キム・オクビン、イ・ジュニョク主演。
連続殺人犯に夫を殺された女刑事と正義感あふれる元刑事が謎の黒い煙によって変種人間となったものたちとの戦いを描く感染アクションスリラー!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ダークホール【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全24話
平均視聴率:0.7%
最高視聴率:1.025%
放送期間:2021年4月30日~6月5日まで韓国OCNで放送
演出:キム・ボンジュ
映画「リバイバル 妻は二度殺される」など
脚本:チョン・イド
「君を守りたい~SAVE ME~」
「他人は地獄だ」など
【イ・ファソン役】キム・オクビン
ソウル地方庁広域捜査隊の刑事。夫を殺人犯に殺されトラウマを抱えている。
【ユ・テハン役】イ・ジュニョク
元刑事のレッカー業者。
【キム・ソンニョ役】ソン・サンウン
霊感を失ったムジ市のシャーマン。
【パク・スニル役】イム・ウォニ
ムジ市の派出所の警官。テハンの先輩。
【チェ・スンテ役】パク・グンロク
ムジ高校教師。
【チェ・ギョンス役】キム・ビョンギ
ムジ高校理事長。
【チョン・ドユン役】イ・イェビッ
ファソンが保護した子供。小学1年生。
【ユン・セッピョル役】イ・ハウン
ムジ病院の看護師。
【ハン・ドンリム役】オ・ユジン
ムジ高校の生徒。両親を亡くし祖母と二人暮らし。
【イ・ジンソク役】キム・ドフン
ドンリムと対立するチンピラ。ムジ高校の元生徒。
「君を守りたい~SAVE ME~」や「他人は地獄だ」といったサスペンス・スリラー作品を手掛けてきたチョン・イド脚本作品。
本作には「君を守りたい〜SAVE ME〜」と共通点があり、同作に登場したカルト宗教や主人公の父親が登場したり、ムジという地名も同じになります。
最高視聴率を記録したのが初回であり、最低が最終回という不名誉な記録となりました。
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ダークホール【韓国ドラマ】あらすじ
夫を連続殺人犯に殺された刑事イ・ファソン(キムオクビン)は、トラウマに陥りながらも犯人を追い続けていた。
そんなある日、連続殺人犯からの電話を受けムジ市に向かうことになる。
一方、元刑事のレッカー業者ユ・テハン(イジュニョク)は、現場に向かう際に体調が悪化した相棒を連れてムジ市の病院へと向かうのだが、そこで容態が急変した相棒が暴れて逃走してしまう。
暴れて山へと逃走した相棒を追う警察は、そこで巨大な陥没穴を発見する。
そして、その穴から出てきた黒い煙により人々は変種人間となり生存者たちを襲い始め・・・。
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ダークホール【韓国ドラマ】みどころ
謎の巨大陥没穴から出てきた黒い煙によって変種人間となってしまった者たちとの戦いと、黒い煙の謎に迫る感染アクションスリラー!
黒い煙を吸い込んでも何故か変異しない唯一の生存者である女性刑事と、正義感あふれる元刑事が極限状態の中で繰り広げるサバイバルアクションであり、人間性を失わせる謎の黒い煙が引き起こすパニックスリラーでもある本作は、近年韓国で人気となっているゾンビ要素とお家芸でもあるサスペンスを掛け合わせたものになっています。
黒い煙による感染、ゾンビのような変種人間、襲い来る謎のクリーチャー、女性刑事だけ変異しない謎など、様々な要素が入りまじった作品になっているのですが、それに加えて女性刑事と連続殺人犯との対決や、生存者たちの間にも対立構造があるなど、生存者たちのヒューマンドラマもみどころとなります!
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ダークホール【韓国ドラマ】感想・評価
初回からいきなり触手とゾンビの群れが登場するというパニックアクションもの。
第1話を見ている段階では、普通にゾンビものなのか?それともバイオハザード的な薬品会社の事故なのか?
太陽の活動が活発になり太陽フレアの影響で・・・ってひょっとしてSFもの?
隕石が落ちたかのような大穴って地球外生命体による地球侵略?もしかして映画「宇宙戦争」みたいな感じになるの?
それとも「寄生獣」的なパターンか?など、色々と考察しながら見るのが楽しかったですね。
映画「新感染ファイナル・エクスプレス」のヒット以降、韓国でもゾンビを扱った作品がいくつも制作されてきましたが、本作はそれらの中でもかなり詰め込み過ぎなタイプで、登場人物からしても連続殺人犯、巫女、カルト宗教の信者、病理学者、薬品メーカーなど、上記した展開と関係がありそうな人物が多数登場するんです。
この様々な展開が予想できる設定はパニック映画好きとしては楽しめるものだったのですが、基本ゾンビのような変種人間たちに追いかけられ逃げるという展開が続くだけなので、数話も見ると飽きてしまうんです。
もちろん、そんな中だるみ感を払拭しようと触手やバイオハザードの中ボス?トランスフォーマーの敵役?みたいなビジュアルのクリーチャーを投入するのですが、それが逆に寄せ集め感を強めただけになってしまっているんです!
刑事ドラマ、ゾンビアクション、ディザスターパニック、サスペンス、スリラー、ヒューマンドラマと人気ジャンルの美味しいところだけを取り入れても必ずしも面白くはならないってことですね。。
これではゾンビドラマとして革新的だった「キングダム」シリーズや、クリーチャーものの名作「スイートホーム」「地獄が呼んでいる」と比べると・・・。
まとめ:序盤のハチャメチャな展開はなにがとびたすか分からないオモチャ箱のようで楽しかったのですが、その楽しさは本当に序盤だけにしかありませんでした。ストーリーも設定も荒唐無稽な上に、様々な要素を詰め込んだ結果寄せ集め感が強くなってしまいました。
せめて主人公や悪役のキャラクターが魅力的だったらなぁ。。。
最後に
*ネタバレあり!
序盤から様々な推測ができるドラマでしたが、結果としては人間の心の闇を利用して宿主として取り憑く怪物というのが正体でした。
しかも人間がゾンビを操っているなんて、設定は面白いけれど無茶ですよね。
この設定は、B級映画好きからするとたまらないものかもしれませんが、それを連続ドラマの中に全て詰め込むとなると案の定ストーリーが無茶苦茶なことに。
同じ脚本家による「君を守りたい~SAVE ME~」もオカルト感が強すぎて苦手でしたが、本作はそれ以上かも・・・。