テバク【韓国ドラマ】キャスト・感想・あらすじ!ラストの結末が微妙?

デバク

チャン・グンソク×ヨ・ジング共演で贈る、史実をベースにした朝鮮王朝第21代王英祖の出生の秘密を描いた歴史エンターテイメント!

キャスト、あらすじ、感想、みどころを紹介します。

(トップ画像公式ページより)テバク【韓国ドラマ】 キャスト一覧

原題:大撲

全24話

平均視聴率:8.4%

最高視聴率:13.7%

放送年度2016年3月から韓国で放送

演出:ナム・ゴン

脚本:クォン・スンギュ

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本作は、『愛の温度』のナム・ゴン演出家と『火の女神ジョンイ』のクォン・スンギュ脚本家によるドラマ。

のちに再編集された劇場版前後編が公開されています。

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目次

OST情報

本作のOSTは、時代劇でありながらエンターテイメント要素が強いため様々なタイプの楽曲が使用されており、「パク・ワンギュ/時間が止まれば」をはじめ、「ポストマン/愛したい」、「チョン・ダンビ/同じ願い」などがあります。

そして音楽監督のオ・ジュンソン氏は、これまでに数々の作品を手掛けてきた巨匠です。

テバク【韓国ドラマ】 あらすじ

舞台は17世紀の朝鮮。

賭博好きのマングム(イムンシク)の妻であったチェ・ボクスン(ユンジンソ)は、策略によって第19代王・粛宗の側室にさせらることになります。

そして、男児を出産するのですが王の子かを疑われしまい、ボクスンは子供は死んだと偽ってマングムに託すことにします。

その子はケットン(チャングンソク)と名付けられ、のちにテギルとなります。テギルは頭脳明晰で父の影響もあり天才的な博徒となります。

一方ボクスンは、第二子となるヨニン君(ヨジング)を出産するのですが、成長すると朝廷内の反対勢力により礼遇されるようになり、ヨニン君は酒や賭け事にのめり込んでいくようになります。

そんなある日、マングムが突然亡くなってしまいます。

父の死の理由を知ったテギルは、自らの出生の秘密を探り復讐を誓うのでした。

宮廷にて陰謀を企むイ・インジャ(チョングァンリョル)は、娘として育てたタムソを王を狙う刺客にしていました。

そんなタムソ(イムジヨン)とテギルは運命的な出会いを果たし・・・。

きむとま
韓国時代劇でたびたび描かれてきた人気の時代を、”月足らずで死んだとされていた粛宗の第1子がもし生きていたら?” という設定を取り入れ、大胆な解釈で描いています。

テバク【韓国ドラマ】 みどころ

本作で描かれるのは、朝鮮王朝19代王・粛宗(スクチョン)から21代王・英祖(ヨンジョ)までの時代となり、名作ドラマ『トンイ』や『張禧嬪(チャン・ヒビン)』などで描かれた人物が本作にも登場人物もします。

ただメインとなるのは、王子として生まれながら捨てられてしまった詐欺師とその弟の英祖となり、詐欺師をチャン・グンソクが、英祖をヨ・ジングが演じ、そこに王座を狙うイ・インジャも加わり朝鮮をかけた勝負を繰り広げることになります。

王座を狙う野心に満ちた男イ・インジャをチョン・グァンリョルが、王粛宗をチェ・ミンスが演じ対立を見せていきます。そして、ヒロインとなるのが王を殺そうとする剣客のダムソ。それをイム・ジヨンが演じています。

この5人が主役となり、これまでとは違った歴史を描いてい行きます。

韓国時代劇好きなら知っている登場人物も多く、他の同時代を扱った上記作品などとの違いを見比べてみるのも面白いですし、史実とフィクションが織り混ぜられたストーリーは当然ながら、チャン・グンソクのアクションシーンも本作のみどころの一つとなります。

テバク【韓国ドラマ】 感想と評価・評判

本作は、韓国時代劇好きなら誰もが知る19代王粛宗から21代王英祖までの時代を描いているのですが、そこに「死んだとされていた王子が生きていたら」という大胆な設定を入れているのがポイントとなります。

史実とフィクションが絡み合うことでエンターテイメント作品として楽しむ事が出来、同じ登場人物を描いた『トンイ』などとはまた違った面白さがありました。

正統派の時代劇が好きな人からすればどこか違和感を感じるかもしれませんが、普段時代劇を見ない人でも楽しめる分かりやすさがあったのですんなりと見ることが出来ました!

韓国時代劇に詳しい人は、同じ時代を描いた作品との違いを楽しむ事が出来ますし、まったく知らない人は様々な要素が詰まったエンターテイメント作品として楽しめるでしょう。

しかし、ギャンブル、アクション、家族愛、恋愛ドラマなど色んな要素を詰め込んだせいかどこか散漫になってるようにも思え、手放しでオススメ出来る作品とは言えないのが残念なところ。

シーンごとで見ると面白いのですが、全体を見ると辻褄が合わなかったり無理矢理だったりすることも多く、キャラクターは魅力的なのにストーリーや展開が今一つだったように思いますね。

結末も何とも微妙なもので、悪役をかなりエグい公開処刑にしてそれを他の悪党たちに見せ付けるというシーンは、ここまでリアルにする必要があるのかと引いてしまいした。

変なところにモザイクはかけるのに、そこまで見せなくてもいいシーンはやけにリアルというのは韓国ドラマあるあるですね!

まとめ:ドロドロな人間ドラマが苦手な人向けの韓国時代劇作品でした。

エンターテイメント性もキャラクターも魅力的なんですが、全体のまとまりはイマイチで結末にも賛否あると思います。

最後に

本作の主人公二人の母親チェ・ボクスン、淑嬪(スクビン)チェ氏は、ドラマ『トンイ』のトンイこと。

トンイはこの淑嬪チェ氏をモデルにしてイ・ビョンフン監督が生み出したキャラクターであり、『トンイ』の内容も大半がフィクションなんだとか。

そもそも淑嬪チェ氏は、イニョン王后やチャン・ヒビンと比べると目立たない存在だったため、作品によって描かれ方がかなり違っていて、実は悪女だったと言われることもあるようです。

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