チョン・ヘイン、チェ・スビン主演。
心に傷を負った片想い同士の二人の純情を描いた切なくも心温まるラブロマンス!
キャスト、あらすじ、感想、低視聴率のための打ち切りについてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
半分の半分【韓国ドラマ】キャスト
U-NEXT全19話
平均視聴率:1.405%
最高視聴率:2.449%
放送期間:2020年3月23日~4月28日までtvNで放送
演出:イ・サンヨプ
「Mr.Back<ミスター・バック>~人生を二度生きる男~」
「ショッピング王ルイ」「知ってるワイフ」など
脚本:イ・スクヨン
「ユ・ヨルの音楽アルバム」など
【ムン・ハウォン役】チョン・ヘイン
人工知能プログラマー。IT企業AH創業者。
【ハン・ソウ役】チェ・スビン
クラシックの録音エンジニア。
【ムン・スノ役】イ・ハナ
ガーデナー。ハウォンの義理の姪。
【カン・イヌク役】キム・ソンギュ
クラシックピアニスト。スランプに陥っている。
【チョン・ウンジュ役】イ・サンヒ
ソウが暮らす下宿屋の女社長。
【キム・チャンソプ役】カン・ボンソン
下宿人。ソウの同級生。
【チェ・スジ役】キム・ヌリ
下宿人。ソウの大学時代の友人。
【キム・フン役】キム・ジョンウ
人工知能プログラマー。AH共同創設者でハウォンの友人。
【チェ・ジンム役】イ・スンジュン
クラシック分野最高の録音エンジニア。
【ムン領事(ムン・ジョンナム)役】キム・ボヨン
ハウォンを後援した元外交官。スノの祖母。
多くの作品で高い評価を得て人気俳優となったチョンヘインさんとチェスビンさんの主演作。
主演のチョンヘインさんは出演理由について
「スタイリッシュな雰囲気と人工知能という素材に惹かれた」
「今この時代を生きていく現代人の欠乏、そして人と人の間の癒しを表現しようと思う」
と話していました。
本作はヒロインの仕事柄もあって、作中でエリック・サティやショパンなどクラシックの曲が流れています。
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半分の半分【韓国ドラマ】あらすじ
人工知能のプログラマーとして活躍し、そのAIを様々な分野で活用した大企業AHの創業者として知られるムン・ハウォン(チョンヘイン)。
そんなハウォンには長年片想いし続けているジス(パクジュヒョン)という女性がいました。
ハウォンは現在、対話型AIデバイスの開発を進めていたのですが、AIに人格を再現することが難航していたのです。
一方、録音スタジオのエンジニアとして働いていたハン・ソウ(チェスビン)は、スタジオの閉鎖により仕事を失うことに。
ところが後日スタジオを訪ねてみると、新たな管理人により再開されることを知り、ソウは再びスタジオで働けることになります。
しかし、ソウを雇う条件として出されたのは、ジスという女性の声を録音するという変わったものだったのです。
そんな中、ソウは夜中にスタジオを利用している謎の男性と知り合い、その男性こそがジスの声を録音するように依頼した人物だと知ります。
やがてソウは、ジスのことを一途に想い続けるハウォンに惹かれるようになり・・・。
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半分の半分【韓国ドラマ】みどころ
本作は、一人の女性に片想いし続ける男性と、そんな男性に惹かれてしまった女性との切ないラブロマンスを描いた作品です。
別の相手と結婚してしまった初恋相手を長年想い続けている人工知能プログラマーと、そんな一途な姿に惹かれてしまった録音エンジニア。
片想い同士の二人が次第に心を通わせていく様子は切ないながらも心温まるもので、ノルウェーの美しい風景や作中で流れるクラシック音楽も相まって見る者の胸を熱くさせます。
さらに過去に婚約者と親友に裏切られたガーデナーとピアニストの出会いも描かれ、この4人の愛がどのような展開をしていくのかがみどころとなります。
それ以外にも、登場人物たちの辛い過去や仕事に関する悩み、周囲の人物たちの恋愛模様なども描かれていますし、主人公の開発したデバイスがストーリーとどのように関わっていくのかも見逃せません!
半分の半分 低視聴率で打ち切り?
当初は全16話(tvN放送時)予定でしたが、低視聴率だったこともあり12話で打ち切られる形になりました。
視聴率は回を重ねるごとに落ちて行き、皮肉なことにタイトルの通り「半分の半分」になってしまったわけです。
トラウマを持つ2人の主人公が共にして克服していく過程は美しく描かれましたが、その速度が遅すぎたため、進行が速い現在のドラマのトレンドに合わなかったとする評価も。
低視聴率のための打ち切りには違いないのですが、さらに海外販売もできなかったとのことで、このことも早期終了の原因の一つに挙げられています。
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半分の半分【韓国ドラマ】感想
作品のテイスト的にもキャスティングも好みだったのですが、残念ながら序盤の面白さが持続することはありませんでした。
最近のドラマと比べるとしたらパク・ミニョンさん主演の「天気が良ければ会いにゆきます」と似たタイプの作品に思え期待していたのですが、のめり込んで見れたのは序盤だけという結果になってしまいました。
話数が短縮されたせいなのか意味深なシーンがよく分からないいまま放置されていたり、序盤でのハウォンの片想い相手への執着が行き過ぎのように思えたり、それなのにその想いをその後も引きずり続けることもなくソウと意外に早くくっついたりと、世界観はゆったりとしたものなのに気持ちの変化に関しては早急なんですよ!
豪華なキャスティングを無駄遣いしていたのも勿体なかったですね。
そもそも、AIを作ったり彼女の声を録音したりするほど初恋相手を忘れられないなら、その切なさが伝わるようにもっと丁寧に描くべきでしたよね。
それに、そんな男性を見て女性は惹かれるものなのか??
私なら関わらないようにするかな!うん。
まとめ:最初は好みのタイプの展開だったのですが、その後の展開はイマイチでした。本来はドラマよりも映画向きのストーリーなのかも!
分かりやすい韓国ラブロマンスを期待すると後悔するかもしれませんのでご注意を!!
最後に
本作は平均視聴率1.4%といういわゆる低視聴率ドラマでした。
最高視聴率2.4%を記録したのが初回ですから、一度も盛り上がることなく1%台をウロウロしたということになります。
個人的には好みなテイストのドラマだったんですが、折角魅力的な俳優さんが多数出演しているのに印象的なキャラクターがいなかったのは残念でしたね。
だって、主人公二人と初恋相手の三人でOKなレベルですもん!
それならサブキャラを減らしてでも初恋相手をもっと登場させた方が良かったと思います。
そう考えると打ち切りも仕方ないのかなぁ。。。
ーーーー ※以下ネタバレあり! ーーーーーー
本作で一番気になったのは、ドラマにおいて重要なキャラクターのジスがやけにあっさりと亡くなってしまったという点でした。
亡くなるのは仕方ないとしても、そういうキャラクターならもっと違ったタイプの方を起用すべきだったかと。
パク・ジュヒョンさんはいい女優さんなんですが、あまりにも彼女の存在感がありすぎて、呆気なく亡くなってしまうのは勿体なく感じてしまったからです。
当初から早々に亡くなる予定だったのなら、もっと幸薄そうなタイプの女優さんを起用すべきでしたし(桜井幸子さん的な?)、彼女を起用するならキャラクターを変えるべきだったかもしれません。
彼女を起用した時はまだブレイク前だったのでしょうが、それにしても主人公の初恋相手のイメージとはマッチしていないんですよね。
子役のキム・スインちゃんはイメージに近かったんですけどねぇ。
それに、そもそも本作はドラマにするよりも映画にした方が似合う内容だと思いました。
映画にするなら初恋の話をメインにしてソウとは出会ったところで終わらせるとか?
ドラマだとしても初恋の話をもっと引っ張るべきでしたね。もちろん、ヒロインと出会ったことで新たな一歩を踏み出せるようになるのですが、それがあまりにも早いと主人公の初恋相手への想いが意外と軽かったとガッカリしてしまうというもの。
キャストやテーマ、主人公の相性などは良かった分勿体なかったですね。