「偉大な誘惑者」は20才の若者が人生を狂わせるとも知らずに飛び込んだ危険な恋愛ゲームと、そこから繰り広げられるロマンスを描いた作品です。
ウドファン・ジョイ・ムンガヨン・キムミンジェという若手有望株がずらり!
キャスト、あらすじ、感想、みどころ、低視聴率だった理由などをまとめました。
偉大な誘惑者主要キャスト・視聴率
BS放送全20話
(韓国では32部作)
最高視聴率 3.6%
韓国放送年度 2018年3月から5月MBC
演出:カン・イン
イ・ドンヒョン
脚本:キム・ボヨン
【クォン・シヒョン役】ウ・ドファン
【ウン・テヒ役】Red Velvetジョイ
【チェ・スジ役】ムン・ガヨン
【イ・セジュ役】キム・ミンジェ
【スジの母・病院院長役】キム・ソヒョン
偉大な誘惑者作品紹介
原作は1782年出版の8世紀のフランス人気小説「危険な関係」。
この小説はフランス大革命が起きる前に道徳や風俗、文化が退廃して乱れた上流社会を描いた作品です。
何度もリメイクされ、韓国ではペヨンジュン&チョンドヨン主演の2003年映画「スキャンダル」が有名。
本ドラマは2018年の韓国を背景にして描かれました。
20才当時誰でも経験する恋愛や葛藤、友情などをベースに、何が正しいのかを問いかける作品です。
原作となった小説を現代的な解釈で描いたため、どのような結末になるのかは見てからのお楽しみです。
偉大な誘惑者あらすじ
JKグループの孫で、致命的な魅力で女遊びが大好きなシヒョン(ウ・ドファン)は、幼なじみのスジ(ムン・ガヨン)やセジュ(キム・ミンジェ)を巻き込んでいつも事件を起こすトラブルメーカー。シヒョンがトラブルを起こし始めたのは、自分の味方だった母親の死がきっかけだった。母の死は単純な事故ではなく、長年の孤独感のため心が病んだからであると信じていた。そして、母をそうさせた父を憎んだ。その父がスジの母親と再婚するという。父を困らせようと、シヒョンはスジに自分たちが先に結婚してしまおうと持ちかける。スジは彼女らしく条件を出した。スジを振った男の初恋の人であるウン・テヒ(ジョイ)の心を掴んで、見事に振ってほしいということ。シヒョンは、テヒに近づき、危険な恋愛ゲームを始めるが・・・。https://www.bs11.jp/drama/idaina/
偉大な誘惑者みどころ
カン・イン監督が語る最大の見どころは「豪華キャスト」。
次世代スターを多く起用し、華やかな面々が揃った本作はそれだけで注目度が高いと言えるでしょう。
そして「愛」は永遠のテーマであり、どの世代にも響くストーリー。
これまで恋愛ものとは距離のあったウドファンみせるラブストーリーは必見です。
ジョイにとっては「カノジョは嘘を愛しすぎてる」に続く2作目で、地上波初ドラマ。
本作は前作と同じ制作会社。ジョイはオファーがあったときに、お世話になった会社からまた出演依頼があったことをとてもうれしく思うとともに、未熟な自分が引き受けることへの負担も感じたそうです。
しかし、20歳の主人公を演じるのに今が適切ではないかとの思いから、欲が生じて引き受けることにしたとか。
※1996年生まれのジョイはドラマ放送の2018年時点で22才です。
同世代の俳優が多く出演したため、現場はとても仲が良く楽しい雰囲気で撮影に行くのが楽しかったとムンガヨンが語っていました。
偉大な誘惑者感想・評価
偉大な誘惑者最高〜🌸最近観たドラマの中で一番早く観終わった🤣お金持ちと貧乏とかじゃなくてみんなお金持ちだから華々しくて(笑)色彩が綺麗で映像美だな〜って。今すぐにでもまた観たいくらいハマった🥰ウドファンくん以外96年って嘘でしょ😔同世代と思えない、これは嘘だ、嘘だ〜〜〜😥 pic.twitter.com/ZH2xxGeKNM
— miki (@_k_drama) 2019年6月11日
#偉大な誘惑者 (#위대한유혹자) 完走しました🙌
評価があまり良くなかった作品ですが私的はとても楽しめました❤
なんと言っても #ウドファン くんがかっこよ過ぎて惚れました😍💗
話題になった #ジョイ とのキスシーンが素敵過ぎて🤩
ウドファンくんの笑顔がすっごく素敵でずっと見ていられる😻 pic.twitter.com/RCY00iRvNA— さややん (@sayayann0618) 2018年9月11日
韓国側の評価はいまいちなんですが、日本人にとっては外国のドラマという点でワンクッションあるせいか、面白いという感想の方が多くみられました。
面白いかどうかは見てからのお楽しみですね!
面白いのに低視聴率の理由は?
「裕福な家庭の子息たちの恋愛」「次世代スターが多数出演」という点で大ヒットドラマ「相続者たち」をほうふつとさせ、期待と注目の元に始まった本作。
原作は韓国をはじめとするさまざまな国で多様にリメイクされるほど認知度が高いのに加え、勢いのある若手俳優を多数起用したことで話題性抜群だったのです。
視聴率は初回第1話が3.6%と最高で、それ以降どんどん下がり1%台を保ちながら最終回わずかにあがるも2%台で終了。
問題点として以下の点が挙げられています。
①マクチャン的な展開が多い
原作「危険な関係」の内容を見れば展開は理解できなくもないが、10代20代の荒々しいロマンスを無理に入れ込んでいるせいで、どの拍子に合わせなければいけないのかと、視聴者を戸惑わせている。
原作に忠実というのでもなく、うまく脚色できたわけでもない。
ドラマ内で不意に登場する場面が多く、重要なシーンの間に挟まって視聴者の没入を妨げた。
②登場人物に共感できない
そのキャラクターに一貫性がないと説得力もなく、視聴者は共感できないが、本作がまさにそうだった。
多重人格かと思われるほど感情が過度に変化して、視聴者がついていけない。
内面描写をおろそかにし、外的な部分だけを重視した。
③よくあるストーリー
イケメンの財閥3世が一般市民の女性と出会うという内容はこれまで韓国ドラマの王道で、長い間愛されてきたテーマではあるが、近年は若い世代を中心に離脱現象が起きており、視聴率上昇の原動力とはならない。
と、期待度が高かっただけにがっかりの結果となってしまいました。
最後に
視聴率が悪かった作品は放送終了後のインタビューはないのが通例。
そのためキャストインタビューなどもありませんでした。
週末ドラマは視聴者の年齢層が高く、昼ドラのようなドロドロ複雑系の韓国鉄板テーマが好まれ、平日のミニシリーズでは若者を対象としてタイムスリップやファンタジーなど新しい要素のドラマが好まれます。
上流階級の子息たちの恋愛と親たちの因縁が描かれた本作は、韓ドラ鉄板ですが平日ドラマでは若者にあまり受け入れられないテーマとなっているようです。
週末ドラマだったらおばさん世代を中心にウケたかもしれません
↓↓偉大な誘惑者出演者↓↓