ユン・ゲサン主演。
ある目的のために刑務所に潜入した犯罪心理学者の頭脳戦を描いたサスペンス・ミステリードラマ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
クライムパズル【韓国ドラマ】キャスト一覧
全10話
放送期間:2021年10月29日~11月26日までSeezn、olleh tvウェブドラマとして配信
2023年9月30日よりBS12にて放送スタート(全14話)
演出:キム・サンフン
「ザ・プロファイラー~見た通りに話せ~」など
脚本:チェ・ジョンギル
映画「代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン」など
【ハン・スンミン役】ユン・ゲサン
犯罪心理学者。無期懲役囚。
【ユ・ヒ警部補役】コ・アソン
犯罪プロファイラー。スンミンの元恋人。
【チャ・スンジェ役】クォン・スヒョン
アンリム地方検察庁検事。
【キム・パンホ役】ユン・ギョンホ
凶悪犯罪捜査課チーム長。スンミンの親友。
【パク・スビン役】ソ・ジヘ
末っ子刑事。
【マダム・パク役】ソン・ソンミ
プライベート社交クラブ代表。
【キム・グァンホ役】キム・レハ
アンリム刑務所長。
【キム・ミンジェ役】ユン・ジョンソク
アンリム刑務所の医務課長。
【イ・ソンス役】ウ・ヒョン
アンリム刑務所に服役中の無期懲役囚。
web漫画のポスター
同名のウェブマンガを原作としたスリラードラマ。
2019年の「チョコレート」 以来のドラマ出演となるユン・ゲサン主演作。
ちなみに当初はパク・ヘジンが主演として名前があがっていました。
クライムパズル【韓国ドラマ】あらすじ
現職の市長が殺されて遺体が橋に吊るされるという衝撃的な事件が起きる。
その事件の犯人として自首してきたのは何と警察大学の犯罪心理学教授ハン・スンミン(ユンゲサン)だった。
市長の娘でスンミンの恋人であるユ・ヒ警部補(コアソン)は彼が殺害するわけがないと納得がいかない様子だったが、スンミンは頑なに殺害を主張し譲らない。
その結果、15年の禁固刑を言い渡されたスンミンはある目的を持って刑務所に収監されることになる。
そう、これは彼の仕組んだ計画の始まりに過ぎなかった…。
クライムパズル【韓国ドラマ】感想・評価
深みのある犯罪者役をやらせたらピカイチのユン・ゲサン。
本作では殺害を自首して刑務所に収監される犯罪心理学者という複雑な役柄を演じていますが、これまたピッタリ!
映画「犯罪都市」では見た目も中身もヤバすぎる犯罪者役を演じて最高の悪役俳優の一人となりましたが、本来は正義の弁護士やエリート社員などが似合う人なんですよね。
そんなユン・ゲサンですが昔から悪役にも定評があり、本作ではあえて刑務所に収監される悪人のふりをした主人公という一挙両得なキャラクターに扮しています!
ある目的のために刑務所に入るというのは犯罪ドラマでは定番の展開ですが、本作では元恋人の父親を殺したと自首したり、周りに目的も話さずに潜入する形になっているので、見る側からすれば「誰かにハメられたわけでもないのに自首してまで刑務所に入ったのか?」だったり、「じゃあ市長殺しの真犯人を見つける鍵は刑務所内にあるのか?」といった疑問を持ちながら見ることになるんです。
これがミステリー的であり、タイトルのクライムパズルの名の通りパズルのピースを少しずつ組み合わせて真実が明らかになっていく過程が魅力的でした。
ここで、元恋人や親友の刑事も主人公のことを信じて事件の捜査をはじめるのがいいんですよね!
最初は疑っていたけど···という展開がないので短いドラマながら上手くまとまっていました。
主人公のキャラクターが特徴的なのはもちろん、頭脳派のプロファイラーや、短気で行動派の刑事、処世術に長けた検事、分かりやすい悪女の社交クラブ代表、そして危険人物揃いの刑務所の綿など、個性的なキャラクターか揃っているのもポイントですよね。
そんな登場人物たちが皆怪しく見えるというのもミステリーとして正解!
刑務所に入った主人公は最初ボコボコにされるものの、やり返して主人公を亡き者にしようとする勢力に対抗出来る派閥を作っていくのも王道ながら見応えがありました。
犯罪の真相を探るために主人公自身も犯罪に手を染めてしまうのか!?というハラハラドキドキの要素もあり、サクッと見れるのがまたいいですよね。
ただ、韓国サスペンスではお馴染みのエグい展開が盛り沢山なので、そういう作品が苦手な方はご注意を!
それにしても、ラストはなぁ…。
まとめ:終盤の展開とラストはイマイチでしたが、主人公の目的と事件の真相が明らかになっていくまでの展開は惹きつけられるものがありました!かなりエグいので注意が必要ですが…。
キャラクタードラマとしても面白く、無駄に長引かないのも高ポイント!!
クライムパズル最終回感想は?
ーーー※ネタバレあり!ーーー
カルト教団ものかぁ…。
韓国ではこの設定良く見られるんですが、あの事件を散々ニュースで見せられた日本人としてはフィクションとして冷静に見れないところも…。
カルト教団を登場させればなんでもあり!というのは脚本としてどうかと思いましたが、その真相が分かるまではやっぱり楽しめるんですよね。
それにしてもユ・ヒはプロファイラーとはいえ刑事なのに弱すぎません?
何度も悪人に騙されるし、ここは正体を見破っているのに気付かないフリをしてた!とかにして欲しいところ。
終盤は警察にガッカリさせられる展開の連続でしたが、正直韓国ドラマを見ていると度々見かけたものなので「やっぱりねぇ。」程度にしか思いませんでした。
そして、ラストの続編を匂わせるような展開はモヤモヤするだけで正直余計でしたね!
教祖を倒しても次が出てくるというのは現実かもしれませんが、ドラマくらいはしっかりと撲滅して欲しいです。