2002年に韓国で放送され、その後日本で爆発的大ヒットとなったドラマ「冬のソナタ」。日本で韓流旋風を巻き起こした冬のソナタですので、キャストたちの俳優人生に大きく影響したはずです。20年以上経った現在、キャストは何をしているのでしょうか?キャストの現在を追いました!
【カンジュンサン/イミニョン役】ペ・ヨンジュン
冬のソナタで主演を演じたペヨンジュンは、1972年生まれで、2024年現在52歳。冬ソナ放送当時は30才でした。
冬ソナは東アジア圏で人気を得ましたが、特に日本で大ヒットし、ペヨンジュンはヨン様と呼ばれ韓流スターとして絶大な人気を誇りました。
その後、映画「スキャンダル」、ドラマ「太王四神記」に出演。
「太王四神記」以降は特別出演(2009年ホテリアー、2011年ドリームハイ)に限られ、俳優業は事実上の引退状態です。
俳優活動をしなくなったのは芸能事務所キーイーストの代表として経営者となったと言うことも一理あるようですが、「太王四神記」撮影時の怪我により、手術とリハビリを繰り返すことになり、肺血症の診断を受けたこともあって、健康上続けられなくなったというのが一番大きい理由のようです。
2015年に元アイドルのパクスジンと結婚し、2016年に長男、2018年に長女が誕生。
2018年にはSMエンターテイメントにキーイーストの経営権を譲渡し、芸能界を後にしました。
2022年には一家でハワイに移住したことが報道されています。
【チョンユジン役】チェ・ジウ
チェジウは2002年当時27歳、2024年現在49歳です。
日本ではジウ姫と呼ばれ、人気を博しました。
冬ソナの翌2004年ドラマ「天国の階段」も視聴率40%越えの大ヒットし、ドラマの女王と呼ばれます。
その後は「冬のソナタ」「天国の階段」ほどのヒット作はなかったものの、現在もトップ女優であることには変わりありません。
プライベートでは2018年に結婚。2020年に長女を出産しています。
【キムサンヒョク役】パク・ヨンハ
ペヨンジュンがヨン様と呼ばれたのに対し、パクヨンハはヨンハちゃんと呼ばれ、日本で歌手デビューもするほど人気に。
日本ゴールデンディスク賞を受賞し、2007~2008年と連続で「ベストアジアアーティスト賞」を受賞。
2008年にはドラマ「オンエア」の主演を務め、芸能事務所ヨナエンターテイメントを設立。
2009年には映画で主演を務め、2010年6月9日に日本でアルバムSTARSを発売。
2010年6月30日に逝去。享年32才でした。
自室で自ら命を絶ったとの報道で、その理由として構想している事業に関する圧迫、芸能活動に対する不安、父親の癌闘病による苦悩などがあったのではないかと言われています。
この年の6月~9月まで日本でコンサートツアーを進行中で、7月2日兵庫県で公演する予定でしたが、キャンセルになり、6月26日の川口講演が最後となりました。
2011年3月、お母さんが書いた「息子よ 真実のパクヨンハ」が出版されました。
2014年6月日本デビュー10周年記念アルバムが発売されました。
【オチェリン役】パク・ソルミ
パクソルミは冬のソナタで一気にブレイク!
翌2003年イビョンホン×ソンヘギョ主演ドラマ「オールイン」に出演し、人気を不動のものにしました。
あまり多くの作品に出演する女優ではなかったため、代表作は今も「冬のソナタ」と「オールイン」となっています。
プライベートでは2013年に俳優ハンジェソクと結婚し、2人の女の子の母となりました。
女優としての活動の一方で、バラエティ番組出演にも積極的で、主婦&ママタレントとして新たな人気を得ています。
【コンジンスク役】イ・ヘウン
イヘウンは2002年に結婚し、少し女優業を休んだ期間がありましたが、2024年現在まで映画・ドラマに出演を続けています。
2013年から東亜放送芸術大学放送芸能科で演技を教える教授を務め、さらに2012年からは弟と一緒にレストランの運営も始めたようです。(どちらも2024年まで続いているか不明)
女優としての活動のほか、俳優の育成や飲食店経営など活躍の場を広げています。
プライベートでは2008年に息子を出産。
翌2009年には第2子を妊娠7カ月で死産してしまったようで、そのことを涙ながらにトーク番組で語ったこともありました。
【クォンヨングク役】リュ・スンス
リュスンスも映画、ドラマ、バラエティなど、俳優活動を続けています。
主に助演やサブ主演のような役で、多くの作品に出演しました。
2015年に結婚し、2016年に長女、2019年に長男が生まれ2児の父となっています。
【キムヒョクス役】クォン・ヘヒョ
1965年生まれですので、冬ソナ当時37歳。
2024年現在は59才です。現在も多くのドラマ、映画に出演し韓国コンテンツには欠かせない俳優です。
最後に
怪我や病気をしても俳優を続ける人もいるわけで、ペヨンジュンが事業家への道へ進んだのはやはり冬のソナタの大ヒットによる経済事情が大きかったのではないでしょうか。
他のキャストにとっても冬のソナタは人生を一変させるターニングポイントとなったに違いありません。