チョン・ヘイン映画初主演作品。
王に反旗をひるがえした武闘集団と、王を守ろうとする若き剣士の戦いを描いたリアル武侠アクション!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
逆謀【韓国映画】キャスト一覧
2017年11月23日韓国にて公開(日本未公開)
上映時間:103分
監督:キム・ホンソン
「共謀者」
「技術者たち」
「メタモルフォーゼ 変身」など
脚本:キム・ホンソン
キム・ファンソン
「7番房の奇跡」など
クォン・スンギュ
「劇場版 テバク 運命の瞬間(とき)」など
【キム・ホ役】チョン・ヘイン
元王の親衛隊員。とある失態から降格させられた剣士。
【イ・インジャ役】キム・ジフン
囚われし王族。凄腕の剣士たちを率いて反乱を企てる。
【ト・マンチョル役】チョ・ジェユン
最強の武闘集団御営庁(オヨンチョン)5人衆のリーダー。凄腕の剣士。
【マンソク役】イ・ウォンジョン
キムホのよき理解者。
【英祖(ヨンジョ)イ・グム役】リュ・テジュン
朝鮮王。
【ユン・ソヨン役】ホン・スア
王付きの女官。
本作は、人気若手俳優チョンヘインが初主演したアクション時代劇です。
チョンヘインは今ではドラマ・映画で主演を務める人気俳優ですが、2017年公開の本作ご映画初主演となり、以降はドラマ「刑務所のルールブック」や「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」などの出演でブレイクすることになります。
本作では優れた剣士役を演じ、一人で多数の反逆者たちに立ち向かうことになります。
韓国映画【逆謀】の女優は?
ヒロイン的な立ち位置にいるのがユン・ソヨンを演じるホン・スアです。
本作では女官兼暗殺者という役柄を演じ、主人公と協力して王を守ることとなります。
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逆謀【韓国映画】あらすじ
英祖が即位して4年。
かつて王の親衛隊・内禁衛(ネグミ)の司正であったキム・ホ(チョンヘイン)は、とある失態から官職を剥奪され極貧生活をおくっていました。
そんなある日、彼の元に罪人の取り調べを行う義禁府の捕卒になれという任命書が届きます。
下級役人である捕卒になれという命令を不満に思うキム・ホでしたが、同居人であるマンソク(イウォンジョン)から無職であることを叱責されていたこともあり仕方なく官職につくことにします。
マンソクと共に牢番をすることになったキム・ホは、仕事を始めるやいなや何者かが義禁府に襲撃してきて、彼はこん棒を片手に敵と戦うことになります。
しかし、襲撃者たちの中には御営庁5人衆と呼ばれる名の知れた達人たちがいて・・・。
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逆謀【韓国映画】みどころ
本作は、王に反旗をひるがえした逆賊たちと若き剣士との戦いを描いたアクション時代劇です。
牢獄に繋がれた大罪人イ・インジャを助けるためのある一晩の襲撃事件を描いた本作は、全編の大半がアクションシーンというかなり尖った内容で、様々な武器の達人との対戦シーンがみどころの作品となっています。
主人公キム・ホは、最初は無職でしがない町のゴロツキといった印象なんですが、実は腕の立つ剣士であり、下級役人の捕卒でありながら次々と強敵を倒していきます。
同時に宮廷内での裏切りのドラマや、反乱の行方も気になるところで、主人公はただ一人で王を守ることになるのか、それとも別の抵抗勢力が存在するのかも注目となります。
チョン・ヘインがボロボロになりながらも敵を倒していく様は、ラブロマンスなどで見せる爽やかなイメージとはかけ離れたもので、これまでにない彼の魅力を見ることが出来ます!
逆謀【韓国映画】タイトルの意味は?
逆謀:ほんのはかりごと。反逆のたくらみ。謀逆。https://kotobank.jp/
タイトルの”逆謀”からも分かるように、王宮内での陰謀や反逆について描いたもので、主人公がそれに巻き込まれていくストーリーです。
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逆謀【韓国映画】感想・評価
これまでの韓国時代劇と比べると硬派なアクション映画というタイプで、終始戦闘シーンの連続という作品。
囚われた大罪人を脱獄させるために個性的な5人衆が押し入ってきて、そこにいた腕の立つ主人公がただ一人立ち向かう。設定や展開はよくあるものですが、棍棒、剣、槍、弓、メイスなど様々な武器を使っての戦闘シーンは見応えがありました。
しかし、殆どが夜のシーンであったり牢屋の中での戦いなので画が暗いですし、そんな暗い中でカットが頻繁に変わるのでとにかく見にくい!
実際にはこれがリアルだということは分かるのですが、アクション映画としてはもっとエンターテインメント性を高めた方が面白いですし、戦いは壮絶なはずなのに見ていて手に汗握るようなシーンがなかったのは残念でした。
正義と悪がはっきりしなかったり、謀反に関わった人物たちが土壇場で裏切ったりというところはリアルなのに、主人公は何度も刺され切られても死ななかったり、血の演出が過剰だったりと突っ込みどころも多く、肝心のストーリー自体が興味を惹かれないものなんですよね。
特に冒頭の25分位は何も起こらないので我慢が必要ですし、それ以降は怒濤のアクション展開となるもののイマイチ際立ったキャラクターがいないのも残念でした。
敵役がそれぞれ違う武器の達人というのは面白いのに、あまりキャラ立っていないんですよね。
そんな中で唯一目を引いたのは女刺客くらいのもので、このキャラクターがもっと主人公と絡んでロマンスなんかもあれば盛り上がったんでしょうけど。
まとめ:設定的には好みなんですが、肝心のアクションシーンが見にくかったり、キャラクターの背景などがあまり描かれていないこともあって、あまり熱心に見ることが出来ませんでした。
俳優は豪華なのにキャラクターとして際立っていないというのは残念でしたね!
最後に
個人的には好きなタイプの作品だったのですが、感情移入出来るキャラクターがいないことや斬新でカッコいい悪役がいなかったことであまり楽しむことは出来ませんでした。
ただ、女刺客を演じたホン・スアは初登場シーンから目立っていて、このキャラクターが主人公と共闘するなど活躍場面がもっとあれば良かったんですけどね。