AFTERSCHOOLのナナ、パク・ソンフン共演による社会派ラブコメディ!
お金も仕事もない元クレーマーのヒロインが、持ち前の正義感を活かして区議会議員を目指して奮闘する。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
恋の始まりは出馬からキャスト一覧
原題:すべき就職はしないで出師表
U-NEXT全16話
平均視聴率:2,8%
最高視聴率:3,7%
放送期間:2020年7月1日~8月20日まで韓国KBSで放送
演出:ファン・スンギ
「ラジオロマンス~愛のリクエスト~」
「ジャスティス~復讐という名の正義~」など
チェ・ヨンス
「流れ星」など
脚本:ムン・ヒョンギョン
【ク・セラ役】ナナ(AFTERSCHOOL)
長年区役所に様々な請願をしてきた正義感の強い女性。
【ソ・ゴンミョン役】パク・ソンフン
区役所に勤める5級事務官。
【ユン・ヒス役】ユ・ダイン
野心家の弁護士。区議会議員立候補者。
【キム・ミンジェ役】ハン・ジュヌ
公務員出身のチョ・メンドク議長随行秘書。
【チョ・メンドク役】アン・ネサン
マウォン区議会議長。ゴンミョンの父親。
【ク・ヨンテ役】アン・ギルガン
セラの父親。メンドクの友人。
【キム・サムスク役】チャン・ヘジン
セラの母親。借金癖と騙されやすいという欠点がある。
【クォン・ウヨン役】キム・ミス
セラの友人。ワーキングママ。
【チャン・ヒャンビ役】シン・ドヒョン
セラの友人。マンガ喫茶経営の元柔道家。
「ジャスティス~復讐という名の正義~」の監督が再びナナさんとパク・ソンフンさんを起用して痛快な政治ドラマに挑む!
主演は、AFTERSCHOOLのナナさんとパク・ソンフンさんです。
「ジャスティス~復讐という名の正義~」では検事とサイコパスな犯罪者という役柄だった二人が、本作では新人議員とその事務官としてロマンスを披露します。
ナナさんとパク・ソンフンさんによるOST「Our Momeries In Summer」も注目です!
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恋の始まりは出馬からあらすじ
持ち前の正義感の強さから、長年にわたって区役所に請願(クレーム)を入れてきたク・セラ(ナナ)は、ある日議員たちの違法賭博現場を目撃したことで表彰される。
しかし、その影響により勤めていた会社を不当解雇されたセラは、その後区役所でアルバイトをすることに。
そこで事務官のゴンミョン(パクソンフン)のもとで働くことになったセラだったが、議会で勝手に発言してしまったことからまたもクビになってしまう。
まともに仕事もしない議員たちが高額な報酬を受け取っていることを知ったセラは、新たに就職活動するよりも補欠議員選挙へ立候補することを決意するのだが・・・。
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恋の始まりは出馬からみどころ
本作は、お金も仕事もない正義感の強いヒロインが、悪徳政治家たちを懲らしめる様をコミカルに描いた痛快政治ラブコメディです。
持ち前の正義感の強さから長年区役所にクレームを入れてきたヒロインと、実は幼なじみの事務官がひょんなことから再会し、衝突しながらも区議会議員選挙の過程を通して親密になっていくというロマンスもみどころで、選挙でライバルとなる女性弁護士とヒロインの元カレも巻き込んだ4人の恋愛模様の行方も注目となります。
社会への不満や疑問をクレームという形でぶつけてきたヒロインが、政治の世界の実情を知ったことから議員に立候補することになるのですが、若い年齢や女性に対する偏見などを乗り越えて社会に対して問題提起する!
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恋の始まりは出馬から感想・評価
ここ数年、日本では国会議員による不正だけでなく、地方都市の市議会議員や東京都の区議会議員、さらに議会における様々な問題などが話題となってきました。
このような政治家に対する不満は韓国でも同様のようで、本作はとある区議会を舞台とした身近な政治ドラマとなっています。というよりも様々な社会への不満をコミカルに描いた作品というべきでしょう!
職場での女性への差別や、コネ問題や正義感を発揮することが悪のように言われる社会の問題などにはじまり、なんちゃって政治家に見える区議たち、不正が横行する政治や選挙の裏側など、描かれていることは他の韓国ドラマでもよく見かけるものなんですが、それが分かりやすくポップに描かれていたのは良かったですね。
ヒロインのセラも、最初はただのクレーマーでしかないかと思っていたのですが、実は不満に思いながらも誰も声挙げれずいた身の回りの問題を代表して指摘していただけで、クレームを受ける側からすれば厄介者でも社会における必要悪とでもいう者だったのかと。
世の中に対する不平不満を酒のツマミにするのではなく、ちゃんと然るべきところに伝えるというのは本来正しいことですし、嫌がるのではなくありがたく思うべきなんですよね!
そんな誰にでも出来る社会への貢献の仕方をカジュアルに描いたという意味でも、本作は意義のある作品だと思いました。
ただ、そんなヒロインの貢献が周りから理解されていないというのは見ていてツラいですし、政治家に対して誰も期待していないというのも悲しくなります。
まぁ、これが現実なのかもしれませんが、それでも女性たちが仕事をする上で受ける差別や、高齢の男性たちからの偏見というのは何度見ても気分がいいものではなく、そういう問題が描かれる度に見ている側のテンションが落ちてしまうのは考えものかと。
とはいえ、政治を扱った作品にしてはかなり間口が広く、ラブコメや家族のドラマとしても楽しめ社会問題の勉強も出来るという良作だと思います。ドラマを見ることで政治に興味を持つようになるのもアリかもしれません!!
まとめ:ただただキレイというだけでなく、コメディエンヌとしても活躍できることを証明してみせたナナさんの魅力が詰まったドラマ!
政治家の存在意義、選挙で私たちがすべきこと、そして社会問題は他人事ではなく私達の身近なところにも沢山あるんだということを教えてくれる作品でもあります。
最後に
アフタースクールというアイドルグループは、ナナさんに注目が集まったことを切っ掛けに人気となったグループだと認識しているのですが、しかしモデルとして活躍はしていたものの女優としてはなかなか機会に恵まれませんでした。
このビジュアルとスタイルなんだから当然女優としての方が大成すると思っていた分、なかなか頭角を現して来なかったことが不思議だったんですよね。
しかし、ここ数年はいくつもの作品でメインを飾り、ただキレイなだけじゃない女優として確固たる地位を築いてきているんです!
あとは、これだという代表作と巡りあえれば間違いなく韓国を代表する女優さんの一人になれるはずなんですけどね。
少なくとも本作によってクールなキャラクター以外もできるということが分かったのは大きいかと!