権力に告ぐ【韓国実話映画】キャスト・あらすじ・評価・感想!

韓国映画権力に告ぐ!

チョ・ジヌン、イ・ハニ、イ・ギョンヨン、イ・ソンミン共演義による韓国で実際に起きた事件をもとにした社会派サスペンス!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

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目次

権力に告ぐ【韓国映画】キャスト一覧

原題:ブラックマネー

2019年11月13日韓国にて公開(日本公開日2020年10月9日)

観客動員数:200万人突破

上映時間:113分

監督:チョン・ジヨン
「南営洞1985 国家暴力、22日間の記録」
「折れた矢」など

脚本:ハン・ヒョングン
「折れた矢」など

【ヤン・ミニョク役】チョ・ジヌン
熱血検事。通称”ゴリ検”。

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【キム・ナリ役】イ・ハニ
弁護士。スターファンドの法定代理人。

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【イ・グァンジュ役】イ・ギョンヨン
元総理。法律事務所顧問。

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【チェ・ヨンウク役】イ・ソンミン
検察総長。

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【チャン捜査官役】カン・シニル
ヤン検事室捜査官。

【ソ・グォニョン役】チェ・ドクムン
弁護士。

【キム・ナムギュ役】チョ・ハンチョル
大検察庁 中央捜査本部長。

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【チェ検事役】ホ・ソンテ
大検察庁検事。

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国内の映画祭でいくつもの監督賞を受賞した「折れた矢」の監督チョン・ジヨンが脚本家のハン・ヒョングンと再びタッグを組み製作した社会派サスペンス。

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権力に告ぐ【韓国映画】あらすじ

ゴリ検の異名で知られるソウル中央地検のヤン・ミニョク検事は、自殺した女性がヤンからセクハラを受けていたと遺書で告発したことから停職処分となってしまいます。

見に覚えのないことで停職に追い込まれたヤンは、独自に事件を捜査し女性は自殺ではなく他殺の可能性があると気づきます。

その上、金融監督院の職員である彼女の恋人が不審死を遂げていたことに疑いをもったヤンは、二人が大韓銀行安値売却事件の重要証人であったことを突き止めます。

さらに、これらの事件の裏側に金融監督院、大型法律事務所、海外ファンド会社が関わっていることが分かり・・・。

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権力に告ぐ【韓国映画】みどころ

本作は、韓国で実際に起きた大スキャンダル、“ローンスター事件”をモデルにした社会派サスペンスです。

ローンスター事件とは、アメリカ系ファンドのローンスターが韓国外換銀行を安値で買収し、その後ハナ銀行へ再売却し多額の利益を得たというもので、今現在も韓国政府と係争中であることも知られています。

こういった実際の事件をモデルにした作品はこれまでにいくつも映画化されてきましたが、本作の主人公を熱血キャラにしたのをはじめ、その他の登場人物たちも人間味

豊かに描いているのが特徴となっています。

自分に濡れ衣を着せた者への復讐からはじまったものが、自殺の裏側にあった真相が徐々に明らかになっていき、韓国最大の金融スキャンダルへと発展していく。

この壮大な展開にハラハラし、一癖も二癖もある登場人物たちの人間模様にドキドキする。手に汗握る骨太サスペンスです!

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権力に告ぐ【韓国映画】感想・評価

チョ・ジヌンの熱血ぶりはやっぱり最高!

怪しい魅力を発揮するイ・ハニ、安定のイ・ギョンヨン、待ってましたイ・ソンミン。と役者は最高。

本作のモデルとなった事件についてもっと詳しく知っていたら違ったのかもしれませんが、ストーリー的にはかなり王道で分かりやすいんですよね。

これをどう取るかで評価が割れますかね。

これまでのサスペンスものも韓国の現状を反映した結果なのかもしれませんが、本作でも検察のダメさや政府関係者や省庁職員たちの不正などがこれでもかと描かれていて、お馴染みの証拠隠滅や出る杭は打たれる展開も予想通り。

つまり、実際の事件を元にしようが、創作したものとパターンは同じということなんです!

しかし同じような展開とキャラクターが登場する作品がたくさんあるため新鮮味がないのが残念ですね。

この作品には、海外の投資会社というもう一つの黒幕も存在しているんですが、そもそもは国内の守銭奴たちが自国の銀行を海外に安値で売ることで豊かになり、その結果その他大勢の人々を犠牲にしたのが問題なわけです。

それこそが投資会社の目論見で、それにまんまと乗ってしまい結果韓国人同士で争うことになってしまっているのが悲しいところ。

まぁ、海外とか国内とかよりも、一部の金持ちだけが儲かる世界になっているというのが問題で、日本人も他人事として考えるんじゃなくもっと政治や権力者たちの動向に目を向けるべきということですね。

まとめ:キャラクターは魅力的だったものの、ストーリー的にはよくある王道路線で悪くいうならワンパターンといった感じ。

この事件を広く知らしめるという意味では成功しているのかもしれませんが、スッキリしない結末というのはエンタメとしてどうなんでしょう。。。

最後に

悪人優勢のまま話しは進んでいくものの、最後には大逆転して悪人たちは捕まることになる。

しかし、大事件を起こしておきながらも懲役が短すぎるところが気に入らない。

このような結末を迎える韓国サスペンスは数多くあるのですが、そんな中で本作はスカッとした締め括りになっていました。

しかしです、エンドロールで誰も捕まってないことが知らされると途端にテンションがた落ちになってしまいます。

これが現実だと言えばそれまで、問題提起が目的だとしてもやっぱりスッキリしません。

ただ、こういった実際の事件、しかも誰も捕まっていないままという国民の反感を買いそうな事件を映画化出来てるのは凄いですよね!

この事件について詳しく知らないので脚色されているのかも分からないのですが、映画化するにあたって各方面から圧力がかからなかったのか?

個人的なイメージだと潰されそうな気がするんですけど。。。

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