シン・ハギュン×チョ・ユニ×ユ・ジュンサン共演による交渉人を主人公にしたヒューマン・サスペンス!
キャスト、あらすじ、感想、みどころ、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
交渉人【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
原題:笛を吹く男
U-NEXT全16話
平均視聴率:2.14%
最高視聴率:3.63%
放送年度2016年3月から韓国で放送(tvN)
演出:キム・ホンソン
『LIAR GAME~ライアーゲーム~』
『ボイス~112の奇跡~』
脚本:リュ・ヨンジェ
『犬とオオカミの時間』
『LIAR GAME~ライアーゲーム~』
【チュ・ソンチャン役】シン・ハギュン
天才的交渉人。元は大手企業に雇われ交渉術を駆使していたが、ある事件により警察の危機交渉チームに協力することになる。
【ヨ・ミョンハ役】チョ・ユニ
ソウル地方警察の交渉人。ジョンハクの後を継ぐ形で特攻隊から危機交渉チームに移動する。
【ユン・ヒソン役】ユ・ジュンサン
チャンネルTNNの看板アナウンサーで報道記者。
【笛吹き男役】???
社会悪を暴くために様々な犯罪の陰で糸を引く謎の人物。
【ソ会長(ソ・ゴニル)役】チョン・グクファン
大手企業Kグループの会長。ヤミ金業者から成り上がった悪名高き人物。
【ソ・ジュン役】チェ・ウォノン
ソ会長の息子。Kグループの後継者。
【カン・ホンソク役】パク・ソングン
ソ会長の妻の弟。Kグループ専務。
【チョン・サンムン役】キム・ホンパ
国会議員。
【ハン・ジフンチーム長役】チョ・ジェユン
ソウル地方警察庁特攻隊長。オ・ハナの夫。危機交渉チームと協力して事件にあたる。
【コン・ジマンチーム長役】ユ・スンモク
現危機交渉チーム長。
【チェ・ソンボム役】オ・ウィシク
危機交渉チームのデジタル専門家。
【チョ・ジェヒ役】チャン・ソンボム
危機交渉チームのプロファイラー。
【ヤン庁長役】キム・ジョンス
現ソウル地方警察庁長。
【ユン・ボラン役】チョン・ヘナ
ユン・ヒソンの後輩記者。
【オ・ハナ役】イ・ジョンウン
ソウル地方警察庁112総合状況室の職員。ハン・ジフンの妻。
【オ・ジョンハクチーム長役】ソン・ドンイル
故危機交渉チーム長。ミョンハの養父。
本作はリメイク作でありながら高い評価を得た『LIAR GAME~ライアーゲーム~』のスタッフが再びタッグを組んだ作品。
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交渉人【韓国ドラマ】あらすじ
天才企業交渉人であるチュ・ソンチャン(シンハギュン)は、大手企業Kグループの元で様々な問題解決に尽力していましたが、とある人質事件で被害者を出したことから表舞台から姿を消してしまいます。
新米交渉人である刑事のヨ・ミョンハ(チョユニ)は、1年前の事件で養父を亡くし彼の意思を継ぐ形で交渉人となったのですが、警察内では危機交渉チームはお荷物部署だとされていました。
そんな中、交渉が必要な現場で警察よりも先に現れている人物がいることに気付き、それがミョンハと因縁のあるソンチャンであることを知ります。
彼によると、かつての人質事件には口笛を吹く謎の男の存在があるとし、彼はその”笛吹き男”を追っていることを聞きます。
二人はその事件により恋人と養父を亡くしており、それ以降協力して謎の人物を追うことになります。
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交渉人【韓国ドラマ】みどころ
本作は元企業交渉人、警察官、マスコミが協力して凶悪事件を交渉術によって解決に導く犯罪捜査ドラマ。
性格に難はあるものの天才的な交渉術を持つソンチャン(シンハギュン)、交渉人としては半人前だが犯人の心情に訴えかけるミョンハ(チョユニ)、テレビ局の上層部と対立しながら真実を追うヒソン(ユジュンサン)。
この三者三様の主人公は当初は対立するものの、謎の犯罪者”笛吹き男”を捕まえることを目標に次第に協力していくようになります。
連続殺人犯や未解決事件を追うサスペンスドラマと比べると行動の派手さや事件の凄惨さはないものの、交渉劇のスリリングさやスピーディーな展開からは目が離せません!
本作のみどころの一つとなるが、様々な犯罪に関わってくる謎の人物”笛吹き男”の正体は誰なのか!?ということ。
そして、笛吹き男がどんな真相を暴こうとしているのか!?というところも気になるところです。
それでいて、主人公ソンチャンとミョンハの成長ドラマとしても見応えのある作品となっています!
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交渉人【韓国ドラマ】感想と評価・評判
まるで海外ドラマかのような衝撃的な第一話から幕を明けた本作は、内容についても海外サスペンスドラマっぽいものでした。
“笛吹き男”という謎の犯罪者を追うものたちと、その背後に隠された社会悪の真相を探る展開は、これまでの韓国サスペンスドラマにはなかった交渉による事件解決というもので、暴力や巧みな推理で犯人を捕まえる作品とはまた違った魅力がありました。
様々な犯罪の裏で糸を引いている人物がいるという、犯罪フィクサー的なキャラクターが登場する作品はこれまでにもありましたが、その正体が一向に明かされず、それが誰なのかを推理するのも本作の面白いところ!
そして、犯人が様々な犯罪者に手を貸す理由があったり、それに誰が関わっているのかというのも本作のポイントとなります。
ここまで見るととても面白い作品に思いますし、私も当初はのめり込んで見ていたのですが、主要キャストはキャラクターとしてはユニークですし脇役にも魅力的なキャラクターが揃っていますが、感情移入出来るタイプではなく好きになれるタイプがいないというマイナス面もあります。
確かに主人公の成長ぶりには好感が持てますし、それが心情に訴えかけるヒロインの影響というのも素敵ですが、やはり犯罪ドラマにしてはリアルとは言い難いです。
そもそも、交渉事件が頻繁に起こるとは思えないですし、話し合いだけで全て解決しようというのも綺麗事のようで説得力に欠けますよね!
まとめ:似たり寄ったりの韓国サスペンスドラマの中では新鮮な作品ですが、海外ドラマにありそうな作品といった印象でした。
ドラマ内で扱われている様々な事件は社会問題を反映しているところもあり興味あるものでしたが、キャラクター自体にあまり魅力を感じなかったのが残念なところ。
最後に
犯人の正体や数多くの事件の背景にある大事件の真相など、気になるところの多い作品でした。
結果としては大企業や政治などに関わりのある社会悪を暴くために、笛吹き男が人々を利用したというものでしたが、全体的に都合が良すぎますし主人公の成長なども綺麗事に思えてしまったというのが本作の残念なところです。
正直、キャストが全体的に地味というのも魅力に欠ける一因ですかね!