ソ・ガンジュン、キム・アジュン主演、傑作ドラマ「秘密の森」の脚本家が手掛ける壮大なSFサスペンス!
かつて人類の危機を救った救世主が、今度は連続殺人鬼の共犯者として姿を現した謎に挑む!!
キャスト、あらすじ、感想、考察、シーズン2についてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
グリッド【韓国ドラマ】キャスト一覧
Disney+全10話
放送期間:2022年2月16日〜4月20日放送
演出:リ・ゴン/映画「鬼手」など
パク・チョルファン
脚本:イ・スヨン
「秘密の森」「ライフ」「秘密の森2」など
【キム・セハ役】ソ・ガンジュン
管理局事務局職員。
【チョン・セビョク役】キム・アジュン
ソンジェ警察署捜査課の刑事。
【ソン ・オジン役】キム・ムヨル
セハの同僚。
【幽霊役】イ・シヨン
地球を救うグリッドを作り消えた謎の女。24年ぶりに突如現れる。
【キム・マノク役】キム・ソンギュン
正体不明の連続殺人鬼。
【チェ・ソヌル役】チャン・ソヨン
管理局副局長。事務局所属。
「秘密の森」のイ・スヨン脚本によるSFサスペンス。
ソ・ガンジュンが兵役前最後に撮影したドラマです。
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グリッド【韓国ドラマ】あらすじ
1997年、世界各地に突如として姿を現し、太陽風による地球規模の危機を防ぐための技術“グリッド”を生み出し消えた謎の女“幽霊”。
一部のものしかその存在を知らない彼女が2021年になり再び姿を現す。
しかし、彼女はある連続殺人鬼の共犯者という立場で、何故かキム・マノク(キムソンギュン)という男の周りに現れて逃亡の手助けをしていた。
この奇妙な事件を捜査するのは、たまたま犯人の目撃者となった管理局職員のキム・セハ(ソガンジュン)と女性刑事チョン・セビョク(キムアジュン)。
何か目的があって管理局に入ったセハと、事件を追う中で幽霊と遭遇したセビョクは、次第に幽霊が関わるグリッドの謎と管理局の陰謀に巻き込まれていくのだが・・・。
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グリッド【韓国ドラマ】みどころ
ある連続殺人事件とかつて地球の危機を救った存在が交錯する謎に迫るSFサスペンス。
【かつて太陽風による世界的危機を救った謎の女“幽霊”が、今度は連続殺人鬼の共犯者として姿を現した!?】
という斬新な設定のある本作は、“幽霊”が作ったグリッドを管理し、“幽霊”を捜索することも目的とする秘密組織管理局に所属するセハと、連続殺人鬼を追う女性刑事セビョクが殺人事件を通じて壮大な謎と陰謀に巻き込まれていくというストーリーで、過去と未来を行き来したり瞬間移動するというSF要素と、殺人鬼の行方を追うサスペンス、そしてこの2つの要素が絡んだミステリードラマとなっています。
救世主であった“幽霊”が殺人鬼を手助けする理由とは?
グリッドという未知の技術により人類を救った“幽霊”の正体とその目的とは?
そして長年“幽霊”の行方を探し続ける管理局の企みとは?
見れば見るほどこの壮大な世界観にハマっていく考察好き必見のドラマです!
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グリッド感想・評価・考察
難解なストーリーですし引っかかるところもありましたが、個人的には好きなタイプの作品でした!
何の情報も無しに見ると世界観やキャラクターのことを掴むまでに時間を要しますが、先読みができたりパターン化された作品に見飽きていると本作のような親切でない作品の方が没入感はあります。
序盤は状況を理解するのに注力し、中盤以降は現在と過去を行き来しながら真相に迫っていく。
確かに難解ですし疑問も山積みですが、多くを語らないからこそ見るものは推測することを楽しめますし、それが裏切られたり意外な展開となるのがこれまた楽しい!
本作は過去と現在を行き来して事件を解決するといった作品とは少し違っていて、誰かを救おうとすると別の誰かが犠牲になったり、何度挑戦しても救えない人もいるというのがあります。
SF要素も満載なので、詳細がわからない内はご都合主義に感じてしまうところもありますが、予想した展開を次々に覆していくところが本作の面白いところで、最後までそれは続き全く解決されていないのに不満よりも期待が上回っているのは凄いですよね。
それでも好き嫌いがハッキリと分かれる作品ではあるので、話が難しいなと思ったらネットで情報を仕入れてから見ても問題ないかもしれません!
それによって多少の驚きは減りますが、面白さが損なわれることはないかと。
なにせ最後まで見ても分からないことだらけなんで!!
とはいえ、続編があるのだとしても不満に感じているところもあります。
韓国のドラマなのだから仕方がないのかもしれませんが、世界を救った救世主がなぜ韓国人の女性なのか?
そして、世界規模の事件かつ救世主のストーリーがなぜ韓国中心なのか?
普通、アメリカをはじめとする列強各国の秘密機関などが動きそうですよね?
そもそも管理局の規模が小さすぎやしませんか?
グリッドの管理と幽霊の監視をするだけの機関で平時は暇なのだとしても、待望の幽霊が現れたら人員増強したりしそうなもの。
この辺りの疑問点はSFものではよくあることかもしれませんが、それがサスペンスやミステリー主体の作品となると細かいところも気になってきますよね。
それに、韓国ドラマお決まりの内部闘争にもイライラさせられました。
長年何事もなかったので管理局の職員たちの危機感が薄れているのでしょうけど、それにしたってお粗末なシーンが多すぎたような…。
そして、管理局の人間は将来の危機やグリッドよりも、未知の科学技術を利用しようとしてばかりいて見ていて呆れてしまいました。
まぁ、そこが今後のネックとなるかもしれませんが、結局太陽風による危機を防げても、人間たちの欲望はまた別の危機を産み出してしまうんですよね…。
これらの不満点は続編を見れば納得できたり解決するものかもしれませんが、その時はまんまとやられた!と思うしかないですよね。
本作は設定や展開が難解ですし、謎や疑問も数多く残されたままですが、それを踏まえても十分面白く、考察好きにとって最高の作品でした!!
グリッド【韓国ドラマ】シーズン2は?
ーーー*ネタバレあり!ーーー
続編があるならば(必ずあると思います!)、幽霊を主人公とした幽霊視点からの本作も見たいですかね!
彼女は結局何者で、どこからやってきて何が目的だったのか?
なぜグリッドを作れたのか?グリッドが作られなかった未来はどうなるのか?
そしてキム・マノクとは結局どういう関係なのか?(銃で撃たれて死んだのか?命を守るための行動をしてきてたのに最後救おうとしてませんよね??)
もちろん、最終回の続きも気になるところですが、別角度からの本作も見てみたいなぁ。
そして最後まで見ると「ターミネーター」のような世界感の作品だったなぁと思いましたが、幽霊のような存在が他にも現れて、そのボス的存在も出現するなど、この世界観がまだまだ拡がりを見せていきそうな匂いがプンプンしましたね!
というか、「グリッドを開発したのが韓国の博士だと嘘をついた」という設定がありましたが、これは実に韓国らしいものでしたね!
幽霊という謎の存在の成果を横取りして世界を危機から救った国だと偽っているという本作の設定は、明らかに韓国という国を皮肉ってますよね!?
ちなみに本作はシーズン制が取られているDisney+作品なので、その他の作品と同様に続編があるものと思われます。
内容的にも完結していませんし、ラストで人キャラが何人も登場したり、驚きの展開もあったのに続編がないなんてないでしょ?!
現在のところ何の発表もありませんが、ソ・ガンジュンが兵役から帰ってきたら再始動するのかも??
2021年11月に入隊したので除隊は2023年5月予定です。