ヒョンビン×ユ・ヘジン共演で贈る、韓国と北朝鮮のテコボコ刑事によるアクションエンタテインメント!
韓国での観客動員数781万人を記録した大ヒット映画!
主演のヒョンビンさんがアクションが初めてとは思えない素晴らしい演技に注目です。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
コンフィデンシャル共助 キャスト一覧
原題:Confidential Assignment
2017年1月18日韓国で公開
(日本では2018年2月9日公開)
上映時間:124分
観客動員数:約781万人
監督:キム・ソンフン
脚本:ユン・ヒョンホ
【イム・チョルリョン役】ヒョンビン
【カン・ジンテ役】ユ・ヘジン
【チャ・ギソン役】キム・ジュヒョク
【パク・ミニョン役】ユナ(少女時代)
【イ・ドンフン役】イ・イギョン
【ソヨン役】チャン・ヨンナム
【パク・ミョンホ役】イ・ドンフィ
本作は、韓国での観客動員数781万人を記録し2017年上半期ナンバー1ヒットとなった作品です。
監督のキム・ソンフンは『マイ・リトル・ヒーロー』でデビューし、本作が2作目となります。
第21回ファンタジア国際映画祭では最優秀アクション賞を受賞しています!
コンフィデンシャル共助 あらすじ
北朝鮮の刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は、ある日偽札作りをする犯罪組織の捜査中、上司チャ・ギソン(キムジュヒョク)の裏切りによって仲間や妻を殺されてしまいます。
偽札を作るための銅板を持って逃亡したギソンを捕まえるため、北朝鮮はチョルリョンをソウルに派遣することになります。
北朝鮮から共助捜査の協力要請を受けた韓国は、チョルリョンの見張りをさせようとカン・ジンテ(ユヘジン)をあたらせます。
しかし、ことあるごとに勝手な行動をとるチョルリョンにジンテは振り回されることになるのでした。
コンフィデンシャル共助 みどころ
本作は、韓国に入り込んだ脱北犯罪組織を追うため、北朝鮮と韓国の刑事が”非公式捜査共助”を行うことになるアクション大作です。
ヒョンビンさんは韓国に派遣された北朝鮮の刑事イム・チョリョン役を、ユ・ヘジンさんは韓国の刑事カン・ジンテ役を務めています。
そして、初めて南北が協力して追うことになる脱北犯罪組織のリーダーのチャ・ギソン役はキム・ジュヒョクさんが演じ、それぞれに個性を発揮しています。
刑事として貫禄もなく、家庭内での立場も弱いジンテは、気の強い妻と可愛い娘、そしてニートな義理の妹と一緒に暮らしています。
そこでのコミカルなやりとりと、凶悪事件のシリアスさのギャップがすさまじく、それがいい具合にバランスをとっています。
家に突然やって来たチョルリョンに一目惚れしてしまい、積極的にアピールするも苦笑いされてしまうミニョン(少女時代ユナ)が面白く、口では悪くいいながらも常に夫の事を心配しているソヨン(チャンヨンナム)も、出演シーンは多くないながらも作品に温かみを与えてくれています。
当初はお互いに探りあったり、秘密ばかりだった刑事コンビも次第に打ち解けるようになり、終盤ではジンテはチョルリョンに兄貴とまで呼ばせるように。
バリバリのアクションドラマでありながら、家族ドラマやブロマンスのテイストもあり、激しいアクション映画が苦手な人でも見易い作品になっています。
コンフィデンシャル共助 感想と評価・評判
本作は北と南の刑事によるバディ・ムービーなんですが、シリアスな北朝鮮の刑事と、ダメ刑事でコミカル担当の韓国の刑事とのデコボココンビがとてもいい味を出しています。
ジャッキー・チェン主演の『ラッシュアワー』(2,3ではなく1)のような感じがして、コンビ仲が深まっていくのが見ていて楽しいです。
多少南北の事情も絡まってくる内容ではあるんですが、二人の刑事が友情を育んでいくのは見ていて嬉しくなりました。
イケメンでアクションバリバリのチョルリョンと、不細工でおじさんのジンテというキャラクターのバランスがよく、ユナさん演じるミニョンもアクション映画のヒロインなのにニートという設定で、サスペンスフルな作品にユーモアさを盛り込んでくれています。
予想以上に登場シーンが少なく、事件に関わってこないのは残念でしたが。
それでいて格闘シーンや犯人の追走シーン、銃撃シーンにカーチェイスなどはド派手な本格派で、緩急がしっかりしているのもいいところ。
特にヒョンビンさんが魅せるスタイリッシュでハードなアクションシーンは、とてもアクション初挑戦とは思えないほどの素晴らしいものとなっています!
北朝鮮を扱った作品でスパイや軍人でなく刑事が主役というのは珍しく、ストーリー的にはベタな流れなんですがハリウッド作品のように力押しにならず、グッとくるシーンなども入れてくるのは韓国映画らしいと思いました。
ジンテの家族もとても素敵で、奥さんのカッコいい発言に思わず泣きそうになりました。骨太なアクションと笑いと感動がうまく同居してるのは流石ですね!
この映画は、いい意味でクセがなく誰もが楽しめるアクション映画だと思います。
コミカルシーンがもっとあっても良かった気がしますが、シリーズ化してもいいほどの出来だったと思います。
最後に
ヒョンビンさんは流石のカッコよさ!
顔も出で立ちもアクションも抜群でした。
ただ、役柄は刑事のはずなのにその強さは軍人や特殊要員と比べても遜色ないほどで、北朝鮮の刑事ってこんなに強いの?という突っ込みどころも。
まぁ、アクション・エンターテインメント作品で、そこを問題にするのは野望なんですけどね。
終わり方から見ても続編が期待出来そうですね!