“2020年最高の問題作!”とも呼ばれるヒット作。
キム・ソヒョン、リュ・ドックァン主演によるヒューマン・サスペンスドラマです。
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
誰も知らない【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:8.6%
最高視聴率:11.4%
放送期間:2020年3月2日~2020年4月21日まで韓国SBSで放送
演出:イ・ジョンフム
「操作~隠された真実~」など
脚本:キム・ウニャン
【チャ・ヨンジン役】キム・ソヒョン
ソウル地方警察庁広域捜査隊の凶悪犯罪課第1チーム長。
【イ・ソヌ役】リュ・ドックァン
中学校の科学教師。
【ペク・サンホ役】パク・フン
ミレニアムホテル代表。
【コ・ウノ役】アン・ジホ
ソヌの生徒。ヨンジンの階下に住む少年でヨンジンの唯一の友達。
【ファン・インボム役】ムン・ソングン
広域捜査隊児童青少年係長。
【イ・ジェホン役】ミン・ジヌン
広域捜査隊凶悪犯罪課巡査。
【ユン・ジャヨン役】カン・イェウォン
広域捜査隊捜査捜査チーム巡査。
【ソ・サンウォン役】カン・シニル
新生命教会の元牧師。
【チャン・ギホ役】クォン・ヘヒョ
新生命教会創設者クォン・ジェチョンの秘書。
初回から最終回まで同時間帯視聴率No.1を独走した問題作!
ドラマ放送前にはチャ・ヨンジンが刑事となる理由を描いたウェブ漫画が公開されています。
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誰も知らない【韓国ドラマ】あらすじ
ソウル地方警察庁広域捜査隊のチャ・ヨンジン(キムソヒョン)は、高卒ながらも実績を積み重ねてチーム長にまで上り詰めた優秀な刑事。
そんな彼女には高校時代に親友を亡くすという悲しい過去があり、それが彼女がいまだに追い続けている”聖痕殺人事件”なのでした。
親友は19年前に起きた事件の8人目の被害者であったのですが、それ以降新たな被害者が出ていないため捜査は打ち切られようとしていたのです。
刑事になって以来、捜査に打ち込み続けてきたヨンジン。
そんな彼女にもコ・ウノ(アンジホ)という中学生の友人がいました。
ところが、ウノがホテルの屋上から墜落するという事故が起き、ヨンジンはこれは事故ではなく事件だとしてウノの担任イ・ソヌ(リュドックァン)と共に捜査に乗り出すのですが・・・。
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誰も知らない【韓国ドラマ】みどころ
19年前に起きた連続殺人事件の真犯人を探すため刑事となった主人公と中学教師が事件解決に乗り出す様を描いた犯罪捜査スリラードラマ。
主人公の親友が殺害されてから19年後、再び連続殺人事件が起きるのですが、その犯人が死亡しても犯行が止まず・・・というのが本作の序盤で描かれ、それ以降は犯行を続ける共犯者は誰なのかを探るドラマとなっていきます。
なぜ長い間犯行が止まっていたのかや、共犯者となった理由を探っていく過程と、人が悪人へとなっていく原因や悪人を生み出した環境という社会的メッセージも共に描かれます。
珠玉のサスペンスドラマでありながら、心温まるヒューマンドラマでもある2020年の韓国ドラマを代表するミステリー作品です!
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誰も知らない【韓国ドラマ】感想・評価
韓国お得意のサスペンスドラマに、現代社会における様々な問題を組み合わせた良作!
聖痕をモチーフにした猟奇殺人というのはサスペンスものでは定番の設定ですし、過去の事件の関係者がその後刑事となり事件を追い続けているというのもオーソドックス。
宗教と怪しい財団が絡んできたり、その宗教の内部がドロドロだったというのもよくある設定。
ですが、主人公が非常に魅力的だったこともあり、既視感よりも没入感の方が上回る出来になっているんです!
このように内容自体は特に目新しいものではないのですが、子供たちの育った環境がその後の人格形成に強い影響を及ぼすことや、子供を見守るいい大人たちの存在が重要であるといったメッセージも込められていて、単純に犯人が誰なのかを探るだけのものになっていないのが良かったですね。
ただ残念に思ったのは、この作品においてもリュ・ドックァンの持ち味が活かしきれてないということです!
「神のクイズ」シリーズのファンからしてみれば、もっと彼の個性を打ち出せると思ってしまいますし、このキャラクターを演じるのは他の俳優さんでも良かったと感じたということ。
主人公のヨンジンのカッコよさに対して、ソヌは弱いんですよね。
相棒ではなく、2番手として見るならいいのかもしれませんが、彼のファンだからこそ肩を並べる存在であってほしいと思ってしまったんです。
ここだけが残念なポイントですかね。
まとめ:サスペンス好きなら見るべき良作!
女刑事のカッコ良さと社会的なメッセージが上手くマッチした”考えさせられる犯罪ドラマ”です!
誰も知らない【韓国ドラマ】最終回は?
宗教や聖書が絡んだ事件だけあって、終盤になって明らかになっていく犯人の考えや犯罪動機というものはイマイチピンと来ないものでした。
しかし、犯人に対する感想は怒りより憐れみの方が強く、育ってきた環境や育てた大人の責任が大きいということを改めて認識させられる最終回だったと思います。
イジメをするような生徒は親や環境に問題があるとかいいますが、正にそれを最悪なレベルまで高めると本作のような悲劇が起きるんだと思わされました!