希代の悪女女優イ・ユリ主演作!
コスメ業界を舞台に運命が入れ替わった二人の女性の生き様を描いたと愛憎サスペンス。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
かくれんぼ【韓国ドラマ】キャスト一覧
韓国放送全48回
日本放送全24回
平均視聴率:9.34%
最高視聴率:15.4%
韓国放送期間:2018年8月25日~2018年11月17日
演出:シン・ヨンフィ
「愛の迷宮-トンネル-」
「偉大なショー」など
脚本:ソル・ギョンウン
「二人の女の部屋」など
【ミン・チェリン役】イ・ユリ
化粧品会社メイクパシフィックの専務。社長夫妻の養女。
【チャ・ウニョク役】ソン・チャンウィ
テサングループ会長の秘書兼運転手。ヨンジュの恋人。
【ハ・ヨンジュ役】オム・ヒョンギョン
メイクパシフィックの訪問販売員。20年前に誘拐されたナ会長の孫娘スア。
【ムン・ジェサン役】キム・ヨンミン
テサングループの後継者。チェリンの政略結婚相手。バツ2。
【ナ・ヘグム役】チョン・ヘソン
メイクパシフィック会長。養女であるチェリンを虐待している。
【パク・ヘラン役】チョ・ミリョン
メイクパシフィック社長の妻。娘スアを失って以来、心の病を患っている。
【ミン・ジュンシク役】イ・ジョンウォン
メイクパシフィック社長。家族の中で唯一チェリンを家族として認めている。
【ペク・ドフン役】アン・ボヒョン
メイクパシフィックの法務チーム所属弁護士。スアの幼なじみ。
【キム室長役】ユン・ダギョン
ナ会長の執事。
本作は、大ヒットドラマ「愛の迷宮-トンネル-」を手掛けたシン・ヨンフィ監督による作品です。
平均視聴率9.34%という数字は決して高いものではないものの、初回3.2%というところから最終回で最高視聴率15.4%に到達したというのは作品として成功と呼べるものだと思います!
イ・ユリは本作の演技により、MBC演技大賞最優秀演技賞を獲得したのをはじめ、その年の様々な賞レースにおいて多くの演技賞を受賞しています。
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かくれんぼ【韓国ドラマ】あらすじ
大手化粧品会社メイクパシフィックの専務として活躍するミン・チェリン(イユリ)は、会社の後継者である上に実力と美貌も兼ね備えていました。
しかし、チェリンは幼い頃に養護施設から引き取られてきた養女であり、しかも本来の後継者である創業者の孫娘スアの厄を移すための生け贄だったのです。
ところがある日スアが誘拐され行方不明となってしまい、それ以降チェリンはスアの身代わりとして生きることになります。
スアの祖母である会長はスアを失った悔しさからチェリンを虐待し、スアの母もショックで心の病になるなどチェリンは家族から愛されることなく孤独に生きてきたのです。
しかも、会社の経営のためにテサングループの後継者ジェサン(キムヨンミン)と無理矢理政略結婚させられてしまいます。
そんな中、ジェサンの秘書を務めるウニョク(ソンチャンウィ)と出会ったチェリンは、似た境遇の者同士惹かれていくようになります。
しかし、ウニョクには同棲しているヨンジュ(オムヒョンギョン)という恋人がいて、ヨンジュは二人の関係を怪しむようになっていきます。
一方、チェリンの養母ヘラン(チョミリョン)は偶然出会ったヨンジュに愛娘スアの面影を感じてしまうのですが・・・。
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かくれんぼ【韓国ドラマ】みどころ
本作は、悪女役で知られる女優イ・ユリが主演を務めた愛憎サスペンスドラマです。
本作の主人公は、金持ちの大人たちの都合により過酷な運命を背負わされた悲運のヒロインであり、そんな彼女の復讐劇が主軸となります。
誘拐、入れ替わり、記憶喪失など、韓国マクチャンドラマお決まりの設定がありつつも、主人公のみならず周りの登場人物たちにも秘密があり、ストーリーが進むごとにそれらが明らかになっていきます。
マクチャンものとしては話数が短いのも特徴で、終盤になればなるほど面白さが増し中だるみすることなく終わりを迎えます。
ドロドロ系ドラマが好きな人におすすめの作品です!
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かくれんぼ【韓国ドラマ】感想・評価
愛憎劇ドラマのほとんどは長編になることが多い韓国ですが、本作は中だるみや無駄な脇道逸れもほとんどなく全24話というほどよい長さで終了しました。
普段、愛憎劇が苦手な私からすると話しが短いというのはそれだけで見やすく感じました!
ヒロインと二番手のキャラクターが王道の設定とは逆なのも面白く、お金持ちのヒロインは悪女的なキャラクターでありながら実は悲惨な人生を送ってきており、誘拐されたもう一人は貧しいながらも幸せに暮らしているんです。
普通なら貧しい側の女性がヒロインを妬んで立場を奪ったり罠に嵌めたりしそうなもので、それに対してヒロインが立ち向かって最後に立場を取り返すという流れが王道だと思うんですが、本作はお金持ちのヒロインの方が養女であったり、家族からイジメれていたり、政略結婚させられたりと悲惨な目に合っているです。
全体的にはマクチャンドラマではあるものの、ヒロインがイ・ユリということもあってかイジメられているのが可哀想で見ていられない!なんてこともなく、簡単にはやられませんし反撃にも出ます。
この点がかなり重要で、普段ヒロインがイジメられる展開が苦手な私でも見ることが出来ました。
それ以外はよくある愛憎劇と同様な設定であったりするんですが、このちょっとした違いだけでかなり印象が違ってくるというのは発見でしたね。
視聴率を見ても分かるように、終盤にかけてどんどん盛り上がっていく展開も上手く、変に引き伸ばさなかったのは正解ですね!
とはいえ、イ・ユリは正直苦手ですし失礼ながら他のキャストも地味めなので、監督が「愛の迷宮-トンネル-」の人じゃなければ観なかったと思います。
最終回は?
設定や展開に無理があることは承知の上で楽しんでいた作品でしたが、ラストも突っ込みどころ満載な上に最終的にはハッピーエンドに落ち着くという怒濤の展開でした。
しかし、これまで見てきた者からすると隠されていた真実がどんどん明かされていく痛快な展開であり、見ていて一番夢中になったのが終盤でした!
まとめ:正直ヒロイン役のイ・ユリは苦手でしたが、愛憎劇としてはとても見やすく面白い作品でした!
ドロドロ系が好物な方はもちろん、普段愛憎劇を見ない人でも入りやすい作品だと思いました。