キム・ヨングァン×チョン・ソミン主演、韓国初の災害メディカルドラマ!
キャスト、視聴率、あらすじ、感想などをまとめました!
(トップ画像公式ページより)
D-DAYのキャスト・視聴率
全20話
平均視聴率1.17%
最高視聴率1.9%
放送年度2015年9月から韓国で放送(ケーブルテレビJTBC)
演出:チャン・ヨンウ
脚本:ファン・ウンギョン
【イ・へソン役】キム・ヨングァン
【チョン・トルミ役】チョン・ソミン
【ハン・ウジン役】ハ・ソクジン
【パク・ジナ役】ユン・ジュヒ
【パク・コン院長役】イ・ギョンヨン
【カン・ジュラン役】キム・ヘウン
【ウン・ソユル役】キム・ジョンファ
【アン・テギル役】イ・ソンヨル(INFINITE)
【ユ・ミョンヒョン役】コ・ギュピル
【キム・ヒョンスク役】キム・ジェファ
【オン・ジョンウォン役】チュ・ヒョンジン
【チェ・イルソプ役】キム・サンホ
【ク・ジャヒョク役】チャ・インピョ
本作はドラマ『ホテリアー』『ロマンスが必要2&3』の演出家チャン・ヨンウと、『ニューハート』『レディ・プレジデント~大物』の脚本家ファン・ウンギョンによる作品です。
このドラマは韓国で初となる”パニック・メディカルドラマ”で、企画だけで3年6カ月も準備し、災害現場をリアルに表現するために約15億円もの制作費がかかっています。
OST情報
このドラマのOSTは、SUPER JUNIORカンインのソロ曲「メモリーズ」や、Red
Velvetのウェンディによる「Let You Know」、チョン・ドンハ「The Day」といった曲や、映画のような作品にピッタリな楽曲が多数収録されています。
D-DAYあらすじ
イ・へソン(キムヨングァン)はガン専門病院である未来病院で一般外科専門医として働いています。
毎度毎度、病院の反対を押しきり患者を受け入れたり、患者への治療を施したりしていて、病院長からも目をつけられた問題児。
ある日も、病院が受け入れを拒否した患者を受け入れ問題になります。
その事件を口実に院長はへソンへ転院命令を下し、植物状態のまま7年入院している母親と共に追い出されることになってしまいます。
その日の夜、同僚の看護師パク・ジナ(ユンジュヒ)と酒を飲んでいると、轟音と共に工事現場のクレーンが倒れてきたのです。
その現場でプサンに帰る途中だったトルミ(チョンソミン)と出会い、3人は現場で救出活動を手伝うことになるのでした。
そして患者を連れて未来病院へ向かうのですが、またしても拒否されてしまい、結局へソンの転院先である漢江未来病院へ運び込みます。
結局は患者を救うことが出来て、そのことがニュースにもなり受け入れを拒否した未来病院には抗議が殺到することに。
そんな中、ソウル中でシンクホールが発見され、先日のクレーン事故もシンクホールによるものと判明し、この後に起こる大地震を予見させるものとなるのでした。
D-DAYみどころ
日本でもドラマ『救命病棟24時』や『コードブルー』などでも、震災や災害医療について描かれましたが、本作もそれに近い設定の作品です。
違う点で言えば、上記の作品が基本は病院が団結して危機に立ち向かう、という構図なのに対して、本作は病院から厄介者扱いされた医者が災害時に大活躍していくドラマとなっています。
普段エリートと呼ばれていた医者たちが緊急時には役に立たず、問題児とされていた主人公が先頭に立って問題に立ち向かっていく”パニック映画の主人公”の様なキャラクターなんです!
そういった緊急時に才能を開花させる主人公の活躍と、災害現場での医療や医者としての在り方を描き、そこにパニック映画のようなリアルな災害現場を映し出した作品が本作です。
極限状態での人間の本性や、国や病院対応についても描き、恋愛や友情なども描いたエンターテイメント作品となっています。
災害時でさえ病院運営の事しか考えない院長や、頭の固いエリート医者との対立。
意見の対立する一般市民たち、災害現場で活躍する消防士、韓国の災害対策や建築基準について問題提起してきた議員や報道記者などの人間ドラマとしても魅力的な作品で、災害を通して多くの社会問題について描いたドラマとなっています。
D-DAY感想と評価・評判
このドラマ、なんで視聴率が低かったんでしょうか?
個人的には凄い面白いと思った作品で、災害ドラマ、医療ドラマ、人間ドラマ、恋愛ドラマとしても見応え十分でした。
主人公のキャラクターは、緊急時に真価を発揮するこういった内容の作品としてはありきたりなものですが、決して一人で突っ走るタイプではなく周りも巻き込んでリーダーシップを発揮するタイプ。
災害現場でパニック状態に陥る人が多い中でも、冷静に判断し行動出来るのはカッコいいですよね!
バイクで物資を探してきたり、現場を駆け回る姿はアクション映画の主人公の様にも見えました。
この主人公の姿を見ることで、これまでの医師としての考え方を変える医者たちや、彼の姿に勇気付けられる患者たち、そして徐々に皆が一致団結していく流など最高ですね!
恋愛ドラマとしては、災害現場ということもあってメインに据えるものではないですが、それが逆にリアルで雰囲気を壊すものではなかったと思います。
視聴率で判断することなく、多くの人に見てほしい秀作だと思います!
最後に
本作の主人公は、病院からすると問題児なんですが、医師として人間としては尊敬に値する人物で、その真価が悲しいながら災害時にこそ発揮されることになります。
規則や損得勘定に囚われず、患者を助けることに集中した主人公はまさにヒーローですね。
とはいっても、意外と冷静さも保っていて映画の主人公のような派手さはないですかね。
それが逆に嘘臭くなく見えて、ドラマとしてはエンターテイメント性の高いものですが、医療ドラマとしても非常に優秀な作品でした。面白いです!