映画「悪いやつら」ドラマ「応答せよシリーズの1994と1988」に出演して全国的に有名になった俳優キムソンギュンを紹介します。
プロフィールと来歴、演劇時代を支えた妻とのエピソードなどをまとめました。
(トップ画像https://m.entertain.naver.com/より)
キムソンギュンのプロフィール
김성균 キム・ソンギュン
1980年7月5日生まれ
大邱市出身
177㎝
A型
子供のころは友達を笑わせるのが好きで、コメディアンになりたいと思っていたそうです。
大学は演劇映画科に進学。
慶尚道で演劇を始め、26才の時に上京。
ソウルの大学路という演劇が有名な街で活動を始めました。
演劇俳優時代、オーディションに合格したことは一度もなく、知り合いの推薦で役をもらっていたとか。
オーディションでは緊張してうまくできないのだそうです。
結婚して息子が生まれ、家長として安定した収入を得るために別の仕事をしようとしていたところ、映画「悪いやつら」のオーディションがありました。
普段なら緊張してしまうところですが、やめる覚悟もあったからなのかリラックスして臨むことができ、合格。
そして2012年公開「悪いやつら(原題:犯罪との戦争)」でスクリーンデビューとなり、主演ハジョンウの右腕役を務め、本当のちんぴらをキャスティングしたのではないかと話題になり注目されました。
これを契機にブレイクするかと思いきや、その後のオーディションにはことごとく失敗。
2013年「応答せよ1994」への出演は出演映画を見た監督から声を掛けられて決まりました。
当時34歳でしたが、20歳の役で出演。ラブラインを務めた相手役のドヒとは14歳も差がありました。
映画「悪いやつら」「隣人」「ファイ 悪魔に育てられた少年」などちんぴらや殺人鬼役で知られていたキムソンギュンは素朴な学生役を務めることになり、視聴者にどう受け入れられるか不安だったそうです。
結果、ドラマの大ヒットもありキムソンギュンは新たな一面で視聴者に愛されることとなりました。
さらに続く「応答せよ1988」にも出演し、ドラマファンを喜ばせました。
「賢い医師生活」のカメオ出演は「応答せよ」と同じ監督であるよしみから声がかかったようです。
犯罪者からコミカルなおじさんまで、演技の幅が広いことで知られる実力派です。
キムソンギュンの結婚、妻は?
奥さんは演劇映画科の同期だそうで、学生時代に知り合いました。
キムソンギュンは大学を1年半通って、自主退学し、ソウルへ上京。
奥さんはそのまま地方で演劇を続けました。
付き合って2カ月ほど経ったある日、奥さんはお母さんに会わせてくれたそうです。
さらに2カ月ほど経ち、奥さんのお母さんは「演劇を続けるならソンギュンのところへ行け」と娘さんと荷物を送ってくれました。
当時安定した収入もなく、俳優としての将来性もはっきりしない中で、何を信じて預けてくれたのでしょう?
こうして一緒に住むことになり、4年ほど同棲し2010年に結婚。
生活は苦しくお金に困ることもしばしばでしたが、奥さんは
「なんとかなるでしょ」
といつも明るく支えてくれたそうです。
結婚して息子さんが生まれたころ、生活を支えるために映画界に踏み込むことを決意。
「悪いやつら」への出演が決まり、息子が福を呼んでくれた、と今でも感謝しているとのこと。
それでもしばらく生活は安定せず、日雇い労働などのアルバイトをしていたそうです。
その後、次男と長女が生まれ、現在は3児の父となっています。
最後に
応答せよのシンウォンホ監督は、無名俳優の発掘に定評のある人で、演劇界から配役にぴったりの人材を見つけるのが上手いんです。
そのため俳優たちはシンウォンホ監督作品に出演するのが夢だそうで。
キムソンギュンも応答せよの出演から認知度が全国的になったようですね。