弟を殺しても手に入れたかった愛・・・。一人の女性を巡って兄弟の血肉の争いを描いた時代劇。
主演は注目の若手女優チンセヨン×イケメン俳優ユンシユン×ベテランチュ俳優チュサンウク!
歴代級ロマンスと言われた【不滅の恋人】(大君愛を描く)のキャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
不滅の恋人(大君)キャスト・視聴率
韓国で全20話
最高視聴率 5.6%
放送年度 2018.03 ~ 2018.05
演出:キムジョンミン
王女の男
脚本:チョヒョンギョン
イニョプの道
【ソンジャヒョン/チャヒョン役】チン・セヨン
【フィ/スンソン大君役】ユンシユン
【ガン/チニャン大君役】チュサンウク
【ナギョム役】リュヒョヨン
【ルシゲ役】ソンジヒョン
【王の側室役】オスンア
【パク・キトゥク役】ジェホ
【ヨギョン役】チェスヒョン
不滅の恋人(大君)紹介
不滅の恋人は総合編成チャンネルTV朝鮮ドラマ史上最高視聴率を更新し、最終回は全国5.6%(ニールセンコリア有料世帯基準)を記録!
15世紀の朝鮮時代7代の王であるスヤン大君と弟のアンピョン大君の王位継承をめぐる二人の兄弟争いは歴史上有名な話です。
【不滅の恋人】は”それは一人の女性をめぐって起こったものだったら?”という架空の設定で進むドラマ。
史実をモチーフにしながらも全く新しい物語であるため、先が読めず視聴者の心を使いました。
また、同時期に他に時代劇が放送されていなかったこともあってか、時代劇ファンをくぎづけにしました。
高視聴率のわけにはこういった背景もあったかもしれません。
【不滅の恋人】あらすじ
長男である国王の王位継承をおびやかさないよう次男ガンは幼少のころから別に育てられていた。
三男フィは端正な顔立ちと豊かな才能で周囲の愛を受け育ち、兄ガンは日ごろからそれを妬ましく思っていた。
弟フィは朝廷重臣の娘ジャヒョンと恋に落ちたが、兄ガンもジャヒョンを好きになってしまう。
やがて、国王の病が悪化し、イ・ガンは王位継承者である幼い甥(おい)から王座を奪って、すべてを手に入れようと動き出す。そう、弟の恋人チャヒョンさえも…。命を何度も狙われるようになったイ・フィ。愛するチャヒョンと甥を守るため、兄との闘いを決意するのだった。https://www9.nhk.or.jp
【不滅の恋人】視聴率公約は?
チンセヨンさんは
「本当に2%越えただけでもうれしく、さらに3%だけでも大当たりだと思っていたところ、5%以上も記録した。監督から信じられない視聴率が出てきたとの連絡も受けた。私は視聴率公約を守ったのが初めてでとてもうれしかった」
と話していました。
視聴率公約は「5%を越えたらファンとフリーハグをする」というもの!
実際のその時の映像が以下です!
スタッフと出演者は褒賞休暇としてベトナムへ。
チンセヨンさんにとっては褒賞旅行も初めてですごくうれしかった、と話していました。
キャストが語る「不滅の恋人(大君)」
ユンシユン
本作はイ・フィの成長物語でもあります。イ・フィ役のユンシユンさんはこの作品でご自身の成長を感じたとか。
ある時、セリフのNGをたくさん出してしまい、相手役のチンセヨンさんに申し訳なく、謝罪の長文メッセージを送ったんだそうです。
それ以降、とにかく台本に集中して、自分の最善を尽くすことに専念しました。そして
「自分は1人前だけ頑張って、残りは他の俳優たちと製作陣に任せるのが謙虚だと思う。」
編集や音楽、衣装などすべてが調和して結果につながる、作品は自分一人のものではなく、スタッフの苦労や力を感じたそうです。そして
「以前は力を抜いて相手に頼る方法を知らなかった」
と学んだ点を語りました。ご本人にとってこの役は人生キャラクターだそうです。
「これまで演じてきた役ももちろん愛着があるが、この役は本当に愛していた。次の台本を見なくても、だいたい心がわかるほど没頭していた。」
「結末もだいたい自分が描いていた方向に進んでよかった」
と話しています。ユンシユンさんはユーモアのある方で最後に
「明け方集まって山に登ったの以外は全部満足(笑)」
とオチも忘れていません!
チンセヨン
チンセヨンさんは【オクニョ】から2年ぶりの復帰作でまた史劇を選んだ理由が気になりますよね。
「本当に面白いシナリオだからと言われて読んだがすごくよかった。監督さんと脚本家さんから史劇だけど史劇のような撮り方はしない、現代劇のような描き方をすると聞いて、興味を持った。」
「オクニョの時と別のキャラクターだから、同じ史劇でもイメージが重ならないと思った」
と話していました。実際に演じてみて
「これまで描かれていない人物だから、比較されることもなく自由に演技をすることができた。自分のジャヒョンを作りたいという思いが強かった。私が思うジャヒョンはとても愛らしい人物だったが、視聴者の方にもそのように感じて頂き嬉しい」
と、とても満足している様子でした。
時代劇の女性キャラクターは常に危機に追い込まれ、男性主人公が助けてくれるまで待つ、というパターンが大半でしたが、そういうのがなかったのもご自身は気に入っていたとのこと。
本作で最も大変だったことが、愛の演技。
オクニョにも愛は描かれていたもののアクションなど体を張る演技に気持ちが集中していたようです。
ところが不滅の恋人のヒロインはただひたすら愛・・・。
最初から最後まで愛を表現するというのは思った以上に大変なことだったとか。
にわかに信じられないことですが(!)チンセヨンさんはまだ私生活で恋愛の経験がないとのこと。(ほんとかなー)
だから3年も相手を待つというヒロインから学ぶ点が多いと話していました。
【不滅の恋人】感想・評価
恋愛要素が強いため、普段時代劇になじみのない人にも見やすいと思います。
兄ガンは憎いほどに二人の邪魔をしますが、心底憎いだけのキャラではなく、徐々に感情移入していくようになりました。
ネタバレしないよう多くは語りませんが、20話という短編だったことが惜しい作品。
大君~愛を描く、っていう原題のままのタイトルが良かったのに、なぜ邦題は「不滅の恋人」なのか残念です。
タイトルによって変なイメージがついてしまう気がします。
最後に
20話という短編ですので、時代劇に苦手意識があるという方にも見やすいと思います。
韓国で高視聴率だったので、日本でも愛されるといいですね!