コ・アラ×イ・ジェウク×キム・ジュホン共演。心に傷を負った人々が小さな田舎町のピアノ教室を舞台に笑いと感動を届けるほんわかラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想、最終回についてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ドドソソララソ【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全16話
初回視聴率:2.6%
最高視聴率:4.2%
放送期間:2020年10月7日から2020年11月26日まで韓国で放送
演出:キム・ミンギョン
「悪い家族たち」
「最高の離婚」など
脚本:オ・ジヨン
「ショッピング王ルイ」
「私の恋したテリウス」など
【ク・ララ役】コ・アラ
ピアニスト。根っからの楽天家で、父や家、お金を失っても明るく生きている。
【ソヌ・ジュン役】イ・ジェウク
いくつも仕事を掛け持つフリーター。何かとララと縁がある謎多き人物。
【チャ・ウンソク役】キム・ジュホン
整形外科医。ララに惹かれている??
【チン・ハヨン役】シン・ウンス
高校3年生。ジュンの熱烈ファン。
【チン・スクギョン役】イェ・ジウォン
ヘアサロン経営者。ハヨンの母。
【イ・スンギ役】ユン・ジョンビン
ハヨンの親友。ユーチューバー志望。
【キム・マンボク役】イ・スンジェ
亡き妻のためにピアノを習うおじいさん。
【チョ・ユンシル役】ソ・イソク
ジュンの母親。家を出た息子を必死に探している。
【チュ・ミンス役】チェ・グァンジェ
ジュンを追う謎の男。
【オ・ヨンジュ役】イ・ソアン
ウンソクの元妻。離婚してもなおウンソクのことが気になる。
本作は、ハートフルラブコメディの名作「ショッピング王ルイ」を手掛けたオ・ジヨン作家による最新作です。
主演は「応答せよ1994」のヒロインとしてブレイクしたコ・アラさん。本作では育ちのよいピアニストという役柄を演じており、明るく嫌みのない天真爛漫なキャラクターが非常にマッチしています。
そんなヒロインに思いを寄せる男性陣は、ドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」でデビューしたばかりのイ・ジェウクさんと、「浪漫ドクターキム・サブ2」「ボーイフレンド」「サイコだけど大丈夫」「スタートアップ」など近年大活躍のキム・ジェホンさんです。
この二人はそれぞれに心に傷を負っており、ヒロインと出会ったことで傷が癒され徐々に惹かれていくようになります。
この他にも、シン・ウンスさんとユン・ジョンビンさんが演じる幼馴染みコンビや、ララとジュンを温かく見守るおじいさんマンボク役のイ・スンジェさん、イェ・ジウォンさん演じるスクギョンとその仲間たちを演じるパク・ソンヨンさん、イ・ソンヒさん、チョン・ヨンさんらのコミカルなやりとりも本作になくてはならないものとなっています。
そして登場場面は少ないものの個性的なキャラクターで作品を盛り上げてくれるソ・イソクさん、チェ・グァンジェさん、イ・ソアンさんらの活躍からも目が離せません。
更に、オム・ヒョソプさん、アン・ネサンさん、ムン・ヒギョンさん、チョン・スギョンさんら有名俳優さんたちも要所要所で登場していますのでこちらも注目です。
本作のOSTは、 タイトルが「ドドソソララソ」だけあってきらきら星がテーマ曲となっています。その他には、Secret出身のジウン、ELRISのキム・ソヒ、April、(G)I-DLEのミヨン&ミンニ、GFRIENDのシンビなど多くのアイドルが参加しています。
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ドドソソララソ【韓国ドラマ】あらすじ
幼い頃に母を亡くし、優しい父に守られて生きてきたお嬢様育ちのララ(コアラ)。子供の頃から習ってきたピアノは大学を卒業すると共に区切りをつけ、父に従いあるお医者さんと結婚することになりました。
しかし、ララの結婚式当日に父が亡くなってしまい、しかも会社まで倒産してしまいます。その状況を知ったララの結婚相手は結婚式の途中で逃げてしまい、ララは一瞬にして全てを失ってしまいます。
そんな中ララは、SNSに届いたドドソソララソなる人物からのメッセージを頼りにある田舎町を目指すことにします。
しかし、ララの運転する車は道中で自転車と接触事故を起こしてしまい、腕を怪我し入院する羽目に。
そんなララを看病してくれたのが結婚式の最中に出会っていた青年ジュン(イジェウク)で、そのジュンこそがララが起こした事故の被害者だったのです。
被害者が加害者の看病をするという不思議な状況にララの担当医師ウンソク(キムジュホン)も困惑気味で・・・。
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ドドソソララソ【韓国ドラマ】みどころ
本作は、少女マンガ的な王道ラブストーリーにコミカルなキャラクタードラマをミックスしたいい意味で韓国ドラマらしくない作品です。
冒頭の展開は実に韓国ドラマらしいものなんですが、その後の展開がどこか童話的で見ていてストレスを感じない作品になっています。
ヒロインは辛い状況にあるにもかかわらず、悲しみに暮れることなく周囲の人たちを笑顔にさせる天性の明るさを持っていて、そんなヒロイン・ララと出会ったジュンは、厄介に感じながらも徐々にララのペースに巻き込まれていき、いつの間にかララに尽くしてしまうまでに。
そして、医者のウンソクもララの不思議な魅力に惹かれるようになり、ジュンもそんなウンソクに対抗心を燃やすようになります。
そんなラブロマンス以外にも、田舎町で出会った人々とのコミカルな交流や、ララ、ジュン、ウンソクを追いかけてソウルからやって来たおかしな人たちとのエピソードなどもあり、さらにサスペンス的な要素も含まれた実にユニークなドラマとなっています。
しかし、ジュンやウンソクのみならず、ララの周囲には秘密を持った人物が多くいるようで、その秘密が徐々に明かされていくというのも本作のみどころとなります。
タイトルにもなっている”ドドソソララソ”とは、有名曲きらきら星を指すと同時にヒロイン・ララを陰ながら助ける謎の足長おじさんのことでもあり、このドドソソララソなる人物は一体誰なのかというのも作品を通しての謎となっています。
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ドドソソララソ【韓国ドラマ】感想・評価
お金持ちのお嬢様が突然父親を亡くし、家もお金も頼る人すら失ってしまう。こういう始まり方は韓国ドラマではよくあるパターンですが、本作の場合はそんなヒロインの苦労を描くというのではなく、そんな状況でも逞しく生きるヒロインの明るさを描いた方が作品でした。
とにかくヒロイン・ララのキャラクターが最高で、お金に困っているはずなのにあっけらかんとしていたり、世間知らずなことで詐欺にあったり、よく知らない相手を信用してお金まで借りちゃう図々しさを持っていたりと、これまでの韓国ドラマには無かったタイプのヒロインでした。
そんなララを演じたコ・アラさんのコメディエンヌぶりも遺憾無く発揮されていて、彼女の代表作「応答せよ1994」以来のハマり役だと思いましたね。
個人的には特に美人な女優さんだという認識はなかったんですが、本作においての彼女はとても可愛らしく、これまでのお嬢様キャラのイメージを覆すほどのユニークさも兼ね備えていました。
ララ以外のキャラクターも印象的で、一見するとクールに見えるのにとにかくララに尽くしまくるジュンは勿論、ジュン同様に謎が多い人物ウンソク、ララが居候するヘアサロンの店主と愉快な奥様たち、そしてララにライバル心を燃やす高校生ハヨンとその幼馴染みスンギ、他にもピアノを習い来るおじいさんにジュンを追い回す強面の男、離婚してもなおウンソクのことが気になる元妻やララの元婚約者などなど、この複雑な人間関係も本作の魅力でした。
本作はこのキャラクターたちのお陰でラブコメディ、音楽、青春、家族ドラマといった様々な要素が楽しめる作品になっているんです。
ですが、そんな本作を一時期サスペンスチックにさせたストーカーキャラは、作品の流れの中に必要だったのかというのは微妙なところで、私としては余計だったように思うんですよね!
このドラマにも韓国ドラマで定番の展開やお決まりの設定も出てくるんですが、その後の描かれ方がどこか現代を舞台にした童話なようなところもあるので、都合が良すぎるとも言える展開にもあまり違和感を感じないんです。
だからこそ余計にストーカーキャラだけが悪目立ちしてしまって不必要に思えてしまったんです。
最終回感想は?
そして問題のラストシーンですよ!
ネタバレになるので多くは語れませんが、とにかく最終回は涙涙の展開になっているんです。
近年のラブコメものではこの手のパターンは無かった為、正直驚きましたし憤りました。
それまでの流れもあまり納得がいってなかったんですが、それでも登場人物たちの明るさに救われて「これはこれでアリかもな。」と思えてきてたんです。
しかし、残りわずかな時間でそれまでの流れや視聴者の感情をぶち壊す展開になり、はっきり言って意味不明としかいいようがありませんでした!!
これまでの15話は笑って泣いて楽しめる素敵なドラマだったのに、最終話にしてそれが台無しになったんです。
もちろん、これは私個人の感想なので人によっては良かったと捉える方もいるのかもしれません。
とはいえ、自分がこれと同じ事をやられたらと思うと怒りに震えるでしょうし、素直に喜べるとは考えられないんですよね。
そんなあり得ないことが本作のラストでは起きていました。いくらなんでもやり過ぎたよなぁ。。。
まとめ:賛否両論あるラストシーンが許容出来るかどうかによって、作品のありがちな評価も大幅に変わってくる問題作!
私的には最終回のあり得ない展開さえなければ相当好きな作品だったので、何でこんな展開を最後に持ってきたのか残念で仕方ありません。
最後に
本作は最近あまり見かけない王道ラブストーリーで、驚きの展開は少ないですがこのほのぼの加減が気に入っていたんですが、終盤にかけての展開はちょっと気に入りませんでした。
よくある韓国ドラマ的展開になってしまうのもそうですし、その後もなんだかブレブレで・・・キャラクターの心情を表したと言えばそうかもしれませんが、突き放したり引き寄せたりの急展開は見ていてスッキリしませんでした。これまでの”らしさ”を最後まで活かして欲しかったですね!
全体的にもそうなんですが、ピアノの演奏シーンではマンボクの演奏以外に印象に残ったものがあまりなく、本作のテーマ曲”きらきら星”を終盤に弾くシーンでも余計なアレンジがされていて曲の良し悪しが判断出来ませんでした。変にアレンジするよりも原曲を熱を込めて弾いてくれた方が感動的だったかもしれませんね。