「密会」キム・ヒエ主演で贈るR-18指定ドラマ 完璧であるはずだった夫婦の「愛」が崩壊していく裏切り、復讐の愛憎劇!!
キャスト、あらすじや感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
夫婦の世界【韓国ドラマ】キャスト一覧
全16回
2020年3月より韓国で放送
平均視聴率 18.8%
最高視聴率 28.4%
脚本 チュ・ヒョン
「ピョン・ヒョクの恋」
「僕は彼女に絶対服従~カッとナム・ジョンギ」
演出 モ・ワンイル
「ミスティー」
「ビューティフル・マインド」
【チ・ソヌ役】キム・ヒエ
【イ・テオ役】パク・ヘジュン
【ヨ・ダギョン役】ハン・ソヒ
【コ・イェリム役】パク・ソニョン
【ソン・ジェヒョク役】キム・ヨンミン
【ミン・ヒョンソ役】シム・ウヌ
【パク・インギュ役】イ・ハクジュ
本作はイギリスBBCの大ヒットドラマ「女医フォスター 夫の事情、私の決断」を原作にリメイクされた作品で、信じていた美しい夫婦の姿が裏切りによって、憎悪と悲劇に満ちた愛憎へと変わっていく夫婦の激しい世界を描いた物語。
主人公のチ・ソノ役には「最後から2番目の恋」以来、4年ぶりの主演となったキム・ヒエさんです。
18禁指定として編成されるほど濃厚なラブシーンや鮮烈な暴力シーンを演じる体当たり演技が大きな話題となりました。
不倫をする夫を演じたのは「ドクター異邦人」や「私のおじさん」など数多くのドラマや映画で着実に俳優としての実力を積み重ねて来たパク・へジュンさんです。
そして彗星のごとく現れた新人枠の女優ハン・ソヒさんが愛人の役を務め強烈な存在感を披露しました。
「狂気の愛」などこれまでに多数の主演作のあるパク・ソニョンさんと「愛の不時着」で日本でも一躍知られるようになったキム・ヨンミンさんが夫婦として登場し、キム・ヒエさんとパク・へジュンさん夫婦とはまた違った形でありながら影響を及ぼしながら、愛の渦に巻き込まれていく模様が描かれています。
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夫婦の世界【韓国ドラマ】あらすじ
家庭医学の専門医として副院長まで務め地位や名誉、愛妻家の優しい夫との結婚生活、どんな時も期待に応えてくれる息子、誰もが羨むような円満な家庭で完璧な人生を送っているはずだったチ・ソヌ(キム・ヒエ)。
ある時、出張から帰ってきた夫のイ・テオ(パク・へジュン)の私物から匂い付きのリップバームが出てきて違和感を覚えます。
さらにテオが巻いてくれたストールに長い髪がついているのを見つけてしまいます。突如とする女性の影に胸騒ぎが止まらないソヌはテオの行動を監視するうちに疑いは確信に変わっていきます。
そしてテオの誕生日パーティーが行われる会場で、更に信じられないものを見てしまい絶句。
夫の裏切りを知り、幸せだった家族が音を立てて崩れていき・・・。
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夫婦の世界【韓国ドラマ】インタビューまとめ
キムヒエ
4年ぶりに復帰したドラマが大ヒットとなったキム・ヒエさんですが、出演のオファーを受けたときの感想を
「とても強いキャラクターだから自分に務まるかどうか不安でした。だけど出演しなければ後悔すると思いました。何より台本が面白かった。役者として感情を表現するのは難しくもあるけどこれがチャレンジであり喜びでもあります。」
ファッションについては
「最大限チソヌのキャラクターに合わせて強くて洗練されたイメージのものにするため、スタイリストさんと何度も衣装合わせをしている」
とのことで素敵なファッションも注目ですよ!
リメイク作品は原作と比較されるものですが、それについては
「原作にあるチソヌに負けたくない!という欲を出しました。韓国のチ・ソヌだと思ってもらえるように最善を尽くしています」
ハンソヒ
本作で一躍人気女優への仲間入りしたハン・ソヒさんは役作りのためにメイクに気を遣ったり、もともとスリムな体型からさらに減量もしたそうです。
ベテラン俳優の方々との共演については
「すごく集中し緊張しながら撮影しました。キム・ヒエさんの過去の作品や演技の様子を見ながら学ぶものも多く、あんな女優になりたいと思いました。またパク・へジュンさんは気楽に接してくださり気兼ねなく過ごせました」
と尊敬の念を込めて語りました。
夫婦の世界【韓国ドラマ】視聴率について
ドラマ「梨泰院クラス」が大きな反響と高視聴率の末最終回を終え、後続番組として本作がはじまりましたが、初回の6.3%の数字から2話では早くも10%を超え中盤で小幅の減少があったものの常に20%近くを維持し最終回では28.4%という非常に高い数字を打ち出しました。
これは同時間放送のドラマ中での1位はもちろん、2019年ドラマ「SKYキャッスル~上流回級の妻たち~」が持つ非地上波放送であるJTBCの歴代視聴率の記録を塗り替えることにもなりました。
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夫婦の世界【韓国ドラマ】感想
50歳を超えているとは思えない美しい美貌をもつキム・ヒエさんが主人公で、堂々としたかっこいい女性の姿が夫の不貞を知り、一貫した冷静さを保つ反面、おさえきれない心情が信じがたいほど感情的な面をむきだしにする瞬間もあり強烈で、心に迫ってくるような演技力でした。
夫テオ役のパク・へジュンさんも悪役をされていた時のイメージが強かったせいもあり、大変失礼ながら最初から愛妻家というよりは裏があるような人相の悪さを感じ、回が進むにつれとことん最悪な男性像が露わになり憎たらしい顔にしか見えなくなってしまいました。
もちろんそういった効果を狙った役割なので見事に演じきられた証だと思います。
そしてハン・ソヒさんはまさに愛人顔で、したたかさや魔性っぷりがこれでもかと漂う雰囲気でぴったりな役どころでした。
周囲にいる面々も誰一人として最善な人物がおらず、一癖も二癖もあるキャラクターばかり。
そこが人間の本来の姿を美化なく描いた様でリアリティーのある描写をするのに完璧なキャスティングだったと思います。
ストーリーもダークな面が多いのですが、比較的展開が早く無駄なく進行していくので毎回1話があっという間に感じられました。
正直すっきり爽快な気分を得られるドラマではありません。
しかし妙に中毒性のある内容で視聴者を獲得したことに納得できる要素が多かったです。
最後に
ドラマや映画がヒットする秘訣を分析したり予想するのは難しいですが、どんなジャンルであれ人を引き付ける圧倒的なストーリー性とキャラクターになりきる演技力は必須なのかなとは思います。
大ヒットに導くために必ずしも外見の良い今まさに旬な俳優を起用しなくてはならないわけでも、大金を投じて制作しないといけないわけでもない、ということが本作を見て改めて感じました。
「不倫」や「家族の崩壊」という穏やかとはいえない内容ですが、視聴者一人一人の視点によって感じ方がそれぞれ違ってくる作品だと思います。