癒し系俳優チ・ヒョヌの最新作!!整形によって顔を変えた女性と彼女を愛する2人の男性の壮絶なまでの愛を描くラブロマンス!
原題は「悲しい時愛する」で、日本ドラマ「美しい人」を原作にリメイクしたものです。
キャスト、あらすじ、キャストインタビュー、視聴率、パクハンビョル降板要求について、感想、日本ドラマとの比較などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
悲しくて、愛【韓国ドラマ】キャスト一覧
全40回(20回)
2019年2月23日~4月27日より
韓国MBCで放送
平均視聴率 9.71%
最高視聴率 13.0%
脚本 ソン・ジョンリム
「女の秘密」
「緑の馬車」
演出 チェ・イソプ
「ミス・リプリー」
「レディの品格」
ユ・ボムサン
「バットパパ」
【ソ・ジョンウォン役】チ・ヒョヌ
【ユン・マリ役/ウ・ハギョン役】パク・ハンビョル
【カン・イヌク役】リュ・スヨン
【チュ・ヘラ役】ワン・ビンナ
【イム・ヨンファ役】ムン・ヒギョン
【ハ・ソンホ役】コ・ジュウォン
【チェ・ウソン役】キム・ユンジュ
【ユン・マリ役】パク・ハナ
本作は1999年に日本で放送された野島伸司が脚本を手掛けたドラマ「美しい人」を原作にリメイクされたものです。
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悲しくて、愛【韓国ドラマ】あらすじ
形成外科医のジョンウォン(チ・ヒョヌ)のもとに、美しい顔をした女性マリ(パク・ハナ)が顔を全て変えてほしいと訪ねて来ました。
夫からのひどい暴力から逃れるためでしたが、ジョンウォンは一度は手術を拒否するのでした。
その後も懇願するマリの訴えに応えることにしたジョンウォンは、事故で亡くなってしまった最愛の妻ハギョン(パク・ハンビョル)と同じ顔に手術をしてしまいます。
手術を終え、新しい顔になったマリを心配するジョンウォンは自分の家でしばらく滞在させるうちに、亡き妻と同じ顔をした彼女に戸惑いつつも、愛情を感じるように。
その頃、マリの夫イヌク(リュ・スヨン)は居なくなったマリの行方を執拗に捜していて・・・。
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悲しくて、愛【韓国ドラマ】キャストインタビュー
チヒョヌ
主演のチヒョヌはキャラクターについて
「人の心を温かく包んで、すべてを受け入れ聞いてあげられる男性。そして惜しみなく分け与えることができる人物です」
と語り、演技をするうえで大変だった点について
「感情を豊かに表現しなくてはならない役柄だったので頭ではとうていついていくことができない演技をするのにとても気を遣いました。演技をしてきて16年たちますが最も大変な作品だったかもしれません」
と語っています。チヒョヌの繊細な演技に注目ですね!
リュ・スヨン
本作の撮影中に、暴力的な夫を演じたリュ・スヨンが右手を負傷したことが伝えられました。
激怒した演技をしている途中で鉄のフェンスを拳で殴ることで怪我をしたということでした。
直ちに撮影が中断され現場で応急処置を受けましたが、ご本人の意志で撮影が再開されることになり右手には包帯を巻いたまま出演。
負傷するほどの体当たり演技で臨んだリュ・スヨンの役者魂とプロ意識に感心の声が集まりました。
ご自身は
「キャラクターと現実が全く違うので容易ではなくとても苦しかったです。毎シーン、挑戦する気持ちで演じました。」
と語っています。
悲しくて、愛キャスト降板要求殺到が視聴率に影響?
結婚と出産によりしばらく女優業を休んでいたパクハンビョルは本作で復帰しました。
「ほぼ3年ぶりなのでとても緊張しましたが、やはり良い共演者やスタッフの皆さんに恵まれて幸せに過ごすことができました。冬が過ぎれば春がくるように温かい未来に向かって進んでいくヒロインを真心を持って演じました」
と語っており、ファンにとってもご本人にとっても期待の復帰作でした。
ところが、放送開始直前ご主人ユインソク氏が韓国を震撼させた「バーニングサン事件」に関与している疑いが報道されると、パクハンビョルに降板要求が殺到しました。
ご主人はBIGBANGスンリ氏と事業パートナーであったためです。
当初パクハンビョルサイドは「その事実だけで、共犯にされるとはこちらがむしろ被害者だ」というような主張でしたが、パクハンビョル自身も接待ゴルフに参加していた疑惑が出て警察の取り調べを受けることとなりました。
放送直前に事件が発覚し、ドラマ放送の2か月間ずっとご主人の疑惑がニュースとなっていました。
そしてドラマ最終話放送直前、夫のユインソク氏は事件の関与を認めています。
パクハンビョルは視聴者の降板要求に対し「降板はしない」と発表し、最後まで演じ続けましたが、ご主人が認めたことでこの作品を最後にしばらく芸能活動を自粛することとしました。
最高視聴率は6話と10話の13.0%、その後最終の40話まで落ち続けたのはこの事件の影響と言われています。
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悲しくて、愛【韓国ドラマ】感想
チ・ヒョヌ演じるジョンウォンはとても穏やかな性格で争いを嫌い優しさ溢れる男性ですが表情や振る舞いひとつひとつが温かくチ・ヒョヌにピッタリ合った役柄でした。
一方、リュ・スヨン演じたイヌクの恐ろしいまでの執念深さはまさに恐怖そのもので顔を完全に変えて別人になってもありとあらゆる手段で追ってくる気迫の演技は、太陽なようなチ・ヒョヌと対照的で更に際立っていました。
全てを包み込み見守る愛と恐怖によって支配する愛、そんな対極する愛の形を描いた内容を、花言葉や絵のモチーフを抽象的に所々で織り込むように展開したところがとても綺麗であり単純なドロドロした三角関係のドラマではない深さを感じられるドラマでした。
日本ドラマ「美しい人」との比較は?
このドラマを見た後に原作となった日本のドラマ「美しい人」も見てみました。
大筋は似ていましたが、韓国版の方がすっきりとして後味は良かったように思います。
日本版ではチ・ヒョヌの役を田村正和、パク・ハンビョルを常盤貴子、リュ・スヨンを大沢たかおが演じられていました。
脚本家、野島伸二の作品は少しキザだなと思うほど台詞回しがドラマチックで、重みをもった言葉の表現が独特の世界観を持っているものが多いですが、美しい分、暗さや切なさ、愚かな人間のどこか報われない悲しさが詰まっている印象です。
日本版である「美しい人」も同様な雰囲気でしたがそんな作品を明るく、救いのあるようにリメイクされた韓国版「悲しい時愛する」が多くの人に受け入れられ愛される作品であってほしいなと感じられる良い作品だと思いました。
最後に
ドラマの評判はキャストの不祥事の影響を大きく受けます。
主演のパクハンビョルのご主人が事件に関わっていたことが視聴率に影響した感は否めません。
バーニングサン事件を詳しく説明している記事はこちら↓