多くのドラマで活躍しているみんなのお母さん、キムミスクさんを紹介します。
プロフィールと来歴、結婚や子供、ストーカー事件、インスタグラムなどをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.com/より)
キムミスクのプロフィール
キムミスク 金美淑 김미숙
1959年5月3日生まれ
ソウル市出身
165㎝
B型
兄弟:4人姉妹の長女
物心ついた時から女優を夢見ていましたが、勉強を終えるまでは芸能活動はしてはいけないというお父さんの方針で子役俳優をすることはできませんでした。
お父さんの勧めで長身を生かして中学生の時はバレーボールをしていたそうです。
1978年ミスロッテ選抜大会に出場。
しかし1位次予選のときに盲腸になってしまい、手術を受けながらこっそり病院を出て二次予選を受けました。
結果は落選でしたが、この時広告主の目に留まり、新人としては破格のコカ・コーラ広告で広告モデルに。
キムミスク若い頃
その後すぐ1979年KBS6期公採タレントに合格し、女優として歩み始めました。
派手なルックスではないものの、特有のエレガントな雰囲気とそのイメージに合った配役で1980年代はトップ女優の一人となり、多くのドラマで主演を務めました。
キムミスクの若い頃
この当時、映画はエロシティズムが蔓延しており、自分と合わないと感じてテレビドラマに専念していたとか。
主演ドラマ「LOVE サラン」降板
サランのポスター
1998年、韓国初年下男性とのラブロマンスを描いたドラマ「LOVE サラン」でチャンドンゴンさんと主演を務めました。
当時、男性が年下のカップルは珍しく、キムミスクさんもオファーされて出演することに。
チャンドンゴンさんとのドラマ内での設定は8歳差、実際の年齢差は12歳でした。
しかしこれがキムミスクさんにとって最初で最後の途中降板ドラマとなります。
第4話まで終えたところで「視聴率が伸びないのは中年女優を主演にしたからだ」と言われ、若い女優をキャスティングして再配置しよう、ということになりました。
そしてドラマでは、急な病気ということでキムミスクさんの役は亡くなるストーリーに変更、新ヒロインとしてチェジウさんを起用。
続きのストーリーからこのポスターに
全16話のうち8話まではキムミスクとの恋、9話から16話までは恋人(キムミスク)を失ったチャンドンゴンが1年後にチェジウと出会い新しい恋に進む話となりました。
キムミスクさんはこの理由で降板させられたことにとてもショックを受け、悔しさ、屈辱、怒り、挫折を感じました。
「私は年取った女優で、自分が主演では視聴率が取れない。」
たくさんのドラマで主演を務めてきましたが、この時自信が崩れていきました。
誰にも会いたくないし、マイクを向けられれば涙しか出ない、とてもつらい時期だったそうです。
また同時に、女優としての価値について考えることになりました。
悪役で再ブレイク
2009年「華麗なる遺産」で初の悪役に挑戦し、第二の全盛期を迎えます。
悪役になりえなそうな顔で立派に悪役を消化した、としてその年の演技大賞最優秀賞受賞。
音をたてたり過度のアクションをせず、キムミスクのエレガントさを保ったままの悪役はこれまでの悪役のイメージとは異なる演技で、視聴者を魅了しました。
本人が持つ雰囲気を失うことなく、善と悪を行き来し、中年以降さらに活躍。
多くのドラマでお母さん役を務めるベテラン女優です。
ラジオDJとして
特有の柔らかい声でラジオDJを20年以上務めています。
ラジオDJランキングでは常に上位!
ご主人ともこのラジオ番組で出会いました(後述)
幼稚園運営
キムミスクさんは1987年から女優をしながら15年間幼稚園の運営もしていました。
いつも選ばれるだけの女優生活に嫌気がさし、また人気がなくなっては続けられないということも心配だったようです。
そのため幼稚園教諭の妹の勧めで幼稚園教育の勉強を始め、放送大学で幼児教育の学位までとり、妹と共に「サラン幼稚園」を運営。
15年間園長を務めますが、2002年に財政難を理由に閉鎖されました。
「私立幼稚園は国からの財政補助がなく、毎年5千~6千万ウォンずつ赤字が累積され、苦しい決断を下すこととなった」
とコメントしています。
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キムミスクの結婚
1998年に5歳年下の作曲家で音楽監督であるチェジョンシク氏と結婚。
この時、キムミスクさんは39歳。当時結婚は20代後半でも遅いほうだったのに、40間近で結婚というのはとても珍しいケースでした。
ご本人はそれまで全く結婚の考えはなかったそうです。
キムミスクさんには妹が3人いますが、38歳のある時、妹に「年末どうしようか」と聞くと、
「私たちはみんな家族がいるし、お父さんにもお母さんがいる。お姉ちゃんだけ一人なんだよ。自分で責任もたなきゃ」
と言われてしまいました。
当時仲良くしていた女友達はみんな未婚、離婚歴あり含めてみんなシングルで、この仲間と一緒にいてはいけない、自分もパートナーを見つけなくちゃと思うように・・・。
何度かお見合いもしましたがいいと思える人に出会うことはできませんでした。
伴侶との出会い
そんな時、ラジオ番組にゲスト出演した作曲家チェジョンシク氏と出会うことに。
ゲスト出演にも関わらず、番組関係者よりも熱心に準備して臨むその姿に好感を持ち、交際に発展しました。
この頃ちょうど、中年を理由に途中降板させられた「サラン」のために、傷心していた時期でした。
「あなたのせいじゃない。あり得ないほど失礼なことだから、気にしなくていい」
とずいぶん励ましてくれたそうで、キムミスクさんにとって黒歴史にしたいドラマ「サラン」ですが、そのおかげで結婚することができたのかもしれない、とご本人は回想しています。
プロポーズはキムミスクさんから。さりげなく「結婚する?」と聞くと
「ずいぶん急ですね。結婚する男性は4シーズン一緒に過ごしてみないと駄目ですよ」
とクールな返事。で、秋が過ぎ、冬が過ぎ、春になっても何も言わない彼・・・。
5月になって急に「私たち結婚しましょうか」とプロポーズしてくれました。
キムミスク結婚
そして1998年に結婚。
その後、2000年に長男スンミン君、2002年に長女スンウォンちゃんが誕生。
お子さんと一緒にメディアに登場したこともありました
少し大きくなったころ、子供たちに年齢を聞かれて本当は48歳なのに30歳と答え、それ以来何年も通していました。
あるとき、本当の年齢を言っても信じてもらえなかったそうです。(とてもきれいですものね)
子供たちからは「お母さんはなんで主人公やらないの?」と聞かれ
「あんたたちが生まれる前にたくさんやったのよ」
と答えてるとか。
こうして幸せに暮らした家族4人でしたが、お子さんとご主人はのちにニュージーランドに移住しており、夫婦は別居することになりました。
キムミスクが別居?
あるトーク番組でキムミスクさんは長年ストーカー被害にあっていたことを明かしました。
驚くことに男性ではなく、年齢が似た女性だそうで、どの現場にも現れるため最初はファンだと思い、キムミスクさんは丁寧に対応していたとか。
冬のある日、寒い撮影現場で一人で立っている彼女がかわいそうに見え、車の中に入る?と入れてあげたそうです。すると
「オンニ、手を触ってもいいですか?」
というので、触るのは変だから握手しましょう、というと握手しながらキムミスクさんの手をなで始め、異様な雰囲気にとても気味が悪く、この時からキムミスクさんは彼女を避けるようになりました。
キムミスクさんが運営する幼稚園にきたり、幼稚園の向かいの道路からずっとこっちを見ていたり、毎日「愛している」と電話したり、誰もいない幼稚園に無断で入ってきたこともありました。
第一子を妊娠した頃、家の中にまで無理やり入ってこようとしたことがあり、度が過ぎるほどのストーカーぶりに家族も恐怖を感じるようになり、警察に相談し、現行犯逮捕。
ストーカーは懲役2年の実刑を受け、刑務所で2年間過ごしますが出所後また同じ行為を繰り返したため、再び拘束されたそうです。
こんなことが90年代から20年続いていたとか。
2008年、安全のため家族はニュージーランドに引っ越しします。
ご主人は現地で事業をし、キムミスクさんはしばらく滞在した後韓国に戻って女優を続ける、と報道されました。
表向きの理由は「子供の教育のため」。
こうして韓国とニュージーランドを行き来しながら別居生活が始まり、キムミスクさんは長い間仕送りをすることに。
一人で暮らしながら精神的にもとてもつらかったそうです。
2022年現在、お子さんは22歳と20歳。今もニュージーランドに住んでいるのかどうかはわかりません。
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キムミスクのインスタグラム
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翻訳:誕生日を祝ってくださったすべての方々・・・ありがとうございます。
中国、ベトナム、タイ、フィリピン、アメリカ・・・遠いところから贈ってくださった鼻とケーキ、プレゼント、メッセージ全部ありがとうございます
最後に
女優さんは長く続けていると、いつか主人公のお母さん役を務めることになり、それまでどんなに主演を演じていても主人公ではなくなる日が来ます。
一度お母さん役を務めると、母親役のイメージがついてそれ以外の役ができなくなるのでは、という懸念から引き受けない女優さんもいるとか。
どんどん新しい若い人が出てきますし、ずっとラブロマンスの主人公はできません。
若い頃に人気になった女優さんはみんなこの過程に苦しむようです。
ただ、キムミスクさんは「中年を理由に降板させられる」というあまりにも無礼な扱いをされていますね。
どれだけプライドが傷ついたでしょうか。
思い出したくない過去に違いないですが、そのおかげでご主人とも縁があったんだと思う、と話していました。素敵ですね!
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