモヤモヤさせられる作品でした。
主人公とヒロインのロマンスやヒロイン家族のキャラクターはコミカルで面白かったのですが、それがサスペンスと上手くマッチしていませんでしたね‥‥。
リンク【韓国ドラマ】最終回は?
ーーー※ネタバレあり!ーーー
ヒロインたち家族のキャラクターはコメディとしては抜群でしたが、普段からギャグのように言っていた「殺す」というセリフがギャグでも何でもなくガチだったというのはキツすぎません?
そんな過去があるならコミカルなキャラクターにするのは違和感がありますし、そんな過去がありながらキャラクターに反映されていないのも変に思えました。
そして真犯人についても不満だらけでした!
誰が犯人なのかというのも気になりましたが、何故そんなことをしたのかも重要なのに、犯人の心情や犯行理由がほとんど描かれておらず、ただサイコパスというだけで片付けられているのは期待外れもいいところ‥‥。
韓国ドラマではこのパターンをたまにやるとはいえ、犯人の正体と犯行理由が主軸なのにそこがおざなりとはガッカリでしかありません!
このようにサスペンス部分はかなり不満が残りましたが、詰め込み過ぎではない最終回はロマンスドラマとして見れば良かったですね。それでも手近なところでくっつきすぎとは思いましたが‥‥。