前作から約4年ぶりとなる「神のクイズ」シリーズ第5弾!
法医学チームと刑事たちが希少疾患に係わる事件を解決していく人気シリーズで、本作では天才医師とAIの対立という新たな要素が加わっています。
キャスト、あらすじ、感想をまとめました。
(トップ画像公式ページより)
神のクイズ リブートキャスト
U-NEXT全16話
平均視聴率:2.27%
最高視聴率:2.688%
放送期間:2018年11月14日~2019年1月10日まで韓国OCNで放送
演出:キム・ジョンヒョク
「ラブストーリー」「サンシャイン・オブ・ラブ」
「春の日」「私の10年の秘密」など
脚本:カン・ウンソン
「ヴァンパイア検事2」など
【ハン・ジヌ役】リュ・ドックァン
法医官事務所の天才神経外科医。
【カン・ギョンヒ役】ユン・ジュヒ
警察庁特殊捜査2部チーム長。ジヌの恋人。
【チョ・ヨンシル役】パク・ジュンミョン
法医官事務所の所長。
【ムン・スアン役】パク・ヒョジュ
法医官事務所の研究官。第二のハン・ジヌと呼ばれる有能な医師。
【イ・ドングン役】ソン・ジホ
法医官事務所の研究員。
【ナム・サンボク役】キム・ギドゥ
警察庁特殊捜査2部刑事。
【クァク・ヒョンミン役】キム・ジュンハン
CODASチーム長。
【チョン・スンビン役】ボラ
CODASチーム研究員。
【ソ・インスク役】キム・ホジョン
ハンジュグループ開発室長。
【ヒョン・サンピル役】キム・ジェウォン
九龍の最大暴力組織のナンバー2。
韓国を代表するサスペンスドラマシリーズの4年ぶりとなる第5弾です!
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神のクイズ リブートあらすじ
検察から追われることになって以降、仕事から離れて山奥で暮らしていた天才医師のハン・ジヌ(リュドックァン)。
そんな中、ジヌのパートナーである刑事のカン・ギョンヒ(ユンジュヒ)は、連続して起きた謎の人体自然発火事件に頭を悩ませていました。
そんなカン刑事から助けを求められたジヌは、久々に法医官事務所に復帰することになります。
しかし、法医官事務所は新設されたCODASチームと何かと衝突しているようで、CODASチーム長のクァク・ヒョンミン(キムジュンハン)もジヌの復帰に難色を示します。
過去30年分のビッグデータを活用し、法医官の存在そのものを否定するかのような態度をとるヒョンミンでしたが、ジヌは復帰早々にAI以上の活躍を見せCODASチームに一泡ふかせるのでした。
一方、香港からジヌの過去を知る“謎の男”が韓国にやって来て、何やら怪しい動きを始めるのですが・・・。
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神のクイズ リブート【韓国ドラマ】みどころ
前作から約4年ぶりに帰って来た待望のシリーズ第5弾!
これまでの作品を担当していた脚本家[パク・チェ(ジェ)ボム]が変わり、タイトルも「5」ではなく「リブート」(新しくまたはじまるという意味らしい)というものになりましたが、シリーズの持ち味やキャストの魅力は健在で、衝撃のラストとなった前作から数年後の世界が描かれます。
これまでヤキモキさせられたジヌとギョンヒの恋愛模様も進展し、シリーズのファンなら必見の内容となっています。
本作では法医官事務所のお株を奪うようなCODASチームが登場し、天才医師VS最新AIという構図や、主人公の過去を知る悪役という新キャラクターの追加、そしてこれまで謎だった主人公の幼少期過去のエピソードも描かれるなどみどころ満載です。
謎の男ヒョン・サンピルと主人公との関係とは?
そしてCODASが作られた目的とヒョンミンがひた隠しにする過去の事件とは何なのか!?
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神のクイズ リブート【韓国ドラマ】感想・評価
斬新な設定に頼らずキャラクターの魅力ありきでシリーズ化に成功したサスペンスドラマの最新作!
前作のラストで追われる身となってしまった主人公がついに復活。
リュ・ドックァンの兵役などもあって4年も間が空いてしまったんですが、そのまま忘れ去られることなくむしろパワーアップして帰ってきました。
主人公の天才ぶりはもちろん健在ですし、主人公と女性刑事の恋愛が発展していくのを見守るのも楽しく、そこに新シリーズならではの要素が加わっています。
本作は韓国作品では唯一ともいえる海外ドラマ型のサスペンスドラマ。
知能派の男性主人公と肉体派の女性刑事のコンビネーションや、主人公の奇人変人ぶりよコミカルさ、そして二人の恋愛模様と、サスペンス主体ながらその他の要素が絶妙なバランスで配置されています。
それに基本1つの事件を長く引っ張らないので(本作だと2話で解決)、1話解決型よりは見応えがあるもののサクサク見進めれるというお得さがあります。
これまでのシリーズでもそうでしたが、本作でもとても人間とは思えない悪人ばかりが登場します。
違法に臓器移植をする病院と医師たちをはじめ、イジメや殺人を隠蔽する教師や生徒たち、特殊な麻薬を精製し患者を使って人体実験をする病院、金のために殺人ウィルスを作った研究員、平気で人を殺しマスコミや警察も操る財閥など、悪人のオンパレード!
かなり特殊な事件ばかりが起きるのはこのシリーズのお決まり。
しかしそこにCODASに関する陰謀と、シリーズ1作目から続く主人公に関するストーリーが同時に描かれ、これまでのシリーズを見てきた人の関心も引くことが出来るという新規にも従来からのファンにも優しい作りになっているんですよね。
シリーズが長引くとマンネリ化していくことも多い中、本作の主人公が謎多き人物ということもあって毎シリーズ新たな発見があります。
それは、主人公の出自が謎であるとか、天才である理由、両親について、過去の記憶を失っている訳など、それがシリーズごとに判明していくからこそパターンがあったとしても楽しめるんだと思います。
それでいて、このシーズンから見たとしても理解出来るように作られているので、最初から見てきたファンのみが楽しめるといった独り善がり感がないのもいいですよね!
まとめ:ひょっとしたらシリーズ最高傑作かも!?
描かれる事件の内容は酷いものばかりでしたが、それを上回る人間ドラマと感動がありました。
最終回は号泣必死です!!
最後に
※ネタバレあり!
本作で主人公以上に魅力的だったのはキム・ジェウォン演じるヒョンというキャラクターだったのかもしれません。
悪役なのに人間味があり、人殺しなのに何故か応援してしまう。それは殺す相手が救いようもない悪人たちだから!
子供達を使い人体実験し、結果何人もの子供達を殺し、たった一人の病気を治そうとした。
しかも、それを黙認した者たちは権力やお金を得ている。
その生き残りであったヒョンが復讐しようとするのを誰が止められ、殺された悪人たちを誰が哀れむというのか。
ただ、それでも殺人を肯定することは出来ないのですが、悪人たち以外には優しく(特に老人や子供達)、店でも横暴な態度もとらずむしろ人当たりが良く、自然を愛する心も持っている。
自己中で、他人を見下し、常に態度も悪い地位のある者たちと比べ、どちらが本当の意味での悪人だというのでしょう?
こういった点から私はヒョンの方を応援したくなったわけです。
韓国サスペンスに登場する悪役たちの多くは、財閥関係者だったり権力を持った殺人鬼というもので、当然応援など出来るわけないんですが、ヒョンのような魅力があるなら別。やっぱり悪役が良ければ作品自体も面白くなるというものですね!