君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-イ・スンギ×チャ・スンウォンの2大スター豪華共演!
新人刑事4人組が伝説のカリスマ刑事と共に繰り広げるドタバタ青春ロマンス刑事ドラマです。
刑事ドラマでありながら、成長や青春を描いたものでもあり、事件をめぐったサスペンスやラブコメなどもりだくさんの要素がありながら、詰め込みすぎな印象を与えず上手に描かれています。
サスペンスが苦手な方にもおすすめしたい作品です。
作品紹介やキャスト、みどころ、感想をまとめました。
君たちは包囲されたキャスト一覧
全20話
平均視聴率:12.0%
最高視聴率:17.3%
放送年度2014年5月から韓国で放送
演出:ユ・インシク
脚本:イ・ジョンソン
【ウン・デグ役】イ・スンギ
【ソ・パンソク役】チャ・スンウォン
【オ・スソン役】Ara
【パク・テイル役】アン・ジェヒョン
【キム・サギョン役】オ・ユナ
【チ・グク役】パク・ジョンミン
【イ・ウンド役】ソン・ジル
【チャ・テホ役】イム・ウォニ
【カン・ソクスン役】ソ・イスク
【ユ・ムンベ役】チョン・ドンファン
作品紹介
この作品は『ジャイアント』や『お金の化身』などを手掛けたユ・インシクプロデューサーと、『オジャッキョの兄弟たち』のイ・ジョンソン脚本家がタッグを組んだ作品です。
本作は、出演作が全てヒットしているイ・スンギさん、『応答せよ1994』のアラさん、3年ぶりのドラマ出演となるチャ・スンウォンさん、今や大人気のアン・ジェヒョンさん、映画『僕らの青春白書』やドラマ『アントラージュ』のパク・ジョンミンさん、そして数々のドラマでの高い演技力で人気のオ・ユナさんという豪華な面々が揃った作品です。
キャスティング秘話として、『応答せよ1994』で大ブレイクしたチョンウさんや、人気女優パク・ミニョンさんにもオファーがあったのだとか。
本作は”江南警察署”を舞台とした作品ですが、この”江南警察署”は数多くの作品で登場することでも有名です。
なぜ江南がよく物語の舞台にされるのかというと、江南はお金持ちの街という印象がありますが、その反面スラム街も存在しているのだとか。
このような両極端なものが存在する街だからこそ、社会や人間ドラマを描くのにうってつけの素材なんだそうです。
君たちは包囲されたOST情報
このドラマのOSTは、少女時代テヨンさんのソロをはじめ、本作で初めて歌声を披露したアン・ジェヒョンさんや、ラッパーのSan. Eさん、そしてイ・スンチョルさんなどが参加し、音楽配信チャートの上位を独占しました。
君たちは包囲されたあらすじ
キム・ジヨンは母親と二人暮らしの中学三年生。
ある日、高校生たちのケンカに巻き込まれ、そこで年上のオ・スソン(Ara)と出会います。
当初はお互いをよく思っていなかったのですが、何度か接するうちに興味を持つようになります。
しかし、ある事件によりジヨンの母親が亡くなり、ジヨンもまた行方不明となってしまったのです。
11年後、四人の新人刑事が江南警察署の刑事課に配属されて来ました。
新人刑事の一人ウン・デグ(イ・スンギ)は、無口で無愛想ですが抜群の観察眼と記憶力を持っています。
実は彼こそがキム・ジヨンなのです。
彼は亡き母の復讐を果たすために、刑事課チーム長であるソ・パンソク(チャ・スンウォン)について探ろうとしていたのでした。
そこでデグはかつての知り合いであるオ・スヨンと同僚という形で再会を果たすことに。
しかし、スヨンは名前も印象も変わってしまったデグがジヨンだとは気付きません。
その後二人はパートナーとなり、共に捜査をすることになります。
そして、ぶつかり合いながらも徐々に惹かれていき・・・。
君たちは包囲されたみどころ
やっぱりイ・スンギさんとチャ・スンウォンさんという二大スターの共演に尽きるでしょう。
イ・スンギさんはこれまでのイメージとは違う心に傷を持つ謎めいた主人公を演じ、チャ・スンウォンさんもカリスマ刑事でありながら、訳ありの過去を持つ主人とも因縁のある役を熱演しています。
そしてヒロイン役のアラさんも、可愛さとコミカルさをうまく表現していて、デグのクールさとスソンの熱さがいいコンビネーションを見せてくれているんです。
更にテイルのイケメンキャラに、グクのおしゃべりキャラ、更にはパンソクと元妻のサギョンとの微妙な関係など、脇役のキャラも立っていて人間関係も面白い作品です!
キャラクターたちが魅力的なのは勿論、ドラマの作風もとても面白いもの。
刑事ドラマでありながら新人刑事たちの成長ドラマであり、青春ドラマでもありますし、過去の事件を巡るサスペンスもあり、ラブコメでもあるんです。
それでいて、シリアスさとコミカルさのバランスがよく詰め込みすぎ!といった印象がないのが上手いと思いました。
デグとパンソクのツンデレっぷりもラブコメとして秀逸ですしね。
ただ事件を解決して、そこに恋愛要素が盛り込まれただけではなく、刑事たちのプライベートや寮での共同生活のシーンもコミカルで見逃せません!
君たちは包囲された感想と評価・評判
過去の事件によって刑事になる流れや、その頃の知り合いと大人になって再会するパターンや、刑事との因縁などは、どこかで見たことのあるありきたりな設定なんですが、このドラマはそれを暗すぎずコミカルすぎずの丁度いいバランスで見せているのがポイントだと思います!
イ・スンギさんのこれまでに見たことのない寡黙なキャラも好印象ですし、アラさんの明るくコミカルで真っ直ぐなヒロインというのもピッタリでした。
同期の新米刑事たちも皆味がありますし、他の刑事たちもいいキャラ揃いなのも、このドラマの面白さの要因となっています。
事件の複雑さや推理の面白さで押すタイプの作品とは違い、ヒューマンドラマや青春ドラマ要素もある本作にとっては重要ですよね。
それでいて、それらの話の中にも謎の解明に繋がるポイントもあったりと、サスペンスドラマとしても抜群でしたね。
もう一つ重要だと思ったのが、新人刑事が四人同時に入ってくるという設定ですね!
通常主人公とヒロインの二人に注目が行がちなところを、四人の関係性も描き切磋琢磨するというのは刑事ドラマでは珍しいものではないでしょうか!
最後に
韓国は映画は勿論、ドラマも優秀なサスペンスが多くあります。
しかし、その殆どはシリアスなものやハードなものが多く、本作のようなコミカルなものは意外と少ないみたいです。
とはいっても、しっかとしたサスペンスドラマでもあり、更にラブコメとしても楽しめるというのは有り難い!
韓国のサスペンスは苦手と思っている人でも、このドラマだと見やすいと思います。