ソン・ユナ×キム・ソヨン主演。
子供の中学受験に熱心なセレブな女たちの嫉妬や欲望を描いた愛憎ミステリードラマ!
キャスト、あらすじ、感想、最終回についてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
秘密の女たち【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:シークレットマザー
U-NEXT全32話
平均視聴率:6.02%
最高視聴率:8.1%
放送期間:2018年 5月12日~2018年 7月7日まで韓国で放送
演出:パク・ヨンスン
「私の人生、恵みの雨」
「離婚弁護士は恋愛中」
「ウォンテッド~彼らの願い~」など
脚本:ファン・イェジン
【キム・ユンジン役】ソン・ユナ
専業主婦。元精神科医。
【リサ・キム役】キム・ソヨン
海外の名門大学卒の入試保母。
【ハン・ジェヨル役】キム・テウ
江南警察署の署長。ユンジンの夫。
【ハ・ジョンワン役】ソン・ジェリム
刑事。ユンジンの娘ミンジの事件を追っている。
【パク・ソンジャ役】チャ・ファヨン
セシム病院の院長。ジェヨルの母。
【ハン・ジュヒ役】ヨム・ジユン
ジェヨルの妹。
【カン・ヘギョン役】ソ・ヨンヒ
ユンジンの友人。夫と別居中。
【チョン・ソンファン役】ミン・ソンウク
電子会社の専務。ヘギョンの夫。
【ミョン・ファスク役】キム・ジェファ
ユンジンの友人。子供の入試のため夫と偽装離婚する。
【ユン・スンス役】アン・サンウ
投資家。ファスクと偽装離婚中。
【ソン・ジエ役】オ・ヨンア
ユンジンの友人。元ホステス。
【イ・ビョンハク役】キム・ビョンオク
不動産賃貸業者。ヨナの夫。
【シン・セヨン役】ソン・ガヨン(ソン・スンウ)
精神科医。ユンジンの後輩医師。
【ミン・テファン役】クォン・ドギュン
子ども水泳教室のコーチ。
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秘密の女たち【韓国ドラマ】あらすじ
かつては有能な精神科医として働いていたものの、今は息子の中学受験のため専業主婦をしているキム・ユンジン(ソンユナ)。
そんな彼女は1年前のある事件で亡くした娘ミンジのことを今も引きずっており、その事件の鍵を握るとされる”キム・ウニョン”という女性を探していました。
そんな中ユンジンは、有能だと評判のリサ・キム(キムソヨン)という女性を息子の中学受験のための”入試保母”として雇うことにします。
入試保母とは、受験に関する全てのことを母親の代わりに請け負う職業で、たまたまリサ・キムと知り合ったことで彼女を雇うことにしたのです。
しかし、リサ・キムという名前は偽名で、彼女にはユンジン親子に近付くある目的があり・・・。
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秘密の女たち【韓国ドラマ】みどころ
本作は、韓国を代表する実力派女優が数多く出演したミステリーサスペンスです。
韓国の社会問題として日本でも知られている過酷な受験戦争を扱いつつ、受験に挑む子供達の裏で様々な苦労をしている母親たちの嫉妬や欲望といったものが描かれた作品になっています。
主人公の一人リサ・キムが転落死するという事件がおき、もう一人の主人公ユンジンとそのママ友たちが容疑者となってしまうという驚きの展開から始まるのも特徴ですね。
さらにママ友たちをはじめ、秘密を抱えた登場人物たちが多くいるのもポイントで、彼女たちの家庭の問題や不倫といった愛憎劇定番の要素も盛り込まれています。そんなサブキャラクターたちの活躍も本作のみどころとなっています。
リサを屋上から突き落とした人物は誰なのか?失踪したリサの姉の行方は?ユンジンの娘をひき逃げした犯人の正体とは?
いくつもの謎と登場人物たちの秘密が複雑に絡み合った展開から目が離せなくなること間違いなし!
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秘密の女たち【韓国ドラマ】感想・評価
冒頭から掴みはOKな作品。
小学校の保護者慈善パーティーって何!?とは思いますが、華やかなシーンの中突然事件が起きてという流れはサスペンスドラマの定番で(ちょっと二時間ドラマっぽいですが)、分かりやすく視聴者の好奇心を惹き付けます。
まず最初に主要キャストが亡くなるというシーンを見せて、その後登場人物の関係性や死亡に至るまでの展開を見せるというのも定番で、韓国だとドラマ「品位のある彼女」がこのパターンでしたね。
韓国のサスペンスものや復讐ドラマなどでは、冒頭の何話かを費やして過去の事故や殺人事件を描き、その後の展開でその証拠を発見したり、犯人を捕まえるというものが多く、その間意外と辛抱が必要だったりします。それは、視聴者は犯人が誰だか分かっているのに全然捕まらなかったり、その事にまったく気付かない主人公などにイライラさせられるからなんです。
その点、本作のようなパターンだと犯人を推理するという目標が最初に出来るので、そのドラマの世界に入り込みやすいんですよね。
犯人が最初から分かっていて、証拠を積み重ねていくことで徐々に追い込んでいくという展開も違った面白さがあるのですが、それが引っ張られ過ぎると見ている方のイライラは募りますし、それが韓国ドラマのように話数が多いと正直途中でダレて来ます。
もちろん、この2パターンだけではありませんが、個人的には推理要素が強い方が好みですね。
ストーリーは、受験戦争と母親たちの争いという大ヒットドラマ「SKYキャッスル」のような設定があり、そこに冒頭のリサ・キム死亡事件やリサ・キムの姉失踪事件の真相を探るというものが加わっていて、さらに愛憎劇まで盛り込まれています。
そして、登場人物の女性たちが皆秘密を抱えていて誰もが怪しく見えるんです。
最初は、よくあるメロドラマの一種なのかと思っていたんですが、キャストの豪華さからそこまで安直な内容にはなっていないだろうと見ることにしたんです。
元々ほとんどの登場人物がセレブたちな上に、韓国の想像を絶するほど過酷な受験生戦争や、そんなセレブたちの裏の顔など、視聴者のほとんどが共感出来る要素はないんですが、だからこそ見ていて面白いともいえるんです。
そんな他人事の中に、子供の事を思う親たちだったり、娘を亡くした母親の気持ちといった誰もが共感しやすい要素が入っていることで、セレブである前に一人の人間なんだと思えたりするんですよね。
ただ、全50話とかのドラマならまだしも、1話約30分×32話という長さの割にはちょっと盛り込み過ぎ。
テンポがいいので見やすいんですけど、もうちょっとスリムにしてセレブ家族4組のコメディドラマという形には出来なかったですかね?
そうなると「デスパレートな妻たち」に受験戦争要素を加えたようなドラマになってしまいますが…。
最終回は?
私生活まで管理する入試保母というのが韓国には実在するそうですが、家庭教師でありながら家政婦さん(まるで家政婦のミタ?)であるというのはかなりハイスペックですし、そんな人がゴロゴロいるとも思えない上によほど信用してないと雇えないですよね。
終盤にもなってくるとだいたい犯人の予想はついてくるんですが、それでもラストではそこまでしてたのか!?というかなりの衝撃が待っていました。
この辺のやり過ぎ感強めの結末は韓国らしいといえばらしいです。でもちょっと古臭いというか最近の作品っぽくはなかったですね。
まぁ、往年の韓国ドラマ好きにはたまらないラストとも言えますが・・・.。