七日の王妃|キャスト・感想!実在って実話ってこと?低視聴率はなぜ?

 

パクミニョン×イドンゴン×ヨンウジン主演!

わずか7日間、朝鮮の歴史上もっとも短い時間王妃の座についた悲運の女性をめぐる二人の男性のラブストーリーを描いたロマンスフュージョン史劇です。

豪華キャストだけに大変話題になり期待された作品でしたが、視聴率は伸び悩みました。

その理由とは?キャスト、低視聴率だった理由や実話かどうか、あらすじ、感想などを紹介します。

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目次

七日の王妃キャスト一覧

 

全20話

最高視聴率 7.6%

放送年度 2017年5月から8月韓国で放送

演出:イジョンソプ
「製パン王キム・タック」
「快刀ホンギルドン」

ソンジウォン
「キング~TwoHearts」

脚本:チェジニョン

【シン・チェギョン 役】パク・ミニョン

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実在の王妃の話ってことは実話なの?

この作品はパクミニョン演じるシンチェギョンが王とその弟から愛される話。

王妃シンチェギョンは実在の王妃ですが、これに関する記録はたった一行しかなく、どういう人物だったのかという詳細は全く分かっていません。

そのためほとんど知られていない歴史上の人物で、彼女に焦点を当てた作品もありませんでした。

この作品はこういった記録や伝わっている話などをもとに脚本家がストーリーを作ったフィクションです。

これに関して歴史歪曲であるという批判もありました。イジョンソプPDによると

「時代劇は作る瞬間から歪みが生じる。夜にキャンドルだけでなく照明をつけた瞬間、歪みが起こる」

「この作品は王妃と燕山君、中宗二役に焦点を当てて表現し、歴史を損なわないよう努力をした」

とのことです。

 

 

七日の王妃はなぜ低視聴率だった?

残念ながら期待されたほど視聴率は伸びず、10%を超えることができませんでした。

イジョンソプPDによると、

「視聴率は全く気にしないわけではなかったが、他の作品に比べて重視はしなかった方」

イジョンソプPDが担当した作品の中で最も視聴率が低かったという本作。

「視聴率を上げるためのテクニックは知っているが、この作品に限ってはそういう手を使いたくなかった。新人作家にそんなテクニックを要求したら、このドラマの持ち味が崩れる。だからただ楽しんで、作りたいように作った」

「もし視聴者の反応を意識して作っていたら、もっと面白いドラマとして終わったかもしれないが、私にとってはそれでは意味がなかった」

と語っています。

俳優やスタッフなど制作陣の満足度が高い作品のようです。

 

 

パクミニョンインタビューまとめ

パクミニョンさんにとって本作は4作目の史劇。

韓服は通気性が悪いため、撮影は暑さとの戦いでした。

これまでの経験から夏の史劇は引き受けないつもりでしたが、本作の面白さに惹かれて主演を務めることにしたとのこと。

やはり想像した通り暑さは切実で、あせもができたり、下着を4回も替えたり・・・どのキャストもこれが一番辛かったと語っていました。

本作は悲劇であるため、パクミニョンさんの涙の演技が多かったのも特徴の一つ。

「底まで感情を引き出した。同じ涙でも、親の命がかかったものは重みが違う。」

元々演技に没入しないと泣けないスタイルだそうで、本作でも役に没入するあまりどんな場面でも涙がとめどなく出てきて、無理に泣いたことは一度もなかったそうです。

そのため泣くのが大変だったということはありませんでしたが、泣きすぎて頭が痛く、頭痛薬を飲みながらの撮影でした。

また化粧直しが大変だった、とも語っていました。

また本作はパクミニョンさんの韓服姿が似合うと評判でした。

ご本人によるとこれまでドラマ内で着たものの中で最もデザインがかわいく、素材も高級、装飾品も豪華でとても気分が良かった、と語っていました。

そんなところも見どころの一つですね!

ヨンウジンさんに対しては

「私に合わせて演技をしてくれる方。彼がメロ職人と言われる理由がわかる。思いやりがあって配慮してくれて、気分良く演技させてもらえた」

イドンゴンさんに対しては

「プロ意識が高く、役への没入度が高い方。緊張感が伝わりとてもいいパートナーだった。」

と語り、また現場ではNGがほとんどなかったことを明かしました。

その他、イドンゴンさんとチャンソン(2PM)さんにとって初史劇。

チャンソンさんとパクミニョンさんとは【思いっきりハイキック】以来10年ぶりの共演でした。

(この2年後、二人は【キム秘書がなぜそうか】でまた共演することになります)

 

七日の王妃あらすじ

田舎で育ち街に憧れるチェギョンは、両親に内緒でひとり上京し、ヨクと最悪な出会いをする。言い合いの末、ケンカ別れをした2人だったが、なんと後日、婚姻相手として紹介され再会。始めは反発していたものの、共に過ごすうちに心を通わせていく。一方、燕山君は物怖じしないチェギョンに興味を持ち、淡い恋心を抱き始める。そんな中、ヨクとチェギョンはある事件を起こし、大激怒した燕山君は、結婚の約束をした2人を引き離してしまう。ヨクとチェギョンの初恋と、燕山君の秘めた愛が絡みあう中、それぞれの運命の行方とは―?http://kandera.jp/sp/nanoka/

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七日の王妃感想・評価

李氏朝鮮史上で、最も暴君だったとされる燕山君を中心にしたドラマということで、もっとドロドロとした人間関係を期待していたのです。その点では期待外れではありましたが、口笛が得意で明朗なヒロインの可憐さに、心を鷲掴みされます。暴君の燕山君は、紳士的なのに比べると弟の方は少々おバカなお坊ちゃまぶりがすごいです。(50代女性)
ヒロインのシン・チェギョンを演じたパク・ミニョンは、芯がしっかりとして、凛とした女性をとてもうまく演じていたと思います。チェギョンが恋い慕う相手であるチンソン大君とは、お互いの立場の違いもあって、重く、苦しい場面も多いのですが、チェギョンの時々見せる、ちょっとお転婆なところや満面の微笑みのおかげで、ホッコリとした気分になれました。(40代女性)
朝鮮時代の王の苦しみ、誰を信じていいのかと悩み葛藤する姿が可愛そうになりました。王は孤独で、癒しを求めていたと思います。王の座を巡り、周りからの言葉に自分の思いとは違う事になったり憎しみに変わっていく様が悲しく見えました。2人の王兄弟の間で1人の女人が、悩み苦しみ身体を張ってなんとかしようと1人で耐える姿には感動しました。(50代女性)
主人公の幼少期をしていた子役の女の子があまり可愛くなかったのが残念でした。主人公の女の子はパッチリとした目の綺麗な女の子なので、違和感のない子を選んで欲しかったです。
韓国ドラマの時代劇ものというと悲劇的なものが多いかと思いますが、これはまあまあ後味もよく納得できました。2人の関係が最後までとても素敵に描かれていました。(30代女性)
見ていて感じたのは悲しさでした。運命はもちろんですが身分の差や自分の思い通りでは動く事はもちろん考えて行動する事の大変さなども感じました。
また友人との絆や改革していく姿、成長していく姿も描かれているので王目線や王子目線など沢山の視点で見るとまた楽しめるのではないかと感じる作品でした。
描写がグロテスクな部分もありますが何度も見たいと思います。(30代女性)
「二人の王と、二人に愛された女性の物語」という情報だけで、キュンときますよね。ドラマの最初は主人公二人の子供時代から始まっていますが、主人公チェギョンの子役があんまり美形ではなかったので(失礼!)最初の二話くらいは飛ばし飛ばし観てまいました。そのうち本題に入って可愛くてきれいな女優さんパク・ミニョンになってからはテレビにかじりつき!奔放な役どころでもあり、パク・ミニョンさんはとても魅力的でした。そして二人の男性は というと見るからにイケメンなイ・ドンゴンは歴史上でも横暴な王として名をとどめている王様。ワガママで横暴などうしようもない王でありながら時折見せる優しさや切なさが心を打ちます。もう一人の男性、ヨン・ウジンはイマドキの青年の顔立ち。優しく強く正統派の王子様を演じています。(50代女性)
暗い生い立ちからくる逃れられない運命を抱えながら自分の本当の望みは叶えられないという悲しさや苛立ちからくる心の葛藤がこのドラマを味わい深いものにしていると思いますそれに加えて若い二人の愛らしい恋愛も思わず微笑んでしまう可愛らしさです。(50代女性)
主人公の幼少期から物語が始まりこの物語の軸となる、ある事柄の根の深さが伺えます。幼少期を過ぎたあたりからの回では、回を重ねるごとに重たさを感じました。登場人物たちの心の感じる重たさ、重たいのに画面に広がるヒロインの美しく健気な姿に、この先はきっと情勢がよくなるシーンがあるのではないかと期待して見続けてしまうのです。二人の王の幼少期のシーンは愛情に溢れています。父王が亡くなるまでの短い回想シーンも彼らの心情の奥底の美しい記憶なので注目してほしいです。それでも、妬み、焦り人間の負の感情よりねじ曲がった心情から出る言動は、その幼少期からの変わり果てた様子を物語っています。そういう人間模様とは反対に、ヒロインの可愛さ、画面の色彩の美しさが見ている人の心を和ませてくれます。是非、醜い人の感情の変化から広げられる物語の中でも、懸命に美しさを担当するヒロインの姿に注目してほしいです。(30代女性)
歴史物は苦手であまり見ない私でも楽しむことができました。
こんなにも一途に人を愛すること、自分のことよりも相手を思う気持ちを大切にしていることがよくわかるドラマは他にないと思います。
様々な障害があり、見ている私たちもはらはらドキドキの展開ですが、様々な人間関係によって、いろいろな立場から感情移入して見ることができ、悲しくなったりきゅんきゅんしたりと心がけて忙しくなりました。
笑いあり、涙ありのドラマです。(20代女性)

最後に

暴君と言われている朝鮮第10代国王、燕山君ですが、なぜ暴君になってしまったのか?という点を、燕山君の立場になって考えることができるドラマです。

権力もあり、冷酷な王が1人の女性にだけ優しくなるところや、唯一の信頼できる親戚を大切にしているところなど、その冷酷さと優しさが表裏一体になっている王に目が離せません。

 

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